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大阪、ビーガン店5選

ビーガンでも楽しめる大阪名物やスイーツを紹介

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タイムアウト大阪レストラン&カフェ >大阪、ビーガン店 5選

菜食主義者の中でも、卵や乳製品などの動物由来のものを口にしないビーガン。世界で広がりを見せ、日本でも訪日外国人の増加で、ビーガンレストランができたり、ビーガンに対応したメニューを提供したりする店が増えた。

ここでは、大阪にビーガンの魅力を伝えてきたレストランやビーガンスイーツ専門店、大阪名物をビーガン対応メニューで提供する店など、大阪のビーガン店を紹介する。たとえビーガンでなくとも、味わい豊かで喜びのある食体験ができるはずだ。

食の魅力に事欠かない大阪だが、滞在中にビーガン食で体調を整えてみては。

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おいしい野菜をたっぷり食べたいときはこちらの食堂へ。動物由来食品はもちろん、白砂糖、化学調味料や遺伝子組み換え食品も使わず、有機野菜サラダや大豆ミートで作られたビーガンハンバーグランチなど多彩なメニューを提供。さらに事前に頼めば中国式の素食にも柔軟に対応してくれる。

また、オーガニックワインやオーガニックコーヒー、有機スムージーなどヘルシーなドリンクも充実。マクロビオティックな食事をしたいときに重宝する一軒だ。

2022年6月にオープンしたビーガンカフェ。谷町九丁目駅北西の、昼は比較的静かな住宅街にある。フードやドリンク、多彩なケーキやタルトなどのスイーツを含む全メニューに使われている食材は100%植物性。それだけでなく調理器具から揚げ油まで、あらゆる点において動物性のものを排除し、コンタミネーション対策を徹底的に実施している。

フードメニューのおすすめは、「メーシーキンパ」(唐揚げ付きで1,400円、以下全て税込み)。具材は厳選した調味料で味付けした菜の花、パプリカ、ゴボウなど、7種類の近郊産無農薬野菜。米やのりにもこだわり、石川県産無農薬「ピロール米」と香り豊かな有明産のりが使われている。

自家製のシナモンロールやバタールなどのパンも見逃せない。卵を全く使っていないのにリッチな味を感じさせる「まるでたまごサンド」(880円)は、文字通り「記憶に焼き付く味」といえる。

徹底した素材吟味と真摯(しんし)なレシピによる美味は、ビーガン主義者だけでなく、全ての美食家を大きくうならせる力に満ちている。

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  • カフェ・喫茶店

道頓堀にあり、昼はカフェ、夜はバーとなる「ピボット ベース カフェ アンド バー アット ドウトンボリ(Pivot BASE Cafe & Bar @Dotonbori)」。地元の人と旅行者が交流を楽しめる観光交流拠点であり、観光案内所の役割も果たしている。

2024年にリニューアルし、道頓堀のたこ焼きの人気店「くれおーる」が運営に参加。カフェとバーを併設し、ビーガン対応メニューを提供するようになった。大阪名物のたこ焼きを植物由来の素材で再現し、マヨネーズは豆乳が原料だ。また、焼きそばには大豆を原料とする「アースミート」を使用している。くれおーるが監修しているだけあって、再現度の高さはさすがと思わせる。

館内のスクリーンでは大阪や関西、日本各地の観光スポットを紹介するほか、周辺のグルメ情報もチェックできる。 

本町のオフィス街の一等地にあるビーガン料理店。1991年にベジタリアンカフェダイニングとして創業し、2000年からはビーガンメニューのみを提供している。大阪、そして関西にビーガン料理の素晴らしさと意義を伝えてきた、先駆的な店といえる。

オーナーの伊藤良治は、「日本ベジタリアン協会」創設メンバーの一人で、隅々まで徹底的にこだわった料理が自慢。「日替わりランチ」(1,200円、税込み)は、豆乳マヨネーズを使ったポテトサラダ、有機野菜の生命感弾けるラタトゥイユ、豆のサラダ、玄米ご飯が付いて、味と価格の両面で満足度が高い。

ほかにも大豆ミートのカレーやパスタ、ピッツァ、ホットドッグ、アップルパイなど、ビーガン料理の多彩さと幅広さを感じられる。ミナミとキタのどちらの繁華街からもアクセスが良く、40席あるというフロアだが広くゆったりしているのもうれしい。

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  • ショッピング

「ビーガンスイーツ」というと色合いもヘルシーなイメージが強いが、その概念を覆してくれるのが、アメリカンスタイルのビーガンスイーツを提供する「カネリータ・スイーツ」だ。

同店のショーウインドーに並ぶのは、カラフルなケーキやドーナツにカップケーキ。水色、ピンク、グリーンなどに着色したクリームの色使いはもちろんのこと、ブタの顔をあしらった「スプリンクルケーキ」や、ニンジンが描かれた「キャロットケーキ」など、そのラブリーなデザインにも胸をきゅっとつかまれる。

もちろん、牛乳やバター、卵などの動物性食品は一切使用していない。もっちりとした生地は甘さも控えめで、さっぱりと味わえるのも魅力だ。また、1週間前までの予約でオーダーケーキを注文することも可能。色やデコレーションなどの相談に乗ってくれるほか、アレルギーに対応してくれるのもうれしい。

2階には5席のイートインスペースも用意している。カウンター席に座るとちょうど目線の高さになる窓は、店の前にある公園の一部を切り取るようなデザインになっており、公園で起きているリアルタイムの出来事をまるで映画のスクリーンで見ているような気分になれるのが面白い。春にはこの窓から満開の桜も眺められる。

大阪で食巡りに出かけるなら……

スパイスカレーの聖地とも言われる大阪。4年連続でミシュランガイドに掲載されたレジェンドや、一部で「幻」と呼ばれているカレーなど、さまざまなタイプに分かれている。

食欲をかき立てられるスパイスの香りを思い切り吸い込み、見た目も美しいカレーたちに心をときめかせたい。食い倒れの街、大阪で、めくるめくカレー探しの旅に出よう。

大阪の食といえば、たこ焼きやお好み焼きの「粉もん」が知られているが、この街を代表する、もう一つのソウルフードがうどんだ。

江戸時代、「天下の台所」だった大阪には、北前船に乗って北海道からコンブが、鹿児島や土佐からカツオ節が運ばれ、だし文化が発展。うどんは庶民に愛されてきた。きつねうどんも大阪が発祥と伝えられる。

ここでは大阪に数あるうどん店の中でも、名の知られた老舗から、ツルっとしたのど越しの大阪うどんの人気店、こしの強いさぬきうどんの名店まで、8店を紹介する。ずるずるっと豪快にすすって、うどんとだし、具材の三位一体の味わいを楽しんでほしい。

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  • ラーメン

大阪グルメといえば「粉もん」の名が上がる。麺類の代表格は「うどん」であり、人口あたりのラーメン店はけっして多くはない大阪だが、むろん行列のできる名店は存在する。

2022年にオープンした異色の経歴を持つオーナーが手がける店から、高井田系といわれる東大阪発祥のご当地ラーメンを提供する店まで厳選して4店を紹介する。粉もん文化の中で揉まれて育まれた大阪ラーメンをぜひ味わってほしい。

  • 寿司

今でこそ寿司といえば、握り寿司を思い浮かべるが、関西では江戸前寿司より古くから、押し寿司が親しまれてきた。なれずしの発展系である押し寿司は保存食でもあり、しゃりも甘みが強めでまろやかな味わいが特徴。江戸時代には、「吉野寿司」が見た目も麗しい「箱寿司」を誕生させた。

ここでは料金も手頃に、にぎり寿司をはじめバッテラなどの押し寿司を気軽に楽しめる寿司店を紹介する。押し寿司はテイクアウトもできるので、店内で食べる時間がないときでも店の味を堪能できる。江戸前寿司とはまたひと味違う、大阪の寿司をぜひ試してほしい。

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