「国立国際美術館」で、「コレクション3」が開催。特集展示「反射する都市」と通年展示「コレクション・ハイライト」の2部構成で展開される。
多くの作家が、街や都市生活を主題に作品を制作してきた。それらを現在の視点から見直すことで、都市景観に映し出された社会や経済の状況、さらには豊かさや快適さへの欲望、未来への期待や不安といった同時代の内面が浮かび上がる。本展では、戦後間もない1950年代の作品から2020年代まで、約110点を通して作品が映し出す時代の姿をたどる。
高田冬彦による映像インスタレーション『Cut Suits』(2023年)は、6人の男性が互いのスーツにハサミを入れていく作品。オノ・ヨーコが1964年に行った『Cut Piece』へのオマージュであり、笑顔で優しくスーツを切り合う姿は遊び心と官能性を帯び、スーツに象徴される男性性や都市労働者としての役割からの解放を思わせる。
通年展示では、ポール・セザンヌ(Paul Cézanne)やマックス・エルンスト(Max Ernst)ら19世紀末から20世紀初頭の作品をはじめ、近現代美術の諸相が浮かび上がる。近年収蔵されたヨーゼフ・ボイス(Joseph Beuys)や村上隆、モーリーン・ギャレス(Maureen Gallace)、マリア・ファーラ(Maria Farrar)の作品に加え、エリザベス・ペイトン(Elizabeth Peyton)の絵画も並ぶ。
※10~17時(金曜は20時まで)/入場は閉館の30分前まで/休館日は月曜(5月4日は開館)、5月7日/料金は430円、学生130円、65歳以上・高校生以下無料





