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    Photo: Keisuke TanigawaHong Kong Café Chan Ki

東京で行くべき飲茶と点心の専門店6選

香港やマカオ伝承の味を楽しみながら本格的な飲茶体験を

Kaila Imada
テキスト:
Kaila Imada
翻訳:
Hanako Suga
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点心とはもともと一口で食べる軽食のことを示し、中国ではブランチに相当する。せいろに入った蒸し餃子やシューマイ、餅料理を何品も注文して、朝から昼にかけて楽しむのが主流だ。

一方「飲茶」はこれらの点心を中国茶やミルクティーとともに味わう習慣のことを言う。中国広東省から香港、マカオの地域を中心に行われている飲茶の習慣は、日本ではなじみが薄いかもしれない。しかし本格的な広東料理店や飲茶の専門店へ行けば、おいしい茶と料理をともに提供してくれる。

一般的な中華レストランでも、シューマイや春巻きなどの点心料理を楽しめるが、海老餃子やチャーシューバオ、米粉巻き、エッグタルトなどは、点心を専門とする本格店で味わっておきたい。ここでは東京で行くべき絶品飲茶と点心の専門店を紹介する。 

  • レストラン
  • 中華料理
  • 飯田橋

まるで本場の「茶餐廳(チャーチャンテン)」を彷彿(ほうふつ)とさせる香港料理専門店。茶餐廳とは香港の大衆カフェのことで、地元ではミルクティーや中国茶に合わせてエッグタルト、トーストなどの軽食を食べるのが主流だ。

同店ではなじみの香港式喫茶店メニューのほかに、香港出身のシェフが手作りした本格的な点心や中華を味わうことができる。スタッフも香港や台湾出身の人が多く、店内は広東語や中国語が飛び交う異国情緒あふれる雰囲気だ。

点心は家族や友人同士でシェアして楽しむもの。同店を訪れたらテーブルを囲んで『海老餃子』や『大根餅』、トリの足を柔らかく調理した『鳳爪』『チャーシューバオ』などのメニューを満喫してほしい。もちろん、思い切って見慣れないメニューに挑戦してみるのもいいだろう。

デザートには、とろけるような食感の『エッグタルト』やバターが香ばしい『パイナップルパン』がおすすめ。香港を代表する乳製品メーカーBlack and White社のレトロなカップに注がれたミルクティーと一緒に楽しむと、より本格的な飲茶スタイルになる。

  • レストラン
  • 中華料理
  • 神保町

飲茶と、チャーシューやローストポークなどの焼き料理を専門とする広東料理店。カモの丸焼きやカリカリに焼いた豚肉、チャーシューなどが厨房(ちゅうぼう)の窓の前につるされており、店内も香港屋台のような雰囲気だ。多彩なラインアップの肉料理も魅力的だが、香港式の点心もぜひ試してみてほしい。

『チャーシューマン』やハスの葉で蒸した『ちまき』、フカヒレや海老が入った『蒸し餃子』など日本でもなじみ深い点心のほか、『鶏脚の黒豆ソース蒸し』といった本場香港の味も堪能できる。

小皿料理から、肉料理がたくさん乗った大皿までメニューのバリエーションも幅広い。一人で訪れた場合は、麺類やライスが付いた肉料理のセットメニューがおすすめだ。また、近くには火鍋や炒め物を専門とする粤港美食の1号店もある。

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  • レストラン
  • 中華料理
  • 湯島

本格的な香港の味を堪能したいなら、足を運んでおきたい一軒。上野公園そばにある、カジュアルな雰囲気のレストランでは、点心やかゆ、ローストポーク、ワンタン麺など、さまざまな広東料理を楽しむことができる。

点心のメニューには、ジューシーな味わいの『蒸し牛肉団子』や、ふわふわの『チョンファン』『鶏肉の揚げ春巻』などがある。点心に満たされたら、デザートタイムだ。濃厚なカスタードクリームがたっぷり入ったブタ形のまんじゅうや、エッグタルト、マンゴーココナッツサゴプディングなどを味わってみてほしい。

香港のメロンパンとして知られる定番の『パイナップルパン』は、シンプルにバターを塗ったものと、チャーシューを挟んだボリューミーなものがある。

  • レストラン
  • 中華料理
  • 恵比寿

名前からはフランス料理店が連想されるが、このレストランは香港出身の「点心師」が振る舞う本格的な点心を提供している。餃子や春巻きの包み方まで、一品一品が正確かつ丁寧に仕込まれているのが同店の特徴。店内は温かみのあるインテリアに囲まれており、上品な雰囲気だ。

アラカルトメニューやコース料理、日替わりのランチセットなどがあり、エビやチャーシュー、ホタテなどの具が入った風味豊かな『チョイフン』や、ジューシーなスープがあふれる『小龍包』、ニラの入った『蒸し餃子』など、ル・パルクが誇る名物料理の数々を楽しむことができる。

蒸した『マーライゴー』や自家製の『マンゴープリン』『餡入りゴマ団子』などデザート系の点心もたくさん用意されているので、甘党の人も十分満たされるだろう。ワンランク上の上品な点心の数々を堪能してみては。

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  • レストラン
  • 有楽町

「世界一安いミシュランレストラン」と称される香港の人気点心レストラン。同店は、4年連続でミシュラン三つ星を獲得したフォーシーズンズホテル香港の広東料理店、龍景軒で点心師を務めたマク・クァイ・プイ(Mak Kwai Pui)が、カジュアルに本物の味を楽しんでほしいという思いからパートナーのレウン・ファイ・クゥン(Leung Fai Keung)と創業した点心専門店だ。

日比谷店でも香港と同様に、オリジナルレシピをもとに厨房で手作りした点心を、リーズナブルな価格で提供する。メニューは、チャーシュー餡を包んだ『ベイクド チャーシューバオ』や、香港の人気メニュー『海老と黄ニラのチョンファン』、ふわふわの卵の蒸しケーキ『マーライコウ』など。一流の味を気軽に味わいに行こう。

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  • レストラン
  • 丸の内

ミシュランで星も獲得しているロンドンの伝説的レストラン、ハッカサン(HAKKASAN)や、18ヶ国で展開する日本食レストランチェーン、ワガママ(wagamama)など、世界中の都市でスマッシュヒットを飛ばしてきたレストランプロデューサー、アラン・ヤウ(ALAN YAU)の日本初店舗となる点心専門店。世界で活躍する最高峰のチームが厳選した、珠玉の点心を楽しむことができる。

いずれの点心も、素材をしっかりと感じられるのが印象的。『海老蒸餃子』は、あんが惜しみなく包まれ、口の中で感じるエビのプリプリした食感にも感動する。中には、沖縄県で育った「きび丸豚」を用いた『焼売』など、日本の食材を取り入れ、日本人の舌に合うようローカライズされたメニューもそろう。

価格は一般的な中華レストランよりも少々高めだが、アランは「点心を高級料理として召し上がっていただきたいので、それにふさわしい品質のものをご提供しました」と語る。

寿司店のカウンターからインスパイアを受けたという、一枚板のヒノキを使った「点心カウンター」も設置。シェフと会話を交わしながら料理を楽しめるシェフズテーブルは、本店が初の試みだ。湯気がもくもくと立ち上るキッチンを眺めているだけで幸せな気分になれる。

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