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2026年夏、マリメッコの創造の哲学を体感する展覧会が京都で開催

「京都文化博物館」から全国巡回へ

Chikaru Yoshioka
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Chikaru Yoshioka
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マリメッコ展 
ヘルシンキにあるマリメッコのプリント工場(1965 年) Photo: Tony Vaccaro /Tony Vaccaro Archives *ハンドスクリーンでファブリックをプリントする様子
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フィンランド生まれのライフスタイルブランド「マリメッコ」の世界を体感できる展覧会が、約10年ぶりに日本で開催される。展覧会タイトルはマリメッコ展。2026年7月に「京都文化博物館」で開幕し、その後、「東京都庭園美術館」をはじめ全国を巡回する予定だ。

マリメッコ展 
アルミ・ラティア(1912 ‐ 1979) Photo: Matti Saanio / The Finnish Museum of Photography

1951年にアルミ・ラティア(Armi Ratia)とヴィリヨ・ラティア(Viljo Ratia)夫妻によって創業されたマリメッコは、ファッションやインテリアといった枠を超え、新しいライフスタイルやコンセプトを提案するデザインハウス。デザイナーの思想やアイデアを尊重したものづくりを軸に、日常に彩りと喜び、そして前向きな心をもたらすことを使命とし、世界中にそのビジョンを発信し続けている。

マリメッコ展 
≪イソ ウニッコ≫ マイヤ・イソラ 1964 年/2023 年 © Marimekko Oyj Suomi-Finland Maija Isola 1964/2023

これまでに生み出されたオリジナルのプリントデザインは3500種以上。ヘルシンキにある自社のプリントファクトリーでは、アーティストやデザイナーが熟練した職人たちと協働し、独自性を追求してきた。高い美的感覚に裏打ちされたプリントメイキングの技は世界的に評価されており、その大胆で自由な表現は時代ごとに再解釈されながらも、タイムレスな魅力を放ち続けている。日本においても、世代を超えて長く愛されてきた理由がそこにある。

マリメッコ展 
マリメッコの3種の模様を組み合わ せた展覧会キービジュアル 右上:Klaava, Annika Rimala, 1967 下:Viidakko, Pentti Rinta, 1981 左上:Seppel, Antti Kekki, 2022

本展では、創業者の言葉を手がかりに、さまざまな年代のドレスやファブリック、アートワークを通して、マリメッコの創造の美学と継承されてきたプリントメイキングの技に多角的な視点から迫る。展示は、マリメッコ社およびヘルシンキ建築&デザイン ミュージアムの特別協力の下で実現。貴重な所蔵作品や資料に加え、本展のために制作される映像展示や、日本のアーティストとのコラボレーションも予定されている。

全ての製品を「アートを生み出すキャンバス」と捉え、価値と質の両面で色あせないデザインを追求してきたマリメッコ。その哲学と創造性を、空間全体で体感できる展覧会となりそうだ。2026年夏、デザインファン必見の巡回展として大きな注目を集めるだろう。 

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