Photo:EMILIE MOYSSON
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Tokyo Insider #17 マイア・バルー

ミュージシャンに聞く音楽にまつわる行きつけの店

Mari Hiratsuka
テキスト:
Mari Hiratsuka
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タイムアウト東京 > Tokyo Insider > Tokyo Insider #17 マイア・バルー

東京で活躍するクリエーターやアーティストの行きつけの店を紹介する『Tokyo Insider』。今回はアーティストのマイア・バルーが登場。

東京音頭やソーラン節など、日本の民謡をモダンにアレンジした楽曲が注目されるミュージシャンだ2021年12月10日にはシングル曲『SUSHI』をリリースし、話題になった。

現在はパリ在住だが、過去にはゴールデン街で働いていたということもあるマイアに、音楽やアートにまつわる、いきつけのヴェニューを教えてもらった

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  • LGBT
  • 新宿二丁目

「星男のオーナーはネオシャンソン歌手のソワレ、店長はアーティスト、写真家のムネくん。 日替わりママさんたちは歌手やストリッパー、ダンサーなど個性的な人ばかり。小さなスペースなのに展示会やアートイベントも開催していて、大好きな場所です」

新宿二丁目の喧騒(けんそう)から少し離れた辺りにある、ミックスバー兼ギャラリー。日本を代表する鬼才、宇野亜喜良によるキャラクターイラストが目印だ。二丁目初心者でも入りやすい一軒だ。
  • Things to do
  • 仙川

「ニワコヤはとってもすてきなギャラリー&カフェ。 夫婦でやっていてとても温かい雰囲気の場所で一度行くとなかなか動けなくなる。 愛情がたっぷり込もったヘルシーご飯といろんなアーティストが作ったトップセンスの手作りグッズ、必ずいっぱい買い物をしてしまいます」

仙川にあるギャラリーカフェ。多様なジャンルのアーティストによる作品展示や販売のほか、地図制作を軸に活動するクリエーターサークルの活動や、弁当の提供などを行っている。

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  • レストラン
  • 渋谷

「渋谷にある小さなレコード屋さんアンドバー。何時間でもいられます」

DJやレコードバイヤーとして活動するチンタム(CHINTAM)が手がける。音楽と酒を楽しめるだけではなくカレーの提供にも力を入れており、夜には大衆居酒屋のようなメニューも用意する。

  • バー
  • カクテルバー
  • 新宿

「若いオーナーのカイくんの祖父は、名作家の田中小実昌。ゴールデン街を愛したおじいちゃんの思い出の場所に彼の本を並べ、スペシャリティのホームメイドレモンサワーを飲むという、とってもすてきな空間です」

新宿ゴールデン街にあるレモンサワーの専門店。店の壁一面に、所狭しと並べられている本にも注目したい。

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  • レストラン
  • 焼き鳥
  • 鎌倉

「鎌倉にあるカウンターが一つにしかない小さな焼き鳥屋さん。わた夫婦と娘の由美と一家でやっていて雰囲気も味も最高!  お父さんはちょっと怖い顔をしながら煙にまみれて一本一本暑い眼差しで焼いていますが、本当はとってもシャイでチャーミングなお方です。 みんな音楽が大好きで父、ピエールともよく行っていました。フォアグラ餅が一番のおすすめ」

リーズナブルながらも、全て国産品にこだわりっている。創業以来変わらないおいしさと、さっと立ち寄れる気軽さで、地元民に親しまれている焼き鳥店だ。

マイア・バルー(Photo:Miki Kamada)

マイア・バルー(Maïa Barouh)

東京生まれ、パリ育ちのシンガーソングライター、フルーティスト&マルチミュージシャン。日本民謡からフレンチラップ、フルートの即興からエレクトロ、グルーヴからポップスとマイア・バルーの音楽は想像を超えるところで混ざり、大胆でユニークな楽曲が特徴。

東京で高校生の頃からフルーティストとしてプロ音楽活動を始め、2005年から『CABARET SHINJUKU』(日本の個性派ミュージシャンをフランスに紹介し日仏音楽の橋渡しをするイベント)のプロデューサーを務める。その後、坂本龍一のレーベル、コモンズのオムニバスアルバム『にほんのうた』に参加、フジロックフェスティバルへの出演などにも出演する。

2021年には、アイススケーターの高橋大輔と村元哉中が『北京オリンピック』を狙った選手権にマイアのソーラン節を使うと発表し、注目される。

公式ウェブサイトはこちら

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