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第1弾は「人類みな麺類」の新ブランド、タイ政府公認レストラン「クンテープ」

「タイムアウトマーケット大阪」が、2026年5月から新たなフェーズに突入。「タイムアウト」の編集者視点で大阪の食シーンをキュレーションしてきた同施設に、この街で今出合うべき一軒として選ばれた店舗が続々と登場する。
第1弾として発表されたのは2店舗だ。まず5月1日(金)にオープンするのが、大阪のラーメンシーンにおいて独自の地位を築いてきた予約困難店「人類みな麺類」の新業態「天命」である。西中島に本店を構える「人類みな麺類」の店主・松村貴大が、16年間ニューヨークで日本酒を広めてきた「酒ソムリエ」の赤星慶太と組んで生み出す新ブランドだ。
核にあるのは、だしを一切使わず「水と醤油」だけで仕立てるという、ラーメンの常識を覆す一杯である。徹底した引き算で、上質な水が醤油のうまみを極限まで引き出した奥行きに、赤星は深く感動したという。
そこに重ねられるのが、赤星が厳選するタイプの異なる日本酒のペアリング。一杯のラーメンを「食べる」ではなく「体験する」ものへと引き上げる、コース仕立ての構成だ。最初の一口から締めの余韻まで全てが計算し尽くされた、日常食としてのラーメンの枠をはみ出していく一軒となるだろう。
続いて6月初旬にオープンするのが、1992年創業の老舗タイ料理店「クンテープ」。大阪のタイ料理シーンを長年牽引(けんいん)してきた人気店で、本格派の味わいを求めて通うファンも多い。タイ国政府商務省の厳しい審査に合格したタイ・レストラン「Thai Select」に認定もされている。「道頓堀本店」は1つ星 旧クラシック、「ルクア大阪店」は2つ星 旧シグネチャーだ。旧シグネチャーは5つ星にあたると評価されたレストランに与えられる認定である。
タイムアウトマーケット大阪では、複数の料理から選べるセットスタイルのランチを日替わりで展開。平日のオフィスワーカーの日常に溶け込む、新たな選択肢になるだろう。
本店名物のマンゴースイーツやタイドリンクも登場予定。写真映えする華やかな一皿は、週末の女性客や観光客の足も自然に引き寄せるはずだ。気軽さと本格感の両立を狙った、バランス設計が光る一店である。
今回の発表の背景には、タイムアウトマーケット大阪ならではの哲学がある。同マーケットのジェネラルマネジャーであるの仁科拓也は「タイムアウトマーケット大阪は、完成された商業施設ではなく、編集し続けるメディアである」と語る。
テナント契約が1年という単位なのは、街のスピードに追随するためのものだ。新しい才能が現れ、評価が更新され、人の流れも移り変わる――そのダイナミズムこそが都市の魅力であり、今最高の一皿を客に届けることが、編集し続けるメディアとしての責任だという。
卒業していった店も、これから迎える店も、同じ敬意をもって向き合う。長く愛されてきた味と、新しく評価される才能を、その時々の大阪にふさわしい形で共存させていく。変わり続けることそのものが、このマーケットの価値なのだ。
タイムアウトマーケット大阪が届けるのは、食だけではない。館内では、地元アーティストやDJによるステージイベント、日曜日には親子で楽しめる体験型の企画といったカルチャーの発信も実施している。
一つ屋根の下に集うのは、受賞歴を持つシェフの一皿から、ラーメンやうどんといった日常の味まで。ジャンルも温度も異なる食とカルチャーが交差することで、街の輪郭そのものを体験できる場所を目指す。
夏に向けたその他区画のオープン情報は、順次発表される予定。期待して待とう。
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