京都市京セラ美術館
「京都市京セラ美術館」外観/撮影:来田猛

京都市京セラ美術館

  • ミュージアム | アート&デザイン
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タイムアウトレビュー

1933年開館の大礼記念京都美術館を前身に、1952年に京都市美術館と改称、2017年にネーミングライツ契約を京セラと締結し現在の館名に改称、2020年にリニューアルオープンした。

帝冠様式による建築で、日本の公立美術館では現存最古。近現代の京都にまつわる作品を中心としたコレクションを形成しており、上村松園や富岡鉄斎、神坂雪佳などの作品を収蔵している。

詳細

住所
京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
Kyoto
アクセス
京都市営地下鉄東西線『東山』駅 徒歩8分
営業時間
10〜18時(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜

開催中

ザ・トライアングル 倉敷安耶:女が生まれて、女が死んで、——母の血、ワイン、チョコレート、アルコール、アルコール、アルコール

「京都市京セラ美術館」で、東京と関西を拠点に活動する倉敷安耶(くらしき あーや)による個展「ザ・トライアングル 倉敷安耶:女が生まれて、女が死んで、——母の血、ワイン、チョコレート、アルコール、アルコール、アルコール」が開催される。「ザ・トライアングル」は、リニューアルオープンに際して新設された展示スペースで京都ゆかりの若手作家を中心に紹介する企画展シリーズだ。 倉敷は、作品を通して自己と他者、そして共同体との関係性を探究している。宗教画をはじめとする名画に、ウェブ上の画像や自身で撮影した写真を組み合わせたコラージュを制作し、それをキャンバスへ転写することで、信仰やケアの行為として再構築した作品を展開。また、平面作品に加え、インスタレーションや儀式的なパフォーマンスも手がけている。 会場では、美術館の所蔵作品をモチーフにした新作を発表。京都の美術の大きな系譜の中で語られてきた作品群に、自身の身体的経験や感覚を重ね合わせることで、個人の記憶と歴史の間に新たな関係性を立ち上げる。 転写によって写し取られるのは単なる図像ではなく、そこに蓄積された時間やまなざしでもある。本展は、そうした幾重もの重なりを通して、他者や歴史との関わりを見つめ直す機会となるだろう。 ※10~18時/休館日は月曜(祝日の場合は開館)/入場は無料

テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート

「京都市京セラ美術館」で、1980年代後半から2000年代初頭にかけての英国美術に焦点を当てた展覧会「テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」が開催。世界のアート史に名を刻む約50人を超える作家による約90点の作品を通して、1990年代の英国美術における革新的な創作の軌跡を検証する。 1979年から1990年まで続いたサッチャー政権下の英国では、失業率の悪化など社会不安が広がる中、既存の美術制度や表現を問い直すアーティストたちが数多く登場した。当時「ヤング・ブリティッシュ・アーティスト(YBA)」と呼ばれた作家たちは、大衆文化や個人的な物語、社会構造の変化などをテーマに、絵画・彫刻・写真・映像・インスタレーションなど多様な手法を用いて独創的な作品を発表した。 1988年、ダミアン・ハースト(Damien Hirst)はロンドン東部の倉庫街で、学生や卒業生による展覧会「フリーズ」を企画した。ハーストら同世代の作家たちは新たな視点で素材や表現を探り、自ら発表の場を切り開いていく。その後「サーチ・ギャラリー」での展覧会を通じてYBAという呼称は広く浸透し、彼らの自由で実験的な活動は1990年代英国アートシーンを世界的な注目へと押し上げていった。 会場では、ダミアン・ハースト、トレイシー・エミン(Tracey Emin)、ヴォルフガング・ティルマンス(Wolfgang Tillmans)、ジュリアン・オピー(Julian Opie)、ルベイナ・ヒミド(Lubaina Himid)ら、英国現代美術を代表するアーティストたちの作品が一堂に集結。音楽、サブカルチャー、ファッションの熱狂と共鳴した90年代UKカルチャーの息吹を体感できるだろう。 「テート美術館」が編み上げた、YBAと90年代英国アートを総覧する決定版ともいえる本展を見逃さないでほしい。 ※10〜18時(入場は閉場の30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は開館)/料金は前売り2,100円、学生1,300円、高校生700円/当日2,300円、学生1,500円、高校生900円、中学生以下無料
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