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維新派・松本雄吉の没後10年、難波宮跡で野外上映会と屋台村が開催

10月9〜12日、「十字路の迎え火」

Chikaru Yoshioka
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Chikaru Yoshioka
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十字路の迎え火
『水街』 | 撮影=福永幸治
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自らの手で野外に劇場を建て、周囲の風景や土地の記憶を取り込んだ独自の劇空間を生み出してきた劇団・維新派。主宰の松本雄吉が2016年に亡くなり、翌2017年に劇団が解散した。その没後10年となる2026年、野外上映会&屋台村「十字路の迎え火」が、109日(金)から12日(月・祝)まで、大阪・難波宮跡公園「なノにわ」で開催される。

十字路の迎え火
「十字路の迎え火」メインビジュアル

維新派は1970年の結成以来、大阪を拠点に国内外で活動してきた。固定された組織ではなく、公演ごとに多様な人々が集まる流動的な「派」として、「いま・ここ」でしか体験できない一回性の演劇と劇場を追求。土地の風景や歴史を求めて各地で野外公演を重ね、上演後には劇場を解体する独自のスタイルでも知られている。2016年に奈良・平城宮跡で上演された『アマハラ』を最後に活動を終えた。

十字路の迎え火
屋台村過去開催時の様子

今回は、野外上映会と屋台村を展開。上映会では、維新派の過去作品をスクリーンで上映し、屋台村には飲食店を中心に複数の店舗が出店する。入場は無料だ。

十字路の迎え火
屋台村過去開催時の様子

維新派の公演では、野外という環境がもたらす空間の多層性に加え、劇場に併設された屋台村も重要な存在だった。飲食店やさまざまな店舗が並び、観客だけでなく、公演のチケットがない人も自由に行き交う、劇場とは異なる交流の場として機能していた。

十字路の迎え火
屋台村過去開催時の様子

会場となる難波宮跡は、古代に外交や交易の拠点となった「難波津」に隣接し、さまざまな人や文化が行き交った歴史を持つ。維新派が大切にしてきた「土地と人との出会い」という考えとも重なる場所での開催となる。

また現在、本企画の実現に向けたクラウドファンディングも実施中。野外会場の設営や音響など、作品の世界観に没入できる環境を整え、松本没後10年の節目を彩る催しの実現を目指す。リターンには、オリジナルステッカーや松本著作集、屋台村クーポン、献灯提灯などが用意されている。

十字路の迎え火
『透視図』撮影=井上嘉和

維新派を長年見つめてきた人も、今回初めてその世界に触れる人も、それぞれの記憶や思いを携えて、この4日間だけ現れる「十字路」を訪れてみては。

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