Art Osaka 2026
Photo: Yasuyuki Takaki |GINZA SIXでの展示(2025年)の様子
Photo: Yasuyuki Takaki |GINZA SIXでの展示(2025年)の様子

大阪、5月に行くべきアート展5選

この初夏、感性を刺激するアートスポットへ

Chikaru Yoshioka
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大阪を中心に京都・兵庫まで関西各地でアートの動きが広がる5月。大阪から発信されるアートの最前線「ART OSAKA 2026」をはじめ、森村泰昌による新作の制作過程に読み解く企画展「別館―もうひとつの『驚異の部屋の私たち』」や、横尾忠則の最新動向、エドワード・ゴーリーの世界観に迫るものまで、多彩な表現が各地で展開される。

ここでは、今月注目したい5つの展覧会を見ていく。

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「モリムラ@ミュージアム」で、展覧会「別館―もうひとつの『驚異の部屋の私たち』」が開催。本展は、「大阪中之島美術館」で開催中の「驚異の部屋の私たち、消滅せよ。―森村泰昌・ヤノベケンジ・やなぎみわ―」に合わせた企画で、森村泰昌による新作の制作過程に迫る。

会場では、大阪中之島美術館で公開される『M式・大阪八景』の元となった森村作品を展示。本作は、大阪に生まれ育った森村が選んだ個人的な8つの風景で、観光都市としての大阪とは異なる視点から捉えた場所をロケ地としている。

また、大正から昭和にかけて大阪で活躍した画家・木谷千種による、『浄瑠璃船』を題材に制作されたセルフポートレートに関する制作の軌跡にも焦点を当てる。原寸大の屋形船を製作し水上に設置して行われた大規模な撮影の過程に関わる実物や、使用された着物など、制作の痕跡を示す要素が並ぶ。

そのほか、釜ヶ崎で撮影された映像作品『なにものかへのレクイエム(人間は悲しいくらいにむなしい 1920.5.5-2007.3.2)』を久しぶりに公開するほか、既に失われた風景の中で撮影された作品も初公開される。大阪中之島美術館の展覧会とあわせて鑑賞したい内容だ。

なお、開館日は金・土・日曜日・祝日のみなので注意してほしい。

  • アート

「美術館『えき』KYOTO」で、不思議な世界観とモノトーンの緻密な線描で知られ、世界中に熱狂的なファンを持つ絵本作家、エドワード・ゴーリー(Edward Gorey1925–2000年)の個展が開催。主著や未刊行作品の原画に加え、ポスターや出版物なども紹介し、その作品に込められた秘密のメッセージに迫る。

日本でも『うろんな客』『不幸な子供』などの翻訳絵本で親しまれてきたゴーリーは、自身でテキストとイラストを手がけた主著(Primary Books)で知られる。その活動はそれにとどまらず、挿絵や装丁、舞台美術、さらには演劇やバレエのポスターまで幅広く手がけ、多彩な才能を発揮した。

優雅さと不穏さが同居する、大人のためのおとぎ話。その独自の世界に、ぜひ足を踏み入れてみたい。

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  • アート

20266月に90歳を迎える横尾忠則は、2023年から2025年にかけて新たな取り組みに着手した。「連歌」になぞらえて「連画」と名付けられた連作は、故郷・兵庫県西脇で同級生たちと撮影した記念写真を起点に始まり、64点におよぶ作品へと展開。「横尾忠則現代美術館」で開催される「横尾忠則 連画の河」では、その大作群がフロアを埋め尽くす。

「連画」とは、文字通り連続する絵画であり、「連画の河」シリーズは作品同士が緩やかにつながり、全体で一つの作品ともいえる。一枚の絵から得た着想が次の作品へと連鎖し、風景が次々と展開していくのが特徴。150号サイズを中心とした画面には、年を重ねるごとに一層明るく鮮やかさを増した色彩と、自在さを増した絵具の表現が現れている。

本展では、1970年に写真家の篠山紀信が撮影した横尾と同級生たちの集合写真を特別公開。『記憶の鎮魂歌』では、その写真に写る10人に加え、既に亡くなった友人たちの姿が描き加えられ、横尾自身も亀の姿で登場する。

会場は制作順に沿ってそのプロセスをたどる構成で、まるで画家とともに大河をゆったりと下るような体験をもたらす。衰えることのないその創造力に触れてほしい。

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毎年、タイムアウトで発表している世界で最もクールな街」ランキング。世界中のライターや編集者により推薦されたエリアは、文化・コミュニティー・住みやすさ・ナイトライフ・飲食・街のにぎわいなどの基準で評価される。2025年度版では、東京・神保町が堂々の第1位に輝き大きな話題となったが、大阪・中津も世界ランキングで8位に躍進し、その魅力が世界に認められた。

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