京橋グランシャトービル
Photo: Masahiro Yoshimoto
Photo: Masahiro Yoshimoto

京橋でしかできない8のこと

昭和感漂うエンターテインメント施設から古着屋、コーヒースタンドまで紹介

テキスト: Michika KuriyamaRisa Kosada
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大阪と京都を結ぶ京阪電車をはじめ、JRや地下鉄が乗り入れる京橋は、関西屈指の交通の要所。オフィス街や繁華街、そして昭和の香りを残す下町情緒が混ざり合い、多彩な表情を見せる。

かつては「大人の夜の街」として知られたが、最近ではアートやカルチャーを感じる新しいスポットも登場。今では、古き良き大阪らしさと現代的な感性が交差する、多層的な街へと進化を遂げている。

今回はそんな京橋で、昭和レトロなエンタメ施設から、銭湯、古着屋、バー、コーヒーショップまでを厳選して紹介する。にぎやかで、どこか人情味あふれるこの街を歩けば、きっと京橋の「奥深さ」にハマってしまうはずだ。

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京橋グランシャトービル

JR京橋駅からすぐの場所にそびえる「京橋グランシャトービル」は、1970年に大阪で開催された「日本万国博覧会(大阪万博)」の翌年に誕生した総合レジャービル。一般公募で決定したという名前の通り、西洋の城を模した黄色い外観が特徴的で、半世紀以上にわたり京橋のランドマークとして愛されてきた。

時代の変化とともに姿を変え、現在はパチンコ、ゲームセンター、カラオケ、サウナが営業中。中でも5階の「男性専用サウナ」には、高温・低温サウナに加えて、大浴場やジェットバス、水風呂を完備している。広々とした休憩スペースもあり、ひと汗かいた後はビールで一杯決めたくなるだろう。

4階のカラオケは、ルーム代が10分10円(以下全て税込み、ドリンク別)からという大阪らしい料金設定。大人数ルームはもちろん、本格的な機材を備えた一人カラオケルームも人気だ。

誕生から月日を経てもなお、「エンジョイ&エキサイト」の精神で、京橋の夜を照らし続けている。

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RUM

飲食店のイメージが強い京橋エリアで、ひときわ異彩を放つビンテージショップ「RUM」。アメリカで買い付けたユニセックスアイテムを中心に、カセットテープやアンティークの眼鏡など、時代やブランドを問わず、店主の琴線に響いたものだけが並ぶ。

オリジナルブランド「Rumbullion」では、オーガニックコットンを正藍染(しょうあいぞめ)し、つり編み機で丁寧に編み立てたこだわりのアイテムを展開。中でも、糸から染め上げたボーダーTシャツは、天然の藍(あい)でしか表現できない色合いが魅力の一枚で、職人の手仕事が息づく唯一無二のプロダクトとして人気を集めている。

古着、音楽、クラフトが交わるこの店に一歩足を踏み入れば、きっと時間を忘れてしまうだろう。感性が刺激されるこの場所で、自分だけのお気に入りを見つけてみてほしい。

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ユートピア白玉温泉

1963年の創業以来、地元の人々に長く愛されてきた「ユートピア白玉温泉」。時代に合わせて変化を重ね、今では広々としたコワーキングスペースまで備えた「進化系銭湯」として生まれ変わった。

目玉は、10分に一度オートロウリュ機能が作動する「ボナサウナ」。熱気が室内を包み込み、温度計の数字以上の熱さを全身で感じられる。たっぷり汗をかいた後は、定期的に氷が投入される日本初の「氷風呂」で、火照った体を一気にクールダウン。そして、外気浴スペースで寝転べば、「ととのう」こと間違いなしだ。最後に高濃度炭酸泉でじんわり温まれば、完璧なサウナルーティンが完成する。

ちなみに、館内のあちこちで見かけるオリジナルキャラクター「しらまるくん」グッズも人気。訪れた際はぜひチェックしてほしい。

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京橋S6横丁

JR京橋駅から歩いてわずか2分の場所にある「サンピアザビル」は、昔から大人の社交場として長く親しまれてきた。その最上階が2022年に大規模リニューアルを果たし、新たに誕生したのが「京橋S6横丁」だ。

エレベーターを降りると、京橋の雑多な街並みとはひと味違う、どこか懐かしい昭和レトロな空間が広がる。ネオンサインがともる通りには、鉄板焼きや備長炭の焼き鳥といった本格派の飲食店から、バー、ガールズバー、コンセプトカフェまで、個性豊かな13店舗が軒を連ねている。

気軽に一杯だけ立ち寄るもよし、気分のままにハシゴして店を巡るもよし。京橋初心者でも、この屋台村を歩けば、きっとディープで忘れられない夜に出合えるはずだ。

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SHOOTING BAR FIVE

「SHOOTING BAR FIVE」は、店主が「自分が面白いと思う趣味を人にも伝えたい」とオープンしたシューティングバー。店内には懐かしのゲームやおもちゃが並び、大人の遊び心をくすぐる秘密基地のような空間が広がる。

圧巻なのは、所狭しと並ぶ無数のエアガン。映画『ダイ・ハード』に影響を受けた店主が、趣味で集め始めたのがきっかけだという。好みのエアガンを選び、8個の光る的をどれだけ速く撃ち抜けるかを競うシューティング体験もできる。「飲んで、食べて、撃てる」異色のバーだ。

さらに、スタッフにはシューティング競技の世界チャンピオンも在籍しており、丁寧にレクチャーしてもらえるので初心者でも安心。グラスを傾けながら、童心に戻って遊ぶ夜を過ごしてみては。

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京橋ササラ

「人生食べな始まらん」というモットーを掲げ、2007年にオープンした担担麺専門店「京橋ササラ」。店先のファサードには、現代アート作家・桑山真弓による作品『雲濤煙浪』が掲げられている。看板ではなく、アートを設置した理由について「京橋は『おっちゃんの街』なだけではなく、文化が重なり合う多層的な街になっていると伝えたかったからです」と、店主は語る。

看板メニューの「金胡麻担担麺」(950円)は、1883年創業のゴマ専門メーカー・和田萬の「金胡麻」をふんだんに使用。濃厚で香ばしいゴマの風味が口いっぱいに広がる。辛さは6段階から選べるので、好みに合わせて調整できるのもうれしい。

そのほか、一口サイズで食べやすい「焼売」(6個入り400円)も人気。担担麺と一緒に味わいたい。

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BERONICA

JRの高架下、「裏京橋エリア」でひときわ存在感を放つエンターテインメントダイニング「BERONICA」。一見、何の変哲もない暖炉は、実は隠し扉だ。扉を開けて足を踏み入れると、そこにはきらびやかで非日常的な空間が広がる。

ライブ仕様のステージや照明、音響設備を備え、アーティストによるライブイベントをはじめ、結婚式の二次会や企業のレセプション、歓送迎会、貸切パーティーまで幅広く対応。本格的な和・洋プレート料理やスペシャルボックス、ミニコース料理など、イベントに合わせた多彩なメニューが用意されている。

さらに「BERONICA」独自のイベントも不定期で開催。京橋の夜を華やかに彩るそのステージは、訪れる人を日常から解き放つ。イベント情報は随時公式ウェブサイトで更新されているので、気になる人はチェックしておこう。

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Sameshima Coffee Roastery ANGLER

京橋中央商店街」の通りに、クラフト感ある落ち着いたたたずまいのコーヒースタンド「Sameshima Coffee Roastery ANGLER」はある。壁に飾られたアートピースが空間の余白を彩り、通りの喧騒(けんそう)を柔らかく包み込むような穏やかな時間が流れている。

店主はもともと、バイクガレージで夜間にコーヒーを焙煎(ばいせん)して提供してきた人物。その活動は約7年におよび、2020年に念願の店舗をオープンさせた。現在は、地域のコミュニティー形成や育成の場としての役割も担いながら、商店街の活性化にも力を注いでいる。

コーヒー豆は、生産者と直接取引するダイレクトトレードを採用。適正な価格での取引を通じて、社会課題にも向き合う姿勢がうかがえる。

取材時にはNTT西日本のオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」の関係者との会話もあり、地域の未来を見据えた取り組みが進んでいることを感じられた。街に静かに寄り添いながら、京橋の日常に新しい香りを添える場所なのだ。

もっと大阪を探検するなら……

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「ユニバ」こと「ユニバーサル スタジオ ジャパン」まで電車で5分ほどの街・西九条。実はこの街、個性豊かな酒場が集まる「西九条飲み」が楽しめる場所でもある。

夜はスナックへと変貌する喫茶店から、70年以上の歴史を誇る老舗居酒屋、久米島出身の店主による沖縄料理店まで。ふらっと一杯でも仲間とのハシゴ酒でも、自由に楽しめるのがこのエリアの醍醐味(だいごみ)だ。

観光帰りに立ち寄るもよし、地元の人と肩を並べて杯を交わすもよし。西九条でしか味わえない時間を、この特集で見つけてみてほしい。

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タイムアウトが発表している「世界で最もクールな街」ランキングの2025年度版で、堂々第8位に登場したのが、大阪・中津。高層ビル群が立ち並ぶ梅田から徒歩圏内にありながら戦災を免れた地区もあり、レトロな街並みが残されている。

近年そこに長屋をよみがえらせた施設が生まれ、古民家をリノベーションしたセレクトショップが進出するなど、「今」の息吹が吹き込まれるようになった。昔ながらの街を背景にした新しい取り組みはより異彩を放ち、人を輝かせる。新旧が混じり合う独特の雰囲気を、世界の街の姿を見続けてきたタイムアウトのライターや編集者も鋭敏に感じ取ったのだろう。

ここでは、中津に彩りを添えてきた7つのスポットを紹介する。駅前ではタワーマンションが、続々と建設されている。変わりゆく街のダイナミズムを感じながら訪ねてみてほしい。

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  • Things to do

「谷六(たにろく)」の愛称で親しまれている、「谷町六丁目」。Osaka Metroの谷町線と長堀鶴見緑地線が交差し、梅田や心斎橋など都心へのアクセスも便利で住みやすく、人気の街だ。

また、由緒ある商店街も活気があり、昭和初期の家並みが残されているのも魅力。太平洋戦争による戦災を免れたことで、昔ながらの大阪風情が今も漂い、町家や長屋を再生した飲食店やショップが誕生している。

ここでは老舗から隠れ家バーまで、地元民に愛される谷六周辺のローカルスポットを紹介する。新旧の交わりの中で生まれる独特の空気感を味わいながら、レトロな街を探訪してみては。

  • Things to do

大阪の交通の要所である、梅田。大阪駅もここにあり新大阪駅までは一駅、私鉄の駅もあり、関西各地とつながっている。駅と駅を結ぶ迷宮のような地下街が巡らされ、通勤に観光に多くの人が行き交う。

現在、再開発が進行しており、2025年3月には「グラングリーン大阪南館」が完成。ますます人をひきつける、いま注目の街だ。

ここでは梅田に近年登場した新しい顔から定番まで、うどん、立ち飲み、イタリアン、純喫茶、ショップなど20のヴェニューを紹介する。来阪時に通過するだけではもったいない。ぜひ梅田で大阪気分を満喫してほしい。

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  • コーヒーショップ・喫茶店

純喫茶とは1960年〜70年代に流行した、酒類を提供しない喫茶店のこと。今では昭和レトロなたたずまいの店を指すことが多い。内装や外観は、店が年齢を重ねるとともにオールドスタイルになってしまったが、こだわりのコーヒーや紅茶は、変わらぬ味で客の支持を集め続けてきた。

一歩薄暗い店内に入れば、昭和にタイムスリップするようで、老若を問わず懐かしさが込み上げてくるだろう。また、昔ながらの名物スイーツの味わいは客を子ども心に返らせ、顔をほころばせる。 ここでは、大阪の純喫茶の中から6店を紹介。ますます貴重な存在になっていく純喫茶でのゆるりとした、コーヒーブレイクを楽しんでみては。

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