東京、ブルワリーパブ10選

押上、天王洲、阿佐ヶ谷、福生でフレッシュビールを堪能する

テキスト:
Kunihiro Miki
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※2020年5月25日更新

ビール愛好家の終着点ともいえるブルワリーパブとは、ビールの醸造と提供を同じ場所で行っているパブのこと。品質の劣化が最小限に抑えられたフレッシュなビールを楽しめるのだ。店の醸造のローテーション次第で、オリジナルビールが登場したり、エールやピルスナー、スタウトなど、さまざまなタップメニューを味わえたりする。味だけでなく、むき出しの醸造タンクが堂々と鎮座する重厚な光景も醍醐味(だいごみ)だ。

ここでは、年々軒数が増えつつあるブルワリーパブを、都内と東京近郊からセレクトして紹介。知れば知るほど深みにはまる、ディープなビアワールドに案内する。

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東京、クラフトビールをテイクアウトしたい店

  • バー
  • 天王洲
  • 価格 2/4

営業時間短縮 11時30分〜20時 (L.O.19時)

1997年にオープンしたティー ワイ ハーバーは、2013年に醸造所のタンクを増設、2015年のリニューアルで2階席を増設した。ビールは常時6種類。カスケードホップの苦味とかんきつ系の香りが爽快な『ぺールエール』をはじめ、小麦の味と香りが軽やかなベルギースタイルの『ウィートエール』、インターナショナルビアコンペで金賞を受賞した『IPA』、とろみのなかに深いコクと苦みを楽しめる黒ビール『インペリアルスタウト』、香ばしくも苦みは控えめな『アンバーエール』など、バランス感に優れた銘柄が並ぶ。

  • バー
  • 十条
  • 価格 1/4

営業時間短縮 15〜19時

十条すいけんブルワリーを運営する水研クリエイト直営のブルワリーパブ。ビールは『ペールエール』、『シトラエール』、『アンバーエール』の3種類がレギュラーメニューで、そのほか、時期によって醸造した個性的なスペシャルビールを提供する。

甘みがありしっかりとした味わいの『アンバーエール』や季節の果実を使うことの多いスペシャルビールは、ビールが苦手な人でも飲みやすい。元々は会社の事業で育てた野菜を活用した飲食店を構想している中でビール造りにたどり着いた同店では、会社屋上の水耕栽培で育てた無農薬野菜を使ったサラダなどを提供している。

 

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ミヤタビール
  • バー
  • 押上
  • 価格 1/4

営業時間短縮 金曜17〜19時、土・日曜13〜19時のみ営業

ミヤタビールは、栃木マイクロブルワリーで修行を積んだ店主が2014年に押上にオープンした。フードメニューは乾きもののつまみがある程度という、ストイックなビアスポットだ。

タップは5つで、『ペールエール』『ゴールデンエール』『IPA』『ブラウンエール』などを揃える。時期によって限定ビールも造っており、ふきのとうやコーヒーをフレーバーに使った個性的なものもある。

スプリングバレーブルワリー 東京
  • バー
  • 代官山
  • 価格 2/4

当面の間、休業中

代官山の新施設ログロード(LOG ROAD)内に店舗を構える、体験型ブルワリーパブのスプリングバレーブルワリー(SPRING VALLEY BREWERY TOKYO)。手がけるのは、2014年にクラフトビール業界への参入を発表して、世間を騒がせたキリンビール。その場で醸造されたクラフトビールが、ビールとの相性にこだわったフードメニューとともに楽しめる。

ビールの種類は、飲みやすくもしっかりとした酸味と苦みを持つ『496』や、香ばしい濃色ビール『アフターダーク』、ラズベリーの果汁の入ったライトな味わいの『ジャズベリー』などをそろえる。

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阿佐ヶ谷20TAPS (閉店)
  • バー
  • 阿佐ヶ谷
  • 価格 1/4

テイクアウトのみ営業 15~20時

中央線沿線に店舗を展開する麦酒工房系列の阿佐ヶ谷店。1階のビール醸造所からはフレッシュなビールが直接タップにつながっている。定番の『ブロンドエール』はモルトが華やかに香り、スッキリとした味わいだ。そのほか、グレープフルーツのようなかんきつ系の香りと濃厚な味わいが楽しめる『IPA』や、アイスを乗せたフロートもできる『コーヒービール』など、随時数種類のエールをそろえる。価格も500円前後と手頃だ。

福生のビール小屋
  • バー
  • ワイナリーズ
  • 福生

営業時間短縮 11時30分~17時30分

福生の老舗酒蔵、石川酒造によるビアレストラン。同酒蔵が造るクラフトビール『多摩の恵』を醸造所から直接提供している。カスケードホップのかんきつ系の香りが特徴的な『ペールエール』や、シャープなのど越しの『ピルスナー』などが最高にフレッシュな状態で楽しめる。ビールのほかにも、地酒『多満自慢』や蔵元限定の酒なども用意している。

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  • レストラン
  • 日本料理
  • 箱根

営業時間短縮 11時30分~21時00分/終日ハッピーアワー実施(ドリンク全品500円)

世界的に有名な日本人シェフ、NOBU(ノブ)こと松久信幸氏がプロデュースしたブルワリーレストラン。併設された醸造所で造られたクラフトビールと和食の創作料理が楽しめるのが特徴で、パリパリの皮に黒毛和牛を包んだ絶品の『黒毛和牛餃子』や、『中トロとサーモンの太巻』など、アルコールに合うメニューがそろう。

クラフトビールの中では『強羅IPA』や、インターナショナルビアカップにて金賞を受賞した『琥珀 KOHAKU』がおすすめ。 店の外には足湯もあり、ビール片手に足湯を楽しめるのもユニークだ。

驛の食卓
  • バー
  • 横浜
  • 価格 2/4

現在休業中、6月中旬をめどに再開予定

『横浜ビール』を出来立てで楽しめるビアレストラン。5種のレギュラービールには、ジャパンブルワーズカップで1位を受賞した『ピルスナー』や、インターナショナルビアコンペで金賞を受賞した『ヴァイツェン』をはじめ、『アルト』『ペールエール』『横浜ラガー』をそろえる。

いずれの銘柄も個性が際立っていると同時に、澄みきった味わいで飲みやすい。ブルワリーパブといえばエール系が大半を占める中でラガーやピルスナーが味わえるのも貴重だ。

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厚木ビール ランビック
  • バー
  • 厚木
  • 価格 1/4

営業時間短縮 金曜17〜20時、土曜13〜20時のみ

1997年創業の厚木ビールは、玉石混淆(ぎょくせきこんこう)だった日本のクラフトビール(当時の呼称は地ビール)黎明(れいめい)期から、高品質な自家製ビールを造り続けているブルワリーだ。

厚木ビールの醸造所に隣接するパブのランビック(Lambic)では、厚木ビールのラインナップをフレッシュな状態で、かつ手頃な価格で楽しむことができる。リンゴのようなフルーティーな味わいの『ホワイト』や、濃厚な味わいの黒ビール『スタウト』『ハニー』『しそ』『フランボアーズ』など、多くの種類をそろえている。

氷川の杜
  • バー
  • 大宮
  • 価格 2/4

営業時間短縮 水~金曜16~20時、土・日曜12〜19時

常時10種類ほどのオリジナルクラフトビールをそろえる同店では、同じ銘柄でもA(モルト強め)、B(ホップ強め)など、好みに合わせた注文が可能だ。華やかな香りと味の『Hana』、しっかりした苦みとコクの『Shuu』、KAMPO煎専堂とのコラボレーションによって造られた世界でも珍しい『漢万エール』などがある。

『漢万エール』はホットでも提供しており、シナモンスティックでかき混ぜると泡立ち、ふんわりとした味わいになる。シナモンや朝鮮人参などが入っているため、血行が良くなり体も温まるはずだ。フードはドイツソーセージを各種そろえている。

オンリーワンな一杯を求めて…

  • バー
  • ビールバー

 普通のビールにはちょっと飽きてしまったというようなビールラバーが足を運ぶ、最も熱い店を調査した。せっかくビールで喉を潤すのなら、クラフトビールを試してみよう。クラフトビールとは、大ざっぱに言ってしまえばフレッシュな味わいが特徴の地ビールで、醸造所、銘柄ごとに風味が異なる。

特に非加熱処理のものは、提供する店側の温度・品質管理に注意が必要で、おいしく飲むためには、おいしくサーブする店を選ぶのが肝。最近クラフトビールにはまった人も、新しい店を探しているクラフトビールオタクも、まずこの22店を押さえていれば間違いはないだろう。

  • ショッピング
  • 酒屋・ワインショップ

IPA、スタウト、ピルスナー......。どれもクラフトビールの種類だが、それぞれどんな味がするか分かる人はまだまだ少ないだろう。しかし、ワインでさえ何となくラベルで選ぶことが多々あるのだから、当然クラフトビールも同じ感覚で気軽に手に取って楽しめるに違いない。ということで、クラフトビールの取り扱い数が都内トップのびあマBASEで、 面白いラベルのビールをディグってきた。

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  • レストラン

そろそろ、ポストコロナ、新しい日常に向けて、外出先での過ごし方を考え始める時期を迎えている。今回は3密を避けつつ、心地よい空間で安全に外食できるレストランを探してみた。

この記事では、風通し最強のオープンエアな席を完備しつつ、ソーシャルディスタンスやスタッフの健康管理も徹底している、安心感のある店を紹介。接客の少ないセルフサービスや、ボート上での食事、高級店のドライブスルーサービス、完全予約制など、店の特徴もさまざまで面白い。そしてなんといっても、外出自粛中だからこそうれしい、開放的ですてきな空間を備えている。 くれぐれも不要不急の遠出だけはしないよう注意。

なるべく同居人以外と出かけるのは避けた方が無難だろう。ほとんどの店でテイクアウトも実施しているので、混んでいるときは無理せず自宅に持ち帰るのが正解だ。  

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