タイムアウトマーケット大阪では、総面積約3000平方メートルを超える広大な空間に、関西を代表するシェフやレストランが多数参加する17のキッチンと2つのバーが登場。ミシュラン一つ星を獲得した焼き鳥店の新業態や京都の老舗甘味処など、関西を代表する注目の店舗が一堂に集結する。ここでは、同マーケットにラインアップする17のキッチンとシェフを紹介していく。
大阪・梅田に誕生した「タイムアウトマーケット大阪(Time Out Market Osaka)」は、関西の「最高」が詰まったフード&カルチャーマーケット。地元で愛される名店から、新進気鋭のシェフによる注目の一皿まで、関西グルメの最前線が一堂に会するスポットだ。
2025年3月のオープン以来、訪れる人の食欲と好奇心を満たす新たな観光地として、国内外から多くの人が訪れている。同マーケットでは不定期でイベントが開催され、体験型フードマーケットとしてもユニークである。
従来のフードホールとは一線を画すスタイルだからこそ、過ごし方も無限大。今回はその中でも、一人で訪れても十分に満足できるソロダイニングの楽しみ方にフォーカスを当てる。仕事帰りの夕食や、一人で食事をする際の新たな選択肢の一つにしてほしい。

全体でテニスコート約12面分の広さを誇るマーケットは、暗めの照明により、シックで居心地の良い雰囲気が演出されている。フロア内には、背もたれ付きのチェアやスツール、カウンターチェアなど、用途に合わせた座席が豊富に並ぶ。
中でも注目したいのが、各店の厨房(ちゅうぼう)に面したカウンター席だ。人目に触れにくいだけでなく、調理の様子を間近で楽しむこともできるという面では、ソロダイニングの特等席ともいえるだろう。
一人で訪れた際におすすめのメニューは、「喜多郎寿し」で食べられる、つまみやすい小ぶりのシャリが特徴の「おまかせ握りセット 10貫」(1,500円、税込み)。カウンター席に腰かければ、目の前で職人が丁寧にネタを握る様子をライブ感とともに味わえる。

また、同マーケットは一人のカフェ時間を過ごすのにもぴったり。ハイグレードなコーヒー豆のみを扱うスペシャルティコーヒー専門店「メルコーヒーロースターズ(Mel Coffee Roasters)」では、丁寧に自家焙煎(ばいせん)された豆を使った一杯が味わえる。同店はフロアの角地に位置するので、落ち着いた空間でゆったりとしたひとときを過ごそう。

甘いものが欲しくなったら、すぐ横に並ぶ「ジュリアンアイスクリーム シュクレとアシッド(JULIAN♡SUCRÉ♡ACID)」のプリンやアイスクリームがおすすめ。そのほか、旬のフルーツを使ったスイーツで人気の「セイイチロウ ニシゾノ(Seiichiro,NISHIZONO)」の焼き菓子やタルトも、コーヒーと相性抜群だ。

一人だからこそ、誰にも気を遣わず、自分のペースで食事を楽しみたい。そんな要望をかなえてくれる同マーケットで贅沢な一人時間を過ごしてほしい。