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大阪、ベストクラブ5選

大阪屈指の「大箱」からアンダーグラウンドなヴェニューまで紹介

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大阪のクラブカルチャーを一言で表すなら、熱量。それぞれのクラブがメインとするジャンルはもちろんあるが、ボーダーを超えて、その場にいる人たちが「最高の夜」にすべく、流れる音楽を本気で楽しみながら踊る姿勢が魅力的だ。

かつて、クラブではなく「ディスコ」と呼ばれることが多かった時代、洋楽がメインで、邦楽が流れることはあまりなかった。そんな中で1970年代、大阪のディスコでDJが「BOMBER」を流したことが山下達郎のブレイクのきっかけとなったように、当時から今でも、いいと思ったものを伝え続ける姿勢が大阪のクラブシーンには根付いているのかもしれない。

本記事では、来日アーティストもしばしば登場する大阪屈指の「大箱」や、DIYで造られたこだわりの空間が広がるクラブ、アンダーグラウンドシーンを支え続けるヴェニューなどを5つ紹介する。「クラブ入門」にもぴったりの場所ばかり。ぜひ訪れてみてほしい。

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  • 音楽
  • 音楽会場

1999年に心斎橋のアメリカ村「三角公園」横で開業した老舗クラブで、2009年に関西クラブ史上で初めて移転を成功させた。2016年にリニューアルオープンし、2階は800人収容のメインフロア、3階の吹き抜けはメインフロアを見下ろせ、4階はVIPフロアとルーフトップテラスを備える。

週末はビッグネームのDJや実力派の豪華ゲストが出演。これまでスティーヴ・アオキやカルヴィン・ハリス、Fatboy Slim、ポール・オーケンフォールド、The Avalanchesなど数々の有名アーティストが来日公演を行ったことでも知られる。

「ノーコンセプト」をコンセプトとしており、ヒップホップやテクノ、ハウス、レゲエなどから「アニソン」まで幅広いジャンルのイベントを開催。各ジャンルのエキスパートたちがプレイし、平日でもフロアはにぎわいを見せる。

  • 音楽

アメリカ村の中にあるクラブ「サーカス オーサカ(CIRCUS Osaka)」。東京に系列店がある。テクノやハウスを基軸に、ダブステップやドラムンベースなどのベースミュージックも流れる。

インダストリアルな店内は、同店のストイックな音への向き合い方を表しているようだ。毎週末のように海外からの実力派DJがラインアップするほか、近年では、各地のクラブや音楽フェスティバルなどで活躍するDJコレクティブ「FULLHOUSE」を輩出している。

また、同店の上階には、系列のミュージックバー「キャッツ(CATS)」がある。両店ともに訪れてみてほしい。

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  • 音楽

北加賀屋駅を出て、大通りから工場が立ち並ぶエリアへと歩みを進める。10分ほど歩き辺り一帯が工場や倉庫に囲まれて「本当にこんなところにクラブが?」と疑心暗鬼になりかけた頃、目印ならぬ「耳印」を捉えたらもう近い。すぐにズンズンという重低音の震源地「クラブ ダフニア(club daphnia)」が見つかるだろう。

中に入ると、オーナーの2人が前店舗の解体から音響・照明機材の設置に至るまで、全てをDIYで創り上げたこだわりの空間が広がる。音質は大阪でも随一との定評があり、国外・県外からプレイを熱望するアーティストも多い。

これまでオーディエンスを沸かしてきたアーティストの中には、エレクトロニック・ミュージック・シーンのレジェンドであるモーリッツ・フォン・オズワルドや、大阪を拠点に活動する世界的な音楽家である日野浩志郎のソロプロジェクトのYPYなど、一筋縄ではいかない個性派も多い。

 踊り疲れた体を引きずって出口のドアを開く帰宅客。朝日に照らされた幸せそうな顔が何よりの証拠だろう。

「ゴースト(GHOST)」はヒップホップやR&Bを愛する人には欠かせない。店内は独自の美意識に貫かれており、一歩足を踏み入れるとたちまち、そのとりこになってしまうことだろう。

バーテンダーたちが豊かな才能を惜しみなく発揮して作る、客の好みに合わせたカクテルも素晴らしいが、同店の白眉は何と言っても、最先端の照明や音響設備を備えたダンスフロア。国内外の素晴らしいDJによる音楽に合わせ、羽目を外して踊り明かすのに最適だ。

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  • 音楽
  • 音楽会場

道頓堀から歩いてすぐの場所にある、関西最大級のクラブ「ナイトクラブ ガラ リゾート(NIGHTCLUB GALA RESORT)」。それぞれが特色のある4フロアで構成され、気分やシチュエーションに合わせて、さまざまなジャンルの音楽が気軽に楽しめる。

IYAZやJNR CHOI、Anarchy、MC TYSON、Red Eye、RYKEY DADDY DIRTY、¥ellow Bucksなど、国内外を問わず豪華なゲストが出演。平日・週末かを問わず、遊び尽くせる熱狂がここにはある。

クラブの前後に立ち寄るなら......

かつてジャズ喫茶なるものを生み出したこの日本で、レコードバーの出現は必然だったかもしれない。近年は外国人観光客にも人気を広げ、彼らに人気の店も多い。

ここでは大阪に点在する、レコードバー5店をピックアップする。デジタル音源とは異なる、レコードが持つ音の温かみや厚みはもはや説明不要だろう。レコードバーでは、店主こだわりの音響機材で、ジャズにソウル、ラテン、J-POPなどから、選りすぐりの1曲を聞かせてくれる。

そして、うまい酒がそこにあれば、もう言葉はいらない。客と店主と音楽が作り出す一期一会のひとときを求めて、レコードバーに繰り出してみては。

  • 音楽

東京は世界的にもレコードショップが多いとされているが、ここ大阪も忘れてはならない。「ディグ」目的で旅する価値のある、個性的なレコード店が揃っている。

オールジャンルを扱いビギナーから玄人まで満足できる店舗や、ワールドミュージックという定義がまだなかった頃から現地で買い付けをしていたヴェニュー、老舗から独立した若き店主によるレコード店など、探し求めていた1枚に出合えるかもしれない。

思いがけない発見やスタッフのレコメンドも醍醐味のレコードハンティング。1日と言わず、くまなく巡りたい。

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  • ナイトライフ

夜のとばりが降りる頃、大阪の街はますます活気付くようにすら感じられる。本記事では、工業地帯に突如現れるクラブや、極上の音とともに酒が楽しめるバー、チームラボが手がけるアートプロジェクト、23時まで営業する屋外インフィニティプール、息を飲む美しさの夜景が広がる展望台、一夜の終着地にもぴったりの老舗うどん店など、幅広いジャンルのヴェニューをカテゴリごとに紹介する。

遊びたい夜はもちろんだが、しっとりと過ごしたい夜にも満足できる、粒揃いのスポットばかりのはず。最高の夜遊びの参考になれば幸いだ。

大阪で最もにぎやかなショッピングとエンターテインメントの街の一つであるアメリカ村。通称「アメ村」と呼ばれるこのエリアは、名前の通りアメリカンカルチャーを取り入れた店が多く存在する。トレンドに敏感な若者にも人気のスポットだ。

道頓堀から徒歩わずか10分の場所にあり、ショッピング、グルメ、そしてナイトライフを楽しむ上で欠かせない個性的なバーも充実する。クラシックなカクテルからクラフトビールまで、あらゆるものを提供してくれる。

ゆったりとした雰囲気でも、より高級な体験を探している人でも、アメ村ならきっと好みのバーが見つかるだろう。タイムアウトが厳選した6つのバーを紹介しよう。

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  • ショッピング

商売の街といわれる大阪は日本有数のショッピング街を擁し、市内には460もの商店街を数える。ハイブランドの店が並ぶ心斎橋筋から、古着やレコード店が点在するアメリカ村、専門店が連なる千日前道具屋筋商店街まで、街を歩けば、多様なショッピング体験が待っている。

ここでは、個店を中心に厳選して10のショップを紹介。ユーモアにあふれる発見や、新鮮な驚きが待っているだろう。好奇心の赴くまま、ディープな世界を探ってみてほしい。

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