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東京の高円寺がユニークさ、コミュニティーの高評価で第8位に選出

毎年、タイムアウトが発表している「世界で最もクールな街」ランキング。世界各地のライターや編集者など、街を実際に歩き、その土地の魅力を知り尽くしたローカルエキスパートたちが、文化・コミュニティー・住みやすさ・ナイトライフ・飲食・街のにぎわいなどを基準に各エリアを評価する。2026年版では、大阪・北加賀屋が日本最上位の6位にランクインし、その魅力が世界から注目を集めている。
大阪市西部、木津川の河口に位置する北加賀屋は、20世紀初頭から1970年代まで造船業で栄えた街。かつては大型船が行き交い、工場や倉庫が立ち並んでいたが、造船業の衰退後、使われなくなった建物はアートスペースやアーティストのスタジオとして活用されるようになった。地域住民と産業遺産を管理する人々の協力もあり、いまや大阪を代表するクリエーティブタウンへと姿を変えている。
街を歩けば、壁一面に描かれたミューラルアートや存在感のある彫刻、ひっそりと残されたステンシルグラフィティー、イラストが描かれたマンホールなど、至る所でアートに出合える。通りには個人経営のショップやレストラン、バーも点在。街を歩き、食事を楽しみ、酒を飲みながら、夜までたっぷり満喫できるのが北加賀屋の魅力だ。
北加賀屋を訪れたら、まずは「ふたば茶屋」で昔ながらの喫茶店らしい朝食からスタート。腹ごしらえをしたら、クリエーティブな複合施設「千鳥文化」へ向かおう。アンティークやTシャツ、手ぬぐい、古い雑誌などが並び、じっくり見て回れば数時間過ごせてしまう。
アートシーンを巡るなら、「MASK(MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA)」や「クリエイティブセンター大阪」を訪れ、大阪の次世代を担うアーティストたちの作品をチェック。おなかが空いたら、「俺の名はJ」で濃厚な豚骨つけ麺をすすりたい。
夜になったら、1970年代の雰囲気を残す「大衆酒場 おく」で一杯。その後は鉄板餃子の「豚珍巻(とんちんかん)」で、大阪らしい気取らない食と酒を味わうのもいい。最後はテクノの聖地「Club Daphnia」で朝まで遊ぼう。
工場や倉庫の面影が残る街で、アートを眺め、ローカルな店で食事をし、夜はクラブで音楽に身を委ねる。そんな一日の過ごし方ができるのは、北加賀屋ならではだ。タイムアウト大阪の「北加賀屋でしかできない8のこと」ガイドも参考にしてほしい。
また、秋になると数多くの注目度の高い展覧会やマーケット、アートフェアが開催される。日本でも特にアートに触れるのに適した季節に、ぜひ訪れてみたい。
「世界で最もクールな街 2026」では日本からもう一つ、東京・高円寺が第8位にランクインした。「ユニークさ」「コミュニティー」のカテゴリーで高く評価されての選出だ。新宿から西へ数駅の場所に位置するこの街には、大小10を超える商店街が駅を中心に伸び、下町情緒とライブハウスや小劇場などのサブカルチャーが共存している。
かつてパンクシーンの中心地だった高円寺では、地域住民が長年、再開発や均質化に反対する声を上げてきた。今も昔ながらの迷路のように入り組んだ商店街を歩けば、飲食店を中心に古着店やレコードショップ、小さなバー、ベーカリーなど新旧の店が立ち並ぶ。個人商店が多いのも特徴で、バラエティに富んだ個性的な店と地元愛あふれる人々が作り出す独特な空気が魅力の街だ。
日本以外の「世界で最もクールな街」に触れておこう。ランキングのトップ3は、1位が韓国・ソウルのチョンノサムガ(鍾路3街)、2位はモロッコ・ラバトのロセアン(L’Ocean)、3位がギリシャ・アテネのネオス・コスモスとなった。ランキングの全リストは、2026年「世界で最もクールな街」(原文)から確認できるので、チェックしてほしい。
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