ヘンリエッタ
Photo: Kisa Toyoshima

大阪、ナイトアウトガイド

話題のクラブや24時間営業の名店など、大阪の夜を楽しみ尽くしたいあなたへ

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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滞在時間が限られた旅先、夜まで思いっきり遊びたいという人も多いだろう。ここでは、極上の音に酔いしれるレコードバーや、最高の朝日が迎えられるクラブ、24時間営業のうどんの名店など、夜遊びに貪欲なタイムアウト読者必見のヴェニューを紹介する。

明日のことはいったん忘れて、最高の夜を楽しもう。タイムアウト東京のLINE公式アカウント『Desika:大阪でしか』の「友だち追加」も忘れずにしておこう。

  • 音楽

北加賀屋駅を出て、大通りから工場が立ち並ぶエリアへと歩みを進める。10分ほど歩き辺り一帯が工場や倉庫に囲まれて「本当にこんなところにクラブが?」と疑心暗鬼になりかけた頃、目印ならぬ「耳印」を捉えたらもう近い。すぐにズンズンという重低音の震源地「クラブ ダフニア(club daphnia)」が見つかるだろう。

中に入ると、オーナーの2人が前店舗の解体から音響・照明機材の設置に至るまで、全てをDIYで創り上げたこだわりの空間が広がる。音質は大阪でも随一との定評があり、国外・県外からプレイを熱望するアーティストも多い。

隔月で行われている名物イベント「Diagram」では、金曜日の夜から日曜日の朝まで30時間連続でテクノ音楽に身を任せることができる。そう、ここは音楽好きの楽園なのだ。踊り疲れた体を引きずって出口のドアを開く帰宅客。朝日に照らされた幸せそうな顔が何よりの証拠だろう。

  • バー

心斎橋にあるレコードバーの名店。オープンは2003年で、関西だけでなく全国から音楽愛好家が訪れる。

約2000枚のレコードは、ブラジリアン、ジャズ、 ソウル、メロウヒップホップなど。選曲はアルバム単位ではなく、1曲ごとが基本で、オーナーでバーテンダーの牧慶次は、カウンターで客とセンス良く会話を続けつつ、棚から素早くレコードを取り出し、その時々の店内の雰囲気に合わせた曲をかけていく。そのよどみのない自然な動きは職人芸のようだ。

ドリンクは、ベーシックなスピリッツやリキュール以外に、店主自ら南大阪の畑を耕して収穫したブドウを使った、オリジナルワインがおすすめだ。浮遊感のある選曲とワインとの絶妙なマリアージュを味わってほしい。

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  • バー

谷町六丁目駅から徒歩5分のところにある、潜水艦を模して造られたバー。鉄の扉を開け、一歩足を踏み入れると、そこはまるで別世界だ。

なぜこのような内装にしたのかを尋ねると、「潜水艦やスチームパンクが特別好きだったわけではないですが、こういった空間で人と向き合ったり、触れ合ったりしたかったのです」とのこと。マスターおすすめのジントニックをたしなみながら、この空間をじっくり堪能しよう。

トイレも期待を裏切らないクオリティーの高さなので、足を運んだ際は忘れずにチェックしてほしい。

  • バー

大阪メトロの玉造駅近く、長堀通沿いに位置する店の入り口から見えるのは、明るい時間帯から賑わう開放的なコーヒースタンド。ところが店の奥に進むと、突然隠し部屋のようにレコードバーが現れる。

この非日常的な空間で目に入ってくるのは、高さ約2メートルの尖塔(せんとう)のような異形のビンテージスピーカー、マッキントッシュXRT-25。16のツイーターが縦に並ぶ、独特な構造になっている。

レコードコレクションは約1500枚あり、90年代以降のヒップホップ、アメリカと日本のインディーズを中心に、藤井風などのJ-POPまでをカバーしている。飲み物は、クラフトジンが約50種類あり、品ぞろえが充実。その約半分が日本産で、貴重な辰巳蒸留所のジンだけで10種類、宮崎の「尾鈴ジン」など希少品もあり、どれも良心的な料金で提供している。

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  • 音楽
  • 音楽会場

1999年に心斎橋のアメリカ村「三角公園」横で開業し、2009年に関西初の移転をした老舗クラブ。2016年にリニューアルオープンし、2階は800人収容のメインフロア、3階の吹き抜けはメインフロアを見下ろせ、4階はVIPフロアとルーフトップテラスを備える。

週末はビッグネームなDJや実力派の豪華ゲストが出演。スティーヴ・アオキやカルヴィン・ハリス、Fatboy Slim、ポール・オーケンフォールド、The Avalanchesなど数々の有名アーティストが来日公演を行うことでも知られる。

「ノーコンセプト」をコンセプトとしており、ヒップホップやテクノ、ハウス、レゲエなどから「アニソン」まで幅広いジャンルのイベントを開催。各ジャンルのエキスパートたちがプレイし、平日でもフロアはにぎわいを見せる。

  • バー

天満にあるワインショップとレコードショップ、そしてレコードバーを兼ねる店。一見しただけでは分からないが、店の奥にある大きな本棚が隠し扉となっていて、それをゴロゴロと動かした先にラグジュアリーなラウンジ風レコードバーが、まるで忍者屋敷の隠し部屋のように現れる。

店でかけるのは 、60~80年代のジャズ、ソウル、ブラジルなど。時折、J-POPなどもアクセントとして加えている。野口は、天満にあるイタリアンの名店「スフィーダ」のソムリエを務めていたこともあり、自然派を中心にした約7種のグラスワイン(900円から)など、ワインのセレクトにもこだわっている。「よもぎ麩田楽」(700円)といった、日本の家庭料理も味わい深い。軽く寄るつもりでも、つい長居してしまいそうだ。

22時までの営業なので、夜をディープに楽しむ人は一軒目としての利用がよさそう。レコードバーの営業は不定期なので、訪れる際は事前に問い合わせをしよう。

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  • 音楽

千日前のランドマーク、味園ユニバースビルの地下1階にあるライブホール。元キャバレーの雰囲気が残るレトロで奇抜な空間は、まさに別「世界(ユニバース)」だ。

収容人数は、オールスタンディングで800~1000人。ソファ席は72席が常設されている。毎年、年末にはEGO-WRAPPIN’がライブを行う(コロナ禍を除く)ことでも知られている「ユニバース」。タイムトラベルしたような環境で体験するライブは、きっと忘れられないものになるだろう。

  • バー

大阪の都心部を悠然と流れる​​堂島川と土佐堀川に挟まれた中之島にそびえる、老舗ホテル「リーガロイヤルホテル」。 世界各国の国家元首や国賓を数多く迎えたこの由緒あるホテルの1階に、1965年にオープンしたオーセンティックバー「リーチバー」がある。

店名は、イギリス人の世界的な陶芸家であり、日本の民芸運動との関わりが深いバーナード・リーチに由来している。リーチはこの店のフロアデザインを構想。「民藝運動の父」である柳宗悦のアイデアも反映され、最終的にはホテル設計者で建築家の吉田五十八が具現化した。

店内にはリーチの作品のほか、河井寛次郎、濱田庄司、棟方志功などの著名な芸術家の作品がさりげなく飾られ、美術ファンも全国から多く訪れる。また、開業時から変わらぬスタイルで受け継がれてきたリーチバーの名物カクテルである銅製のカップに入った「ジントニック」は、このバーを訪れた世界のセレブリティに愛され続けている。

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  • レストラン

「優しいものを食べたい」と感じた時、うどんを選ぶ大阪人は多い。コシを楽しむ讃岐スタイルとは違い、甘い「お出汁」に平べったくて柔らかいうどん。そんな大阪うどんを食べたいなら、毎日24時間営業(1月1日以外)する「ふる里」へ行くべきだ。

元々は屋台から始まったというこの店の創業は、およそ半世紀前。昭和の雰囲気をそのまま残した店内は、いい意味で時が止まっているかのよう。ところが、せっかちな大阪人を相手にしてきただけあって、提供スピードはかなり速い。

定番の「きつねうどん」(800円、以下全て税込み)などは、ショーケースに並んだ新鮮なネタで作られた握り寿司や巻き寿司(350円から)を選んで席に戻ると、もうスタンバイしていることも。しかしどれほど気持ちが急いていても、朝一番で丁寧に炊かれただしが体に染み込んでいく間だけは、ゆったりとした気分に浸らざるを得ない。出勤前の会社員や朝帰りの若者が元気をチャージしていく姿もよく見られる。

  • レストラン
  • アイスクリームパーラー

「焼き肉の街」鶴橋にあるジェラートショップ。しかし、ここは一般的なジェラート店とはちょっと違う。なんと、深夜2時まで営業する、夜更かしの人のためのような一軒なのだ。

ジェラートのほかにはアルコールも提供。焼き肉でおなかいっぱいになったら、ジェラートと酒で朝まで盛り上がろう。

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