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古家電を楽器に、「MUTEK.JP」が大阪・関西万博で「電磁盆踊り」を開催

MUTEKが10周年、かつてない未来の盆踊りを万博で体験

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Hanako Suga
MUTEK
画像提供:一般社団法人MUTEK Japan | MUTEK
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2025年6月27日(金)、電子音楽とデジタルアートの最前線を走り続けてきたフェスティバル「MUTEK.JP」が10周年を迎える。これを記念し、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」にて、特別イベントを開催する。

MUTEK
画像提供:一般社団法人MUTEK JapanMUTEK

「MUTEK」は、2000年にカナダ・モントリオールで誕生。以来、音楽とテクノロジーが交差する実験的な表現の場を世界各地に広げている。2016年にスタートした「MUTEK.JP」では、東京を拠点に先鋭的なライブパフォーマンスやAVショーケース、トークセッションなどを通じて、国内外のクリエイターをつなぐ文化プラットフォームとして機能してきた。

今回のメインプログラムとして開催するのが、「大阪万国博電磁盆踊り」だ。会場は万博内の「EXPOホールシャインハット」。アーティストでミュージシャンの和田永が主宰するプロジェクト「エレクトロニコス・ファンタスティコス!」とのコラボレーションによって開催される。

Roppongi Art Night 2024 – Electronikos Fantastikos!
Photo: Mao Yamamoto「Roppongi Art Night 2024– Electronikos Fantastikos!」

エレクトロニコス・ファンタスティコス!は、廃家電を「電磁楽器」としてよみがえらせるプロジェクト。ブラウン管テレビや扇風機といった家電を奏でながら行われる「電磁盆踊り」は、和田の代表的なプロジェクトの一つで、過去には「六本木アートナイト」などでも開催されている。

万博という特別な会場を舞台にした今回は、「電磁音楽パビリオン『ブラウン館』」として、創造性とユーモアに満ちた電磁盆踊りを繰り広げる。演奏には民謡歌手の沢田藍を迎え、空間演出にはビジュアルアーティストの240K(COSMIC LAB)、照明にはプログラマーで照明デザイナーの空本朋之が参加する。

イベント終了後には、ライブストリーミングの「DOMMUNE」によるオンライン配信も予定されており、世界中どこからでも会場の熱気を視聴できる。

同イベントは事前申し込みは終了し、万博公式ウェブサイトでの「7日前抽選予約」が必須だ。また、万博会場への入場には別途チケットが必要になる。

使われなくなった古家電によって奏でられる、土着的かつトランシーなリズムと踊りをぜひ体感してみてほしい。

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