齋藤陽道、澄毅「The Insight of Being」
齋藤陽道、澄毅「The Insight of Being」 画像提供:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
齋藤陽道、澄毅「The Insight of Being」 画像提供:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク

大阪、4月に行くべき無料のアート展9選

この春、気軽にアートと出合える時間を過ごす

Chikaru Yoshioka
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タイムアウト大阪 > カルチャー > 大阪、4月に行くべき無料のアート展9選

予定のすき間にふらっと立ち寄ったり、週末の街歩きに組み込んだり。入場無料とは思えないクオリティーのアート展が、今、大阪や京都で開催されている。気負わず楽しめて、感性にちょっとした刺激をくれる展示ばかりだ。アートがもっと身近になる、そんな4月の過ごし方を。

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  • アート

イッセイ ミヤケが手がけるメンズブランド「IM MEN」による2026年春夏コレクション「DANCING TEXTURE」は、陶芸家・加守田章二(1933~1983年)の作品から着想を得て誕生した。「ISSEY MIYAKE KYOTO | KURA」では、加守田が行った工程の反復や、大胆さと繊細さを併せ持つ仕上げを衣服作りの手法で具現化したシリーズ「ELEMENTS」を紹介する。

伝統工芸の枠組みや既存の作陶のルールにとらわれず、自由で前向きな姿勢で自身の造形美を追求した加守田。その作品との出合いが、IM MENのデザインチームに「この陶器を衣服として着てみたい」という着想をもたらした。

加守田作品の既存の構造から解放されたフォルム、奥行きのあるテクスチャー、手間を重ねて生み出されるディテール。IM MENは、土と布という異なる素材の間を往還しながら、作品が放つエネルギーを衣服表現へと昇華した。

加守田は作陶において、一度釉薬(ゆうやく)をかけて焼成したものを、あえて削りはがす手法を多用する。既存の技法であっても、自身の解釈と自由な発想の下に工程を重ねることで、独自の土の表情と複雑な造形を導き出している。

会場で、ぜひその世界観に触れてほしい。

  • アート

「京都dddギャラリー」で、デザイナーの原研哉による「原画展 DRAW原研哉は描いている」が開催。初のスケッチ集『DRAW』から、心に浮かんだ造形をすくい上げるように描かれたドローイングや、「だったりして」と思考を飛躍させる素描、展示構想や設計の過程で生まれたラフスケッチなど、多彩な原画を一挙に公開する。

無印良品のアートディレクションをはじめ、企業のアイデンティフィケーションや展覧会のプロデュースまで、構想力を軸に幅広く活動する原。本書では「スケッチというのは、頭の中に去来している不安定な着想を、この世界の次元に引っ張り出す営みである」と語っている。

ポスターから未来構想に至るまで、手を動かし描くことで生み出されるクリエーティブの原像を、間近で体感してほしい。

大阪をディープに散策するなら……

  • ショッピング
  • 書店

ここでは、大阪の独立書店を5店紹介する。書店は、未知なる世界へ開けたワンダーランドだ。アートに小説、ノンフィクション、絵本など、新たな出合いを楽しんでほしい。

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ここでは大阪に点在する、レコードバー5店をピックアップする。デジタル音源とは異なる、レコードが持つ音の温かみや厚みはもはや説明不要だろう。レコードバーでは、店主こだわりの音響機材で、ジャズにソウル、ラテン、J-POPなどから、選りすぐりの1曲を聞かせてくれる。

そして、うまい酒がそこにあれば、もう言葉はいらない。客と店主と音楽が作り出す一期一会のひとときを求めて、レコードバーに繰り出してみては。

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