大阪・関西万博
Photo: Shawn.ccf
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夜の大阪・関西万博でしかできない7のこと

夜ならではのメニューやパビリオンのラインアップなど

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心地のよい季節は足早に過ぎ、気がつけば夏日もちらほらと現れ始めた。これから「2025年日本国際博覧会」(以下、大阪・関西万博)を訪れるなら、夕暮れから夜の過ごしやすい時間帯がおすすめだ。

夜間に行われているショーや、夜ならではのメニュー、ライトアップされたパビリオンなど、夜にしか見せない万博の姿を楽しむのも一興。夜風に吹かれながら会場内をゆっくりと散歩してみては。

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夜の万博ならではのバータイムに酔う。

ライトアップされた絶景を楽しみながらのバータイムは、夜の大阪・関西万博ならではの過ごし方だ。例えば「フランス館」には、夜限定のナイトカフェが登場し、デザートとワインが味わえる。

「シンガポール館」の最上階にある、緑に囲まれた「クラウド バー(Cloud Bar)」では、名物カクテルの「シンガポール・スリング」や、地元のジンを使った月替わりの限定カクテルなどを提供。館内では、光と音が織り成すアートインスタレーション「マジック・アワー」が毎晩3回上演され、幻想的なひとときを演出する。

ビール党なら、「チェコ館」のルーフトップバーで潮風を感じながら夕陽を眺めるのも乙だ。さらに、万博会場内の広場や特設ステージでは、夜限定のDJイベントや各国の伝統芸能ショーが開催されているので、「万博はしご酒」の途中に運よく遭遇するかもしれない。

ライトアップされたガンダムと対面する。

1979年から続いてきた『機動戦士ガンダム』シリーズの世界観を通じて「宇宙での暮らし」や「まだ実現していない科学技術」をテーマとした「ガンダム ネクスト フューチャー パビリオン(GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION)」。その前には、膝まずき未来へと手を上げる、約17メートルの「実物大ガンダム像」が、堂々とその存在感を放っている。

太陽の下での姿も迫力だが、日が落ちると目が光り、スモークがたかれ、より幻想的になる。夜が深まると宇宙感も増し、遠くない未来にガンダムのアニメの世界が現実になるのではという気になってくる。

日中はファンで人だかりになる聖地だが、夜はこの巨大な像を独り占めするような気分で、ゆったりと見学・撮影できる。

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夜こそ映えるリングとパビリオンを一枚に収める。

大阪・関西万博を象徴する「大屋根リング」は絶好の撮影スポット。柱の中央部に開口を開け、梁(はり)を差し込む伝統構法「貫接合」が、夜は陰影により荘厳な雰囲気になる。

大屋根リングを1周歩きながら、各国パビリオンとの「コラボレーションカット」をハンティングしてみるのもおすすめだ。個性的な建築とのコラボレーションショットが楽しめる。

「韓国館」では、幅27メートル・高さ10メートルの壁一面にLEDビジョンが設置され、建物そのものがスクリーンとなるメディアファサードが来場者の目を引く。昼は真っ白な「ベルギー館」も、夜はプロジェクションマッピングが投影され、より華やかに演出される。

さらに、エスカレーターで大屋根リングへ登れば、12メートルの高さから眺める「オランダ館」の球体もアーティスティックで圧巻だ。

スペインの各州の味覚を味わい尽くす。

夜は各国自慢のパビリオンレストランで、その国の文化や風土が学べる味覚を味わい尽くそう。中でも注目なのは、「スペイン館」の17自治州と2自治都市の料理を食べ尽くす5,500円(以下全て税込み)のコースだ。

それぞれの地域の特色が光るピンチョスやタパスを食べ比べる、まさに食の旅。イスラム支配の時代があったアンダルシアや、アフリカ大陸に近いカナリア諸島など、人種や文化、宗教が入り混じったスペインの歴史に影響された多様性が感じられる。

サングリアや、スペイン産スパークリングワインのカバなどのドリンクとの相性も絶妙。大阪の名店「エチョラ(ETXOLA)」が手がけるこのレストランは、パビリオンに入館しなくても利用できるので、まず贅沢な腹ごしらえをするのもいいだろう。

スペイン館は夜景も幻想的なので、食べた後は外観を眺めるのも忘れないようにしたい。

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人気パビリオンは並ばずに入る。

家族連れや修学旅行生が多く訪れる万博は、夕暮れ時になると徐々にゲストが帰途につく。それに伴い会場は空き、予約殺到の人気パビリオンもそれほど並ばずに入れるという統計も出ている。

朝一番に駆けつけるのも人気パビリオンの攻略とされているが、ドローンショーや水上ショーなど夜のイベントの時間帯は混雑が避けられる傾向があるので、19時以降も実は狙い目。イタリア館も、平日の夜に訪れた際には、列の長さは昼の半分ぐらいになっていた。

予約必須のパビリオンも、夜に空きがあれば入れ、運良く並ばずに入れるタイミングもある。また、スペイン館の広場のような空間では大スクリーンの映像が流れ、「日本館」では外壁全体にプロジェクションマッピングが投影されるなど、並ぶ時間さえも楽しめるのが夜の魅力だ。

万博の夜は大屋根リングを1周して締める。

各パビリオンやイベントが終了するのは21時だが、その後にすぐ帰宅してしまうのはもったいない。最後に1周2キロの大屋根リングをぐるりと巡る夜の散歩も粋だ。

12メートルの高さから見渡す夜景はなんともフォトジェニックで、心に刻まれる絶景である。EXPOホール「シャインハット」のプロジェクションマッピングや、柔らかなトリコロールカラーに輝くフランス館など、地下鉄・夢洲駅に近い東ゲート側には見るべきライトアップも多い。帰りに道中にも足を止めてみよう。

新進気鋭の建築家たちがアイデアを競うトイレや休憩所などの共用施設を作品として鑑賞する、アートホッピングも一興。パビリオン巡りに忙しく、食べるタイミングを逃した場合には、閉園まで夜のピクニックを楽しむのもいい。

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お得な夜間券をフルに活用する。

2025年5月7日以降から当面の間、夕方から入場できる夜間券の時間が17時から16時に繰り上げられ、よりお得になった。これは「トワイライトキャンペーン」によるもので、16時から入場できて22時の閉場まで、自由に巡れるというものだ。

入場料は、大人3,700円、12~17歳は2,000円、4〜11歳は1,000円という、1日券に比べて約半額というコストパフォーマンス抜群の料金設定。学校や通勤帰りに気軽に立ち寄れる。

例えば16時に入場し、早めの夕食を済ます。ランチ時にはなかなか入れない人気カフェやレストランも、ランチとディナーの間の時間ならすぐに席に座れることもあるので、狙い目だ。

腹ごしらえをしたら、夜のショーに備えよう。20時50分からはドローンショー、各パビリオン閉館後には21時以降は夜の散策を楽しみ、22時までの閉館まで夜間券を賢く使い切ろう。

もっと大阪・関西万博を楽しみたいなら……

  • Things to do

「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、2025年4月13日(日)に開幕する「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」。 大阪・関西万博の最大の見どころは、世界各国のパビリオンが一堂に集まる点だろう。

せっかく訪れるのであれば、全てのパビリオンを巡りたいところだが、会場は広く、1日では回りきれないほどの規模がある。

そこで、タイムアウト東京のライターが実際に現地を訪れて厳選したおすすめの海外パビリオンを5つ紹介しよう。

  • Things to do

2025年4月13日から大阪湾の沖合に浮かぶ人工島「夢洲(ゆめしま)」で開催中の「2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)」。さまざまな参加国の文化に触れられる万博だが、日本各地の文化を体験してみることも提案したい。

開催期間中には、連日数多くのイベントが実施される。本記事では、東北から沖縄、はたまた地元・大阪の祭りまで、地域色の強いイベントを紹介する。予約や抽選の必要なイベントもあるので、公式ウェブサイトを確認してから訪れてみてほしい。

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  • Things to do

ついに開幕した「2025年日本国際博覧会」(以下、大阪・関西万博)。夢洲に建てられた万博会場では、各国・テーマごとのパビリオンが多彩な展示や体験を用意している。

タイムアウト東京は、大阪・関西万博の魅力を紹介するべく、会場で体験できることを調査してきた。同記事では、泡のように膨らむ未来への希望と、最先端の技術、壮大な体験ができるスイス館を取り上げる。

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