ニューマコ
Photo: Masahiro Yoshimoto | ニューマコ
Photo: Masahiro Yoshimoto | ニューマコ

西九条でしかできない8のこと

老舗喫茶店から若者にも人気の居酒屋、ミューラルアートまで紹介

テキスト: Risa KosadaMichika Kuriyama
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タイムアウト大阪 > Things to Do > 西九条でしかできない8のこと

「ユニバ」こと「ユニバーサル スタジオ ジャパン」まで電車で5分ほどの街・西九条。実はこの街、個性豊かな酒場が集まる「西九条飲み」が楽しめる場所でもある。

夜はスナックへと変貌する喫茶店から、70年以上の歴史を誇る老舗居酒屋、久米島出身の店主による沖縄料理店まで。ふらっと一杯でも仲間とのハシゴ酒でも、自由に楽しめるのがこのエリアの醍醐味(だいごみ)だ。

観光帰りに立ち寄るもよし、地元の人と肩を並べて杯を交わすもよし。西九条でしか味わえない時間を、この特集で見つけてみてほしい。

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トコシエのすけび

餃子が楽しめる飲み屋「トコシエのすけび」。2階席も備えた気軽な雰囲気の店で、隣には系列店「煮えてなんぼのおでん屋ちょめじ」もある。

看板メニューは、酒のアテとして考えられた一口サイズの餃子。ニンニクがきいた「ガツン系」の「焼き餃子」(352円、以下全て税込み)とショウガで後味すっきりの「生姜餃子」(352円)の2種類を提供しており、思わず何個でも食べたくなる。さらに、うまみあふれる粗びき肉の食感を楽しめる「粗粒肉焼売」(528円)も人気を博している。

「お客さんの好きなように使ってもらえたら」と話す店主の田村廣一。ふらっと立ち寄って餃子をつまむもよし、仲間とおでんを囲んで語らうもよし。シーンを選ばず気軽に楽しめる一軒だ。

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煮えてなんぼのおでん屋ちょめじ

居酒屋「煮えてなんぼのおでん屋ちょめじ」は、地元出身の店主・宮本征豪が「カップルや若い人でも気軽に行ける居酒屋を」と始めた。

名物のおでんは、「レタスバター」「ヤリイカ」「イイダコ」など、変わり種が充実。定番の「出汁染み大根」とは一味違う、新しい楽しみ方が魅力だ。さらに「お造りの盛り合わせ」(1,760円)は、釣り好きの宮本が厳選する旬の魚が並び、魚の管理も徹底。マグロは定番に、そのほかは季節ごとに内容が変わる。

現在はいろりを製作中で、炭焼きの魚や肉が味わえる新メニューも登場予定。デートから仲間との飲みまで、幅広く活用できるだろう。

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まえちゃん

元マグロ屋だった前田雄介が独立して始めた居酒屋「まえちゃん」。オープンのきっかけは、店主の息子が大好きだった「イカ焼き」を提供したいと思ったこと。母親の所有する空き家を改装し、元はガレージだった場所を店舗に変えた。

看板メニューの「イカ焼き」は、あえて一般的なスルメイカを使うことで、誰もが親しむ「イカ焼きらしい味」に仕上げている。価格はシンプルに300円、卵入りでも400円と手頃。さらに前職で築いた人脈を生かし、土曜日限定の「土曜マグロ」(1,300円)も人気が高い。常連客限定で提供されるこの特別メニューは、リーズナブルにマグロが味わえると評判を呼んでいる。

営業は曜日ごとにスタイルを変え、土・日曜日は地域のコミュニティースペースとしても活用。店主自身も飲食店組合の専務理事を務め、西九条エリアの活性化に力を注いでいる。地域とともに歩む、温かさあふれる一軒だ。

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二の丸 安兵衛

「二の丸 安兵衛」は、老舗焼き肉店「安兵衛」が2022年にオープンした支店。本店から徒歩30秒という近さにありながら、店内は女性一人でも立ち寄りやすい雰囲気だ。ここでは、ブランドや銘柄にとらわれず、店主が「本当においしい」と認めた、血統やエサまで調べた黒毛和牛がリーズナブルに味わえる。

外せないのが、看板メニューである「ホルモン盛り合わせ」(2人前2,400円)。その日に届いた新鮮な部位から6種類を厳選し、創業当初から継ぎ足されてきた秘伝だれで仕上げる。ご飯との相性は言わずもがな、プリッとした食感と甘い脂がやみつきになる「あぶらホルモン」やクセが少なく食べごたえのある「心臓」も、ぜひ注文したい一皿だ。

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千石酒蔵

1952(昭和27)年に創業した老舗居酒屋の「千石酒蔵」。戦後すぐに店主の祖父が始め、駅利用者でにぎわう中で育まれてきた。現在は3代目の松尾隆司が切り盛りし、母と妻の支えを受けながら、代々の味を守り続けている。

看板メニューは「千石セット」。約15品から選べるおばんざいに生ビールを合わせて700円、焼酎なら600円という驚きの価格で、母親が手がける料理は「誰にもまねできない味」と常連からも評判だ。世代を超えて愛される味わいが、ここにはある。

客層はかつて40~50代が中心だったが、今では20代の若い世代も増加。親から子へと紹介されて足を運ぶケースも多く、街の歴史とともに世代をつなぐ存在となっている。

今後は築約50年の店舗を改装し、さらに長く地域に根差す店を目指すという。西九条の変化を見守り続けてくれるだろう。

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ヒラタ交民館 ニューオキナワ

「ヒラタ交民館 ニューオキナワ」は、久米島出身の店主(通称:いっちゃん)が、2023年にオープンした店だ。酒好きが高じて始めたという同店には、定番のオリオンビールをはじめ、オリオンビールのクラフトビール、泡盛や久米島の地ビールなど、大阪ではなかなか飲めない沖縄の酒がずらりと並ぶ。

アテには、ニンニクのきいた「もずく酢」(350円)や、爽やかな苦みがクセになる「ゴーヤのピクルス」(350円)がぴったり。中でも、店主自らが作る「沖縄そば」(550円)は、締めに外せない一品である。鶏ガラとコンブ、カツオ、ネギで丁寧にとっただしが、飲み過ぎた体に優しく染み渡る。

緩やかな時間が流れるアットホームな空間では、地元の人たちと楽しい夜が過ごせるだろう。ただし、営業時間は「ウチナータイム」なので注意してほしい。

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  • カフェ・喫茶店
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ニューマコ

JR西九条駅から歩いてすぐの場所にある「ニューマコ」は、野坂夫妻が営む喫茶店。7時30分から、トーストやドリンクが付いたボリューム満点のモーニングを、なんと400円で食べられる。ワンコインで釣りが返ってくる驚きの価格だ。

11時からはランチタイムに切り替わり、サービスドリンク付きの定食が毎日4種類、日替わりで登場する。ドレッシングやソースまで手作りにこだわったメニューの中でも、「ハンバーグ定食」(750円)は特に人気が高い。

今では珍しくなったサイフォン式で1杯ずつ淹れるホットコーヒーは、食後にぜひ味わいたい。コーヒーが抽出される様子を、カウンター席から眺めながら待つ時間もひとしおである。

18時30分になると、店はカラオケスナックに変身。地元の常連客に囲まれて、楽しいひとときを過ごせるだろう。

WALL SHARE

大阪・此花エリアは、いまや世界中のアーティストが集う「ミューラル(壁画)の街」として注目を集めている。その中心的な存在となっているのが、「WALL SHARE」だ。

日本ではまだ馴染みの薄いミューラルを通じて、まちづくりとアートを結びつける「MURAL TOWN KONOHANA」プロジェクトを牽引(けんいん)してきた。今回は、西九条駅から徒歩圏内で出合えるミューラルを一部紹介しよう。

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XEVAの作品のそばには、イギリス・ブリストル出身でストリートカルチャーの第一人者でもあるアーティスト・Inkieseprによるコラボレーション作品が、2025年10月に完成したばかりだ。「OSAKA」の文字とポップなキャラクターが高架下を彩った。

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大阪の街を歩くなら……

  • Things to do

大阪西部、木津川河口に位置する北加賀屋。大正時代から1970年代まで造船の街として栄えた歴史を持つ。しかしそれ以降、造船業は下火になり、工場は一つ、また一つと閉鎖されていった。

2004年、名村造船所大阪工場跡地でアートイベントが開催されたのを機に、同工場跡を恒常的な創造の場として活用する「クリエイティブセンター大阪(Creative Center OSAKA)」が開設された。これに続くようにアートスポットが誕生し、北加賀屋は「アートのまち」として再生していった。

ここでは北加賀屋の代表的なアートスポットとともに、魅力的な食の魅力も紹介。アート散歩を楽しみながら、胃袋も満たしてほしい。

  • Things to do

2023年に「麻布台ヒルズ森JPタワー」(325メートル)が完成するまで日本一の高さを誇ったビル「あべのハルカス」(300メートル)の麓に広がる、天王寺・阿倍野エリア。キタやミナミに次ぐ繁華街として知られている。

徒歩圏内には「通天閣」がそびえる「新世界」、旧住友家の名園「慶沢園」や動物園、美術館などが点在する広大な天王寺公園があり、同エリアは、さまざまな表情を持ち合わせている。

ここでは、ひと味もふた味も違う個性あふれる天王寺周辺の10のローカルスポットを紹介する。

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  • Things to do

「谷六(たにろく)」の愛称で親しまれている、「谷町六丁目」。Osaka Metroの谷町線と長堀鶴見緑地線が交差し、梅田や心斎橋など都心へのアクセスも便利で住みやすく、人気の街だ。

また、由緒ある商店街も活気があり、昭和初期の家並みが残されているのも魅力。太平洋戦争による戦災を免れたことで、昔ながらの大阪風情が今も漂い、町家や長屋を再生した飲食店やショップが誕生している。

ここでは老舗から隠れ家バーまで、地元民に愛される谷六周辺のローカルスポットを紹介する。新旧の交わりの中で生まれる独特の空気感を味わいながら、レトロな街を探訪してみては。

  • Things to do

難波とともに「ミナミ」を構成する心斎橋は、大阪屈指のショッピングエリア。御堂筋を中心に海外のブランド店やデパートが立ち並ぶ。

東心斎橋には居酒屋やバー、高級クラブが点在する夜の街が広がり、ネオンきらめく店が連なる。また、西心斎橋にはカルチャー発信地のアメリカ村があり、関連記事で紹介するレコードショップなども多数店を構える。同じ街でも、複数の顔を併せ持つのが魅力だ。

ここでは、心斎橋・アメリカ村の北に位置する本町とともに20のスポットを紹介する。粉もんからビーガン料理、アートスポットまでユニークなヴェニューを包み込む大阪随一の繁華街を探訪してみては。

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  • Things to do

大阪の交通の要所である、梅田。大阪駅もここにあり新大阪駅までは一駅、私鉄の駅もあり、関西各地とつながっている。駅と駅を結ぶ迷宮のような地下街が巡らされ、通勤に観光に多くの人が行き交う。

現在、再開発が進行しており、2025年3月には「グラングリーン大阪南館」が完成。ますます人をひきつける、いま注目の街だ。

ここでは梅田に近年登場した新しい顔から定番まで、うどん、立ち飲み、イタリアン、純喫茶、ショップなど20のヴェニューを紹介する。来阪時に通過するだけではもったいない。ぜひ梅田で大阪気分を満喫してほしい。

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