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京都市南区に常設のアートミュージアム「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」が、2025年10月7日(火)にオープンする。面積約10,000平方メートルの空間で、国内最大のチームラボによるミュージアムだ。
チケットはこの8月から公式ウェブサイトで販売を開始。今回、日本未発表作品を含む7作品を発表した。
日本未発表作品の一つ、浮遊する巨大な彫刻『Massless Amorphous Sculpture』
「環境が現象を生み、その現象が存在を創る」という「環境現象」をコンセプトにする本作は、物体ではなく、特別な環境を創り、環境が生んだ現象によって作られた。現在、アブダビの「チームラボフェノメナ」、マイアミの「アートセンター」で展示されており、今回日本初公開だ。

この浮遊する彫刻は、泡の海から生まれ、空間の中ほどを漂う。千切れて小さくなったり、くっついて大きくなったりする。
永遠に書が書かれ続ける『The Eternal Universe of Words』
2021年の4月から5月末まで無観客開催した「祈り」展のために作った作品。無限のごとく広がる空間に永遠に書が書かれ続け、書のそれぞれの位置からその字の音が響き、それらが連なった朗唱が響き続ける。

連続していく光の作品『呼応するランプの森:One Stroke - Fire』
ランプがランダムに配置されたかのように見える本作は、鑑賞者と他者の関係性に影響を受けながら、連続していく光の作品。連続していることそのものの美しさを表現している。

そのほか、塊が地面から立ち上がり、空中に固定的に存在し続ける『Morphing Continuum』や、神秘的な数十万の鳥の群れの動きが、まるで一つの巨大な存在のように見える作品『鳥道』などが発表された。


なお、開館時間は9〜21時で、最終入館は19時30分まで。今後もさらに新作を発表予定なので、心待ちにしよう。
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