「京都府立堂本印象美術館」で、唯一無二の動物表現で高い人気を誇る日本画家・竹内浩一の個展が開催。本展では、初期作品から代表作、新作までを含む約50点が一堂に会し、その画業の全貌に迫る。さらに、猫をモチーフとした抽象作品や、禅僧のかさを描いたドローイングなど、本展のために描き下ろした作品も初公開される。
京都の型染友禅を家業とする家庭に生まれた竹内は、当初テキスタイルデザイナーとして活動していた。25歳の頃、京都画壇の重鎮である山口華楊に師事し、日本画家としての道を歩み始める。洗練された色彩と繊細な心象表現で注目を集める一方、次第に内面的な葛藤を深めていった。
そうした中で出合った禅の教えや、高い精神性を持つ中国・宋時代の絵画が新たな表現の扉を開く契機となる。淡くデリケートな色調に、生きとし生けるものへの深いまなざしを重ねることで、独自の表現世界を確立。真摯(しんし)に描かれた動物たちは、悲哀とユーモアを併せ持つ豊かな情感を宿し、それこそが竹内芸術の魅力だ。
本展で、その世界観をより深く味わってほしい。
※9時30分~17時(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(5月4日は開館)、5月7日/料金は800円、65歳以上400円、学生500円、中学生以下無料






