祖父江慎+コズフィッシュ展:ブックデザイ

アート, デザイン
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漱石『心』(岩波書店 2014年)
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楳図かずお『恐怖』1・2(小学館 2006年)
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『吾輩ハ猫デアル』装丁案
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祖父江慎

日比谷図書文化館の特別展示室にて、グラフィックデザイナーの祖父江慎が率いるコズフィッシュのブックデザイン展が開催。装丁や編集デザインに関心のある人なら、誰しもがその名を意識したことがあるだろう祖父江は、タイポグラフィへの深いこだわりにくわえ、本文や裁断の傾き、ズレ、穴、欠けなど、印刷製本職人や書店員泣かせの、五感にじわじわと響く造本デザインを数多く手がけてきた。同展では、アイデア出しから数々の試行錯誤を経て、完成にいたるまでの制作プロセスを追いながら、紙の本だからこそ生まれる表現への情熱と、物体としての本の魅力に迫る。会期は前期『cozf編』と後期『ish編』に分けられ、2月16日(火)からの後期展では、これまでに手がけた2000冊以上の全装丁本から「21世紀の書庫」を展示。さらに、現在制作中の「漱石『吾輩ハ猫デアル』新装版」に関連した展示も登場する。誤植かと二度見してしまう展示名の違和感にニヤリとする人なら、「うまくいかない喜び」を楽しむ奇才、祖父江慎の世界を間違いなく楽しめるだろう。

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