1. オレオ
    Photo: Keisuke Tanigawa
  2. LIVE HAUS
    Photo: Keisuke Tanigawa
  3. Shimokitazawa THREE
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  4. CREAM
    Photo: Keisuke Tanigawa
  5. 近近
    Photo: Keisuke Tanigawa

下北沢、飲めるクラブ・ライブハウス7選

名物サワーやオリジナルカクテルと音楽に酔う

テキスト:
Kosuke Hori
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ライブハウスやクラブなど、ミュージックヴェニューがひしめく街、下北沢。目当てのバンドやDJがいる時に遊びに行くことも多いだろう。ひとまず景気付けにビールを注文する人が多いかもしれないが、少しだけ待ってほしい。その店のオリジナルドリンクやこだわって仕入れている酒をぜひ試してみてほしいのだ。

公演終了後にバー営業を行う会場もあり、普段はなかなか話せない箱のスタッフとの交流も楽しめるかもしれない。また、クラブやライブハウスに加えて、音楽とじっくり向き合えるミュージックバーも紹介する。それぞれ個性にあふれており、ミュージックラバーにはたまらないだろう。酒と音楽を通して、下北沢で特別な夜を過ごしてみては。

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「LIVE HAUS」のオリジナルドリンクといえば「えせコーン」。抹茶の粉末を焼酎と水で割ったもので、ほのかな甘みが飲みやすい。以前は、販売を終了してしまった甲乙混和焼酎の「むぎこーん」を使用していた。

「スパイス酎ハイ」「スパイストマトハイ」は鷹の爪やクローブ、ブラックペッパーを焼酎に漬け込み、それぞれを炭酸かトマトジュースで割ったもの。スパイストマトハイは最後にコショウをかけていて、どちらもつまみいらずの味わいだ。

ベースとなる焼酎は「さわやか金龍」で、ソーダは「アズマ炭酸」を使用。店長の一人である宮川大仏が、「オルガンバー」時代に試行錯誤してできた最高の組み合わせだという。そのため、「アズマ炭酸」だけは別の酒屋から仕入れるなどこだわりが詰まっている。

そのほか「レモンサワー」「コーヒー焼酎豆乳割り」も人気。全てのメニューは300円(以下、全て税込み)追加することでパイントサイズで味わえ、酒飲みにはたまらない。また、ショットが「ズブロッカ」であることも記しておくべきだろう。

  • 音楽
  • 下北沢

「CREAM」といえば、店長のみしゅが考案したオリジナルの「レモンティーハイ」。同店がオープンしたばかりの頃、看板メニューがあったらとスーパーでくまなく材料を探していた際、かつてみしゅの母が飲んでいたインスタントのレモンティーの缶を発見。水でも溶けると書いてあったことから、焼酎の「キンミヤ」と混ぜてみたという。「リポDサワー」も同じく粉末を溶かしたもので、どちらも焼酎のクセを感じさせない味わいだ。

ジャスミンハイも人気で、常連はホッピーセットを頼むことも多い。季節メニューが豊富なのも特徴で、ショットを含めて4種類の変わり種のメニューがシーズンごとに楽しめるのもうれしい。

同店の屋上を使って梅干しを作るイベントを開催しており、その際に出た梅酢を使用して、自家製のバイスサワーを提供することもある。足繁く通って、豊富なラインアップをコンプリートしたい。

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  • 下北沢

「shimokitazawa THREE」でまず味わってほしいオリジナルドリンクは「ジャ割り」。焼酎とジャワティーを割ったいわゆる「紅茶ハイ」で、焼酎の味を感じさせない見た目以上にスッキリとした味は、ちょうどいい甘みもアクセントになっている。

ライブハウスではなかなか見かけない「じゃばら酒」を置いているのも特徴的だ。ロック、水割り、ソーダ割りと選べるが、おすすめはソーダ割り。果肉たっぷりで甘過ぎない味わいは、アルコールが苦手な人にも飲みやすい。

そのほか、オリジナルの「ガラナサワー」をはじめ、「コーヒー豆乳ハイ」も人気。300円追加すれば2倍の量のパイントを注文できるため、各種の茶割りをパイントで飲む人も多い。

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下北沢のDJバー「SPREAD」の姉妹店としてオープンした「ILLAS」。かつて「MORE」や「HALF」が存在した跡地にある同店は、バーカウンターの奥の棚一面にリキュールが並び、低価格でさまざまな種類の酒が楽しめる。

MORE時代を知る人にとっては懐かしい名物「オットセイのお酒」も復活。オットセイ由来の成分と和漢抽出エキスを配合し、幻の酒とうたわれてきた健康酒で、気になる味は「良薬口に苦し」かと思いきや、優しくコクのある甘さが広がり飲みやすい。ショットグラスでストレートに飲むか、炭酸で割る飲み方が店のおすすめだ。ただし度数が高いため、飲み過ぎに注意してほしい。

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  • 下北沢

2020年6月にオープンした、ミュージックバーの「óleo(オレオ)」。ラテンをはじめ、トロピカルな音楽が流れ、中南米の雰囲気が味わえる。

バイヤーから買い付けたメスカルや、ペルーの蒸留酒であるピスコなどを提供。メスカルとトマトジュース、魚介だし、ライム、シーズニングスパイスのタヒンを混ぜた南米では定番のカクテル「ミチェラーダ」や、ブラックコーンから作るメキシカンウイスキー、メキシコのストリートで販売されていたメスカルなど、日本ではなかなか見かけない酒が堪能できる。さまざまなスパイスを漬け込んだ、オリジナルの「レモンサワー」と「スパイシーラム」も人気だ。

タコスは小麦粉とコーンのハーフで、オリジナルのスパイスで漬けた鶏肉をオリーブオイルで焼いている。ジャークチキンやスパイシーな焼きそばもラインアップし、近隣のクラブから連絡を受けてデリバリーすることもあるという。

店内ではヒップホップやサルサ、ブラジル、ラテン、ワールド、和モノなど、幅広いジャンルのレコードも販売。リーズナブルに楽しめるメスカルの飲み比べや、アートとのコラボレーション企画なども行っており、目当てのイベントやヴェニューの前後に立ち寄るのもいいかもしれない。メキシコに魅入られた、DJとしても活動する店主による酒や料理、音楽など、セレクトの妙に酔いしれよう。

  • バー
  • 下北沢

下北沢のライブハウス「近松」の系列店として、2022年2月にオープンした「近近」。アーティストによる作品の展示やポップアップなども月に1、2回開催する。

「瀬戸内レモンサワー(ドライ)」は、近松の代表の姉が働く広島県呉の農園からレモンを仕入れており、フレッシュで香り高く、すっきりとした味わいが特徴。「香ばし茶ハイ」のほか、チャイウイスキー、イチゴウイスキーなどの漬け込み酒も人気だ。

だしから仕込むおでんをはじめ、ゆでたウズラの卵を醤油ベースの漬けだれで仕込んだ「まやくたまご」など、つまみのメニューも充実。1人でも気軽に立ち寄れるような空間で、親しみやすい店員との会話についつい酒が進んでしまうだろう。

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  • ナイトライフ
  • 下北沢

下北沢にオープンしたミュージックバー「ムー(mou)」。イベント「Top gun」を開催するDJのMoriuraが手がけた。「音楽」を軸にした、さまざまなカルチャーのハブとなるような場所を目指している。

ドリンクは、クラフトビールとオーガニックワインがメイン。思わず「ジャケ買い」したくなるラインアップが揃う。

店主のMoriuraは、オーガニックワインが楽しめる渋谷の和食レストラン「ウド(Udo)」で働いていたという背景もあり、個性的なオーガニックワインのセレクトに、センスが光る。週末には不定期でDJイベントが行われ、クラブに踊りに行く前後、立ち寄るのに勧めたい一軒だ。

音楽と酒を楽しむなら......

  • ナイトライフ

多種多様な人が集まる東京の夜は、たくさんの選択肢がある。ふと、いい音楽を聴きながら酒を愉しみたいと思った日には、DJバーに行こう。どんな夜を過ごしたいかは人それぞれ。特集では平日もDJがターンテーブルに盤を乗せ、オーディエンスを盛り上げている店や、店主が密かにセレクトする音楽とともにしっとりと飲める店など、渋谷界隈の名店を紹介する。

  • ナイトライフ

しばしば東京の赤線地帯と呼ばれる新宿の歌舞伎町は、アムステルダムの売春街とは異なる類いだが、ホストやホステスバー、ラブホテル、更にはこのエリアの何百もの事業を統括していると言われるヤクザが点在する。

歌舞伎町の通りを夜歩いていると目に飛び込んでくるのは、きらびやかな広告板、永遠と続く店舗、バーやレストラン街、奇抜なファッションといった、言わば典型的な東京である。そのため、このエリアが元々沼地で、明治期以降は閑静な住宅街として発展していたという歴史が非常に興味深く感じられる。

その後、第二次世界大戦の東京空襲で完全に破壊されたこの地に、歌舞伎座を建築する計画があったことから、歌舞伎町という名前を付けられた。実際に歌舞伎座が建設されることはなかったが、1960年代以降にいくつもの軽飲食店街が建設された結果、徐々に東京で最大規模を誇る娯楽街、およびアジアで最大の赤線地帯へと変貌していったのだ。

しかし、この「眠らない街」には、セックスとヤクザ以外にもいくつもの魅力がある。そのひとつに、オールドスクールロックがある事は意外と知られていない。ここでは、今や過去の産物となってしまったサブカルチャーが抱えるノスタルジアを満たしてくれる、新宿で訪れるべきロックバーを紹介。正真正銘のロック好きによるロック好きの為の空間に身を委ねながら、一献傾けてみては。

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  • 音楽

東京で音楽を聴きに行こうと思ったとき、あなたはどこの街に繰り出すだろうか。ミュージックスポットが密接する渋谷や下北沢はもちろんだが、「箱」それぞれの個性が光る青山にも足を運んでみてほしい。

青山学院大学の裏手に隣接する「青山蜂」「RED BAR」「青山 トンネル」は、イベントをはしごして遊ぶのに絶好のスポット。少し背伸びしたい時は、「大人の社交場」といった雰囲気の「ブルーノート東京」や「レッドシューズ」へ行こう。本記事では、世代やジャンルを問わず音楽が楽しめるヴェニューを紹介する。

  • バー

音楽ファンの間では、サブスクリプションサービスが普及する一方で、レコードを嗜(たしな)む人も増えている。インテリア感覚で買ってみたら、音質の良さにハマってしまったというパターンも多いとか。いよいよレコード愛に目覚めたら、盤を買い求めるのはもちろん、一緒に楽しむ仲間もほしいところだ。ここでは、ただのレコードショップではなく、バーを併設しているヴェニューを紹介する。試聴したり音楽について語り合う喜びも、酔いが回るとひとしおだ。

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  • 音楽

いよいよゴールデンウィーク。9連休を取った人も仕事の人も関係なく、また、大型連休が終わっても非日常をパーティーで味わいたい。

タイムアウトカフェ&ダイナー」の14周年アニバーサリーの最後を飾る公演や、下北沢「SPREAD」の「GRAVITY GRAFFITI NIGHT」、渋谷「WWW X」では初となる田中フミヤによる「CHAOS」など、ディープなイベントが揃っている。最高の音が流れるパーティーで、明日を生き抜くエネルギーチャージをしよう。

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