毎年、タイムアウトで発表している「世界で最もクールな街」ランキング。世界中のライターや編集者により推薦されたエリアは、文化・コミュニティー・住みやすさ・ナイトライフ・飲食・街のにぎわいなどの基準で評価される。2025年度版では、東京・神保町が堂々の第1位に輝き大きな話題となったが、大阪・中津も世界ランキングで8位に躍進し、その魅力が世界に認められた。
タイムアウト大阪 > Things to Do > 「大阪・関西万博」各パビリオンの移転と再生についてこれまでに分かっていること
2025年10月13日に閉幕した「2025年日本国際博覧会」(以降、大阪・関西万博)。現在、各国館や企業館の移転や再活用の計画が進む中、国内外で新たな役割を担うパビリオンが現れ始めた。環境・芸術・地域再生と、それぞれのテーマが形を変えて受け継がれ、新たな物語として未来へと続いていく。
本記事では、現在決定している主な移転先や活用予定を紹介したい。
パソナ ネイチャーバース/オランダパビリオン
パソナグループが出展した「パソナ ネイチャーバース」と、建物中央の巨大な球体が印象的な「オランダパビリオン」は、同社の拠点である兵庫県・淡路島へ移転。どちらも今後の具体的な活用方法は検討中だ。
イタリアパビリオン
会期中に話題を集めた「イタリアパビリオン」の名品の一部は、「大阪市立美術館」で10月25日(土)〜2026年1月12日(月・祝)に開催される特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」で公開。天空を支える姿が印象的な『ファルネーゼのアトラス』、レオナルド・ダビンチ(Leonardo da Vinci)の『アトランティコ手稿』、そしてペルジーノ(Perugino)の『正義の旗』が鑑賞できる。
ブルーオーシャン・ドーム
海洋保全をテーマに、建築家の坂茂が設計した「ブルーオーシャン・ドーム」は、モルディブのリゾート地へ移設される。環境と建築の融合を象徴する建物として新たな地で再生する。
null²
メディアアーティストの落合陽一が手がけたシグネチャーパビリオン「null2(ヌルヌル)」は、現在クラウドファンディングを実施中。クラウドファンディングは10月2日に開始され、開始から23時間で第一目標金額の1億円を達成した。
12月19日(金)までに3億円を目指し、詳細な移転先や再利用計画は追って発表される。
ドイツパビリオン
パビリオン併設のレストラン「Oishii! Germany」を大阪に残し、来年夏に店舗をオープンする。万博での人気メニューを再現する形で、食を通じた文化交流を継続していく。
ルクセンブルクパビリオン
建物の一部を再利用し、大阪府交野市で子育て支援施設として活用予定。地域に開かれたコミュニティー拠点として生まれ変わる。
大屋根リング
大阪・関西万博の象徴だった「大屋根リング」の一部は、石川県珠洲市での能登半島地震復興住宅に使用される。再利用を通じて被災地支援に貢献する。
2億円トイレ
建設費の高さで話題を呼んだ「2億円トイレ」は、大阪府河内長野市の「大阪府立 花の文化園」に移設予定。デザイン性と快適さを兼ね備えた施設として再利用される。
ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier
2027年に開催される横浜の「国際園芸博覧会」でファサードとして再利用される。同パビリオンは、「2020年ドバイ国際博覧会」の日本館の部材を活用して建設されたもので、今回が3度目の利活用となる。
設計を担当した建築家・永山祐子の事務所は、花や緑と調和した「GREENサーキュラー建築」を掲げ、建築資材の循環と持続可能なデザインの実現を目指す。
いのちの未来
ロボット工学の最前線で研究・開発を続ける石黒浩がプロデュースしたシグネチャーパビリオン「いのちの未来」。アンドロイド7体は、京都府南部の関西文化学術研究都市の施設に移設される。





