大阪府東部に広がる、河内エリアの北部を指す北河内地域。郊外の街並みの中にも小さな農園が点在しており、中には体験農園もある。
さまざまな作物が育てられているが、特に印象的な作物がレンコン。この辺りはかつて低地で水はけが悪く、水稲栽培の代わりに、レンコンの生産地となっていたのだそう。地域に自生していたレンコンを池や沼に植えて育て始めたことを機に、現在は「河内れんこん」の産地としても知られている。

北河内・中河内・南河内エリアで味わう絶品食体験
大阪府東部に広がる、河内エリアの北部を指す北河内地域。郊外の街並みの中にも小さな農園が点在しており、中には体験農園もある。
さまざまな作物が育てられているが、特に印象的な作物がレンコン。この辺りはかつて低地で水はけが悪く、水稲栽培の代わりに、レンコンの生産地となっていたのだそう。地域に自生していたレンコンを池や沼に植えて育て始めたことを機に、現在は「河内れんこん」の産地としても知られている。
国道沿いの喧騒から少し離れた古民家レストラン「天の川 なかなか」。店に入ると、古き日本の田舎にタイムスリップしたかのようだ。店主・岡本正樹の自由な発想がさえるおまかせ懐石コース(9,350円から)には、大阪産食材のほか、京都や奈良の旬の素材も取り入れる。卓上で炊き上がるかまどご飯を楽しみにしつつ、ノスタルジックな時間に浸るのが粋。
開店から1時間後には売り切れてしまうことも多い、そばの名店「そば切り 天笑」。全国から厳選したそば粉は、「細切り」「粗挽き」「そばがき」それぞれに適した産地のものを使用している。中でも、ふわっとした口溶けの「そばがき」は、ほかではなかなか出合えない一品。まさに「瞬間の食べ物」なので、提供されたらすぐに味わうのがいい。
1969年創業の餃子専門店「丸正餃子店 本店」。メニューは餃子とビールのみで、パリッとした焼き上がりの薄皮餃子は、一口頬張ればもう箸が止まらない。完全予約制で、当日分の予約をその日の15時から受け付けるスタイル。予約の際には、何人前かも伝えよう。
アットホームな雰囲気の洋食レストラン「洋食屋グリルヤマモト」。自慢のビーフシチューは、じっくりと煮込む際に手作りのソースを加える一手間がおいしさの秘密だ。エビフライとハンバーグが乗った心踊るオムライスは、ランチ限定メニュー。昼どきに訪れたらこちらも見逃せない。
宿場町の面影を残した文禄堤にある、懐石料理の店。店主・船見拓也は、京懐石の名店をはじめとした数々の店で経験を積んだ人物で、ここでは大阪府産の食材も取り入れながら、季節感と遊び心を意識した献立で懐石のコースを提供している。
当日、席に余裕があった場合にのみ楽しめる昼限定のお手軽御膳(当日予約のみ可)もある。
旬の食材の持ち味を最大限に生かした料理を得意とする、イタリア料理店「タンタ フェリチッタ」。時には来店客のリクエストに応えて味付けをすることもあり、店と客の距離感が近い、フレンドリーさが魅力だ。素材同士の組み合わせも興味深く、目にも華やかな料理には、身も心も満たされる。
「おばんざいセット」や、良いイカが入ったときだけの「剣先おろし」など、酒のさかなも充実した「飲める」うどん店「活麺富蔵」。創作うどんも多く、薄く伸ばしたうどんをもみじおろしとポン酢で食べる「うどんのてっさ」は同店の名物だ。揚げたての天ぷらもぜひ一緒に味わいたい。
江戸時代から続くレンコン農家の4代目・中西正憲による、「門真れんこん」料理の専門店。料理には中西が育てた門真れんこんが使われており、郷土料理の「蓮根餅」をはじめ、ほっくりとした食感と、強い甘みを生かした数々の料理を提供している。
単品での注文もできるが、コースで堪能するのがおすすめだ。
寝屋川で根強い人気を誇る居酒屋「居魚屋 味よし」。「居魚屋」の通り、寿司から焼き物、揚げ物まで、魚を使ったメニューが充実しており、特に刺し身は季節ものも含めて常時 20種類ほどを揃える。醤油は自家製で、寿司と刺し身とで違うものが用意されているところからも「魚をよりおいしく食べてほしい」という心意気が感じられる。
醬も手作りする中国料理店「中華厨房 やまぐち」。素材の良さと、食べる人を思いやったメリハリのある味付けに定評があり、どれを食べても間違いない。ディナーのおすすめメニューは少しずつ内容が変わり、訪れるたびに発見があるのもうれしい。秋には、南河内地域の千早赤阪村で栽培されている、マコモダケを使った一皿もある。
かつて、大阪と古都・奈良を結ぶ主要街道の要衝であった中河内地域は、八尾市、柏原市、東大阪市から構成されるエリア。江戸時代には、綿花栽培と繊維産業で栄え、現在は「ものづくりのまち」と呼ばれる東大阪市を中心に、製造業が盛んな地域として知られている。
「八尾若ごぼう」や「柏原ぶどう」といったブランド農産物をはじめ、ネギやエダマメなど、この地で育まれた農業は今に継承。特に、柏原市では1880年代にブドウの栽培をスタートさせ、昭和初期には全国でブドウの生産量が日本一になったこともある。
ベトナムコミュニティーがある八尾市で、多くの人が母国の味を求めて訪れる食堂。郷土料理のほか、ベトナムスイーツの「チェー」も提供する。
味わうべきは12時間煮込んだスープで作る「牛肉入りフォー」。シンプルながらも奥深く、体に染み入る一杯だ。
旬の果物を使った華やかなケーキに、ジュワッとバターが香ってきそうな焼き菓子――このパティスリーに並ぶのは、「素材よりも素材らしく」と作られた職人かたぎなスイーツだ。果物は親しい農家から仕入れているため、最大限に熟した甘いものが使われている。
八尾で40年愛される、伝統的なフランス料理店「ボンシィク」。地元農家から届く「八尾若ごぼう」や「八尾えだまめ」といった旬の野菜や近隣の食材を生かし、感性あふれる一皿に仕上げる。シェフの板東亮はソムリエの資格を持ち、ブドウを自家栽培してオリジナルの赤ワインも造る職人肌。地産地消が息づく料理と、ワインが奏でる至福の時に酔いしれたい。
中華料理とスパイスを掛け合わせた「スパイス中華」の店「大衆中遊華食堂 八戒」。12、13種類のスパイスを使った人気の「osamu 式スパイスカリィ」は、「ラムクミン炒めカリィ」「四川麻婆豆腐カリィ」「今月のカリィ」の3種類を用意。それぞれが独創的だが、さらに深みを求めるならば、3種のあいがけにして混ぜ合わせながら食べるのが正解だ。
フランスでの修業や、神戸の伝説の名店「ジャンムーラン」での経験を経た太田淳史が、2012年に地元で開いたフランス料理店「RESTAURANT Antoine(レストラン アントワーヌ)」。メニューは、昼・夜ともにその日仕入れた食材で作るお任せコースのみ。ワインも地元の「カタシモワイナリー」を用意しており、ドリンクとしての提供だけでなく、ソースや煮込み料理にも使われる。
ワイン造りや伝統野菜の栽培から、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている富田林寺内町の街並みまで、豊かな歴史と文化が残る南河内地域。特に、富田林寺内町にある飲食店は、古い建物の趣を残しながらリノベーションしているところも多く、つかの間、非日常空間に没入して、日常をエスケープできる。
都会の喧騒を離れた空間で余韻のある食事を楽しんだり、ワイナリーツアーに参加したり――。この地に息吹く豊かな自然と文化が、きっと心と体をリフレッシュさせてくれるだろう。
築150年の日本家屋を改装したイタリア料理店。窓の外には世界遺産の一つ「白鳥陵古墳」がたたずむ。食材の多くは羽曳野産で、イチジクやウスイエンドウなど、イタリアでも馴染みある食材と重なるのが面白い。コースはパティシエ手作りのデザートで締めくくる。満足度の高い食体験を実感できる、わざわざ訪れたい一軒だ。
水槽から好きな魚介を選び、好みの調理法で最高の一皿に仕立ててもらえる香港スタイルの海鮮料理店。味はもちろん、自分で素材を選ぶ楽しさが体験できる点も「まるで現地のレストランのよう」と評判だ。
食材は、魚介も野菜も旬のものを用意している。
野菜や卵、肉など、南河内地域の食材を中心に、時には野草や自生する果物、エディブルフラワーなども取り入れながら旬の一皿を提供するレストラン。生産者の思いも乗せた料理は本格的でありながら、ママ会などにも利用しやすいフレンドリーさがある。
焼き肉店の多い南大阪エリアでも、高品質な和牛を手頃な価格で楽しめると人気の一軒。この価格での提供がかなうのは、精肉店を営む身内から厳選した肉を仕入れているから。
刺しからホルモンまで魅力的なラインアップだが、脂のバランスが良いA5ランクのシャトーブリアンとフィレは、出合えたら必ず味わいたい一品だ。
「プチ贅沢なパン」をコンセプトに、毎日約60種類のパンが並ぶベーカリー。「もっちり湯種食パン」をはじめとした自慢の食パンは4種類あり、毎週火曜日は、食パンに限って10%引きで購入することができる。
総菜パンのほか、季節のあんぱんやクロワッサンなど、その時々のパンを求めて何度でも訪れたい魅力がある。
自然豊かな富田林に建つ古民家レストラン「daccia(ダッチャ)」。シェフの谷内田絵美が選んだアンティーク家具に囲まれた空間は、自宅に招かれたような心地よい温もりだ。料理はイタリアンをベースに和のエッセンスを加えた創作コース。有機野菜の魅力を丁寧に引き出し、調理やソースで個性を際立たせる。一皿ごとに新鮮な驚きが広がるだろう。
江戸時代より前に観心寺の台所として建てられた庫裏は今、創作レストランとして多くの人を迎えている。
楽しめるのは、昔から節分の日に観心寺で食されている「あずき茶粥」と、高野山の修行場の基準(肉・魚・五辛不使用、卵は無精卵のみ)で作られる精進料理。25種類以上の地元野菜が使われているのもうれしい。
※完全予約制のため詳細は公式ウェブサイトか電話で要確認
イタリアンレストラン併設のスクラッチベーカリー。生地作りから焼き上げまで、全ての工程を手作りで行うスクラッチベーカリーは、店の個性が出せる反面、通常の製法よりも時間や労力が必要になる。
来店客の声に応えながら約150種類のパンを焼く、評判の店だ。
野菜や卵、黒米など、地元の食材をふんだんに使った食事を提供するキッズフレンドリーなカフェ。ドレッシングまで全て手作りで、人気の「ナッツランチ」のほか、キッズカレーも用意する。
子ども用のイスやオムツの交換台もあり、ベビーカーでの入店も可。
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