「大阪中之島美術館」で、国際的アートシーンを牽引(けんいん)するニューヨーク在住のアーティスト、サラ・モリス(Sarah Morris)の日本初となる大規模展「サラ・モリス 取引権限」が開催。出展作品の約90%が日本初公開となる、30年以上にわたるキャリアの中で生み出された作品約100点を紹介する。
国際的に高い評価を受けるモリスは1990年代以降、絵画・映像・壁画・ドローイング・彫刻など多様な表現を手がけてきた。図式的なグリッドを用いた幾何学的な抽象絵画で知られ、さまざまな形状を使い視覚的構造物を生み出している。その作品は、多国籍企業や輸送ネットワーク、地図、GPS技術、月の満ち欠けの周期など、多岐にわたるテーマを扱う。
会場では、絵画約40点や映像作品17点、ドローイング、本展のための新作となる大型壁画が登場。また、2018年に関西などで撮影された映像作品『サクラ』など、日本にまつわる作品も展示される。
モリスの創作活動を時系列で総覧する本展では、変わり続ける世界の大都市に対するモリスの関心がうかがえるだろう。都市において複雑に絡み合う文化・政治・経済構造が、美しさや緊張感、不安定さとともに、絵画と映像に表れていく。









