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東京、冷やし中華10選

築地、神保町、銀座など、冷たい麺で夏を乗り切る

最近では「さくら前線」ならぬ「冷やし中華前線」が発表されるほど、日本の夏に欠かせない冷やし中華。ところが、いざ美味しい冷やし中華を食べようと思うと、夏季限定メニューのためか情報も少なく、どこで食べればよいのか迷ってしまうもの。ここでは発祥の店で食べる王道の味から、冷やし中華の定義を改めたくなる変わり種までこの夏食べたい10皿を紹介。「冷やし中華はじめました」の貼り紙を探して蒸し暑い東京の街をさまようことにならないようチェックしてほしい。

※2016年6月17日情報アップデート

揚子江菜館

神保町の老舗中華料理店、揚子江菜館は冷やし中華発祥の店として知られている。1年中食べられる『五色涼拌麺(ごもくひやしそば)』(1,510円)は、高く盛られた麺の周りを具材で飾り富士山を表現したビジュアルがインパクト大。チャーシュー、きゅうり、タケノコ、糸寒天はそれぞれ山の春夏秋冬を表し、錦糸卵は山頂に積もる雪をイメージしている。そのほかにも、海老、椎茸、うずらの卵、鶏団子が乗り食べ応え十分。タレは甘めなので、好みで卓上の酢やからしを加えて味わおう。 

神保町

やじ満

築地場内の中華料理店、やじ満の『冷やし中華』(850円)は、60年以上変わらない秘伝のタレを使用した人気メニュー。まろやかな酸味でかなり甘めのタレが、たっぷり乗った刻み海苔とマッチし、柔らかいチャーシューや、薄く仕上げた美しい錦糸卵など、確かな仕事ぶりが光る。昔ながらの王道タイプながら、市場関係者にファンが多いのも頷ける。もし、ほかにも食べる余裕があるのならば、柔らかくジューシーな『手作りジャンボ焼売』(2個300円)もあわせて注文したい。

築地

中華そば ふくもり

煮干し系のラーメンが好きならば、中華そばふくもりの『辛煮干冷やし中華』(880円)をぜひ。ラーメン同様に煮干しの風味ががつんと効いたスープは、酢も加わりさっぱり。太めのがっしりとした食感の自家製麺と、たっぷりの具材の上には、辛味ネギ油が乗っており、途中で混ぜ合わせれば一気に味が変化する。冷えた胃をいたわる温かいスープが添えられるのもポイントが高い。

駒沢大学

中華そば みたか

三鷹にある人気ラーメン店、中華そば みたかの『冷やし中華』(550円)は、具材がメンマ、キュウリ、ハムが1枚のみと、とにかくシンプルなのだが、一度食べると何度でも通いたくなってしまう。魅力はなんといっても麺。ラーメンにも使用される角ばった中太麺は、コシがありながら、歯切れがよく、蕎麦を思わせる独特の食感。そこに濃いめの醤油ダレがよく絡むのだ。昼間からビール片手に冷やし中華を啜る、というのもここでなら許されるだろう。 

三鷹

慶楽

ランチタイムはビジネスマンを中心に賑わう有楽町の人気中華料理店、慶楽では、ごまダレ仕立ての冷やし中華『芝麻冷麺(ごまだれれいめん)』(1,230円)が食べられる。ごまのまろやかさを残しながらも酸味を効かせたタレは、きりっとした味わいで、しっかりと締められコシのある極細麺がよく絡む。具材は、海老や蟹も乗り豪華だが、なかでも、八角の香るチャーシューが程良いアクセントを添えている。 

有楽町

桃花林

贅沢にいきたいときは、ホテルオークラの桃花林へ。2015年、建て替えのため閉館した本館から場所を移したが、冷やし中華は変わらず提供。『五目冷やしそば』(2,376円)のタレは、ごまと醤油の2種類が用意されており、醤油のほどよい酸味にごま油の香りが食欲をそそる。麺と具材は別皿で供されるのだが、チャーシュー、鶏肉、海老、椎茸、クラゲ、キュウリは、どれもカットから味付けに至るまで抜かりがなく、しっかりと冷やされた細麺と調和する。

神谷町

麺や 七彩 八丁堀店

職人による打ち立ての麺を使用したラーメンが人気の麺や 七彩の『冷やし中華』(970円)は、この店の売りである個性的な太縮れ麺ではなく、あえて細麺を使用した冷製パスタのような美しい一品。トマトが入ったタレは、冷やし中華らしさも残しながら新鮮な感動を与えてくれる。麺と絡む極細カットのキュウリ大根、アクセントのしそ、レアのチャーシューなど、具材のバランスも考えられ、夏しか食べられないのが惜しいくらいだ。

中央区

麺恋処 いそじ

自家製麺が人気の麺恋処 いそじでは、一風変わった『冷やし中華』(並、中盛り940円、大盛り1,040円)が食べられる。通常メニューにも使用される魚介豚骨スープをベースにした、ごまが香る濃厚なタレに加え、麺の上にはシャーベット状の魚介豚骨スープも乗り冷たさが持続する。中太の自家製麺は、もっちりした食感ながらするすると入る。トッピングにも大葉、トマト、ヤングコーンなど、夏らしい野菜が並ぶ。食べ終わったあとにスープ割りがあるのもつけ麺屋ならでは。 

代々木

らーめん天神下大喜

らーめん天神下大喜では、独自の配合でブレンドした小麦粉で作る店自慢の麺を使用した『冷やし中華』(980円)を夜の部に15食限定で提供。つるっとした食感の平打ち麺は、出汁とともに食べるとうどんのような印象も受ける。タレは醤油ベースだが、通常の冷やし中華と異なり、出汁を効かせたさっぱりした仕上がりだ。蒸し鶏には、ごまだれがかかっているので、食べ進めるとタレと混ざり合いマイルドに変化していくのも面白い。

湯島

栄屋ミルクホール

冷やし中華を食べるのにこれほどぴったりのロケーションはあるのだろうかというほどレトロな外観の栄屋ミルクホールは、『冷やし中華』(950円)のルックスもなかなかのレトロっぷり。どっさりと盛られた細麺には甘いたれがしっかりからみ、濃いめの味付けのチャーシューも食べごたえがある。

淡路町

番外編

千里眼

正統派冷やし中華ファンにはおすすめできないが、ぜひ紹介しておきたいのが、千里眼。二郎インスパイア系のラーメン店らしく、『冷やし中華』(並盛り850円)も爽やかさ皆無だが、毎年これを食べられる夏を待ちわびるファンも多い。ごまベースの濃厚なタレにたっぷりの野菜が乗りボリュームもかなりあるので、食べきる自信がなければ、小盛りにしておこう。提供直前に店員から聞かれる「ニンニク」「野菜増し」などのカスタマイズの希望は、初めてだと緊張してしまうかもしれないが、周りの常連客に倣い自分の好みに仕上げよう。

駒場東大前

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