ブリューパブ センターポイント
Photo: Kunihiro Fukumori
Photo: Kunihiro Fukumori

大阪、ブリューパブ5選

出来立て・こだわりのクラフトビールを楽しむ

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ブリューパブとは醸造所を併設したビールパブを指し、アメリカやイギリスなどでよく見られる。日本でもクラフトビールの人気が上昇し、各地で見られるようになってきた。

ブリューパブの魅力はなんといっても、タップから注がれた出来立ての自家製ビールを楽しめることだ。またビールに合うパブメニューを提供してくれ、杯がさらに進む。足を向けたそこでしか味わえないひとときが過ごせるだろう。

ここでは大阪のブリューパブ5店を紹介。ビールがうまいこれからの季節、それぞれの店が素材からこだわった一杯をゆっくりと味わってほしい。

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2012年の創業以来、関西のクラフトビールカルチャーをけん引してきた先駆の一つである「クラフトビアベース」のフラッグシップ店。もともと京町堀に醸造設備を持っていたが、2021年秋に現在の場所へ拡張移転し、醸造所とレストラン、ボトルショップの機能を集結させた。店の公式ウェブサイトにあるように、「ビールのテーマパーク」という表現がぴったりの空間といえる。

福島と中津の中間に位置する店がまず誇るのは、高い天井と661平方メートルの広々したフロア。そこに13個の大型発酵タンクがずらりと並ぶ様子はまさに、壮観だ。醸造時は日々、分析データだけではなく実際に試飲を欠かさず行うことで発酵推移を管理しているという。

徹底した職人かたぎが生む店内醸造・生ビールは約15種類。「クラフトビア・ベースCPA」(473ミリリットル・1,000円、以下全て税込み)のほか、どれも凛(りん)とした格調高いうまみと雑味のないピュアでクリーンな後味に、心が洗われる。

サラダやピザ、ソーセージ、メインの肉料理など、フードメニューが「大」充実しているのも同店の魅力。スタッフに相談し、ビールとのペアリングで注文を選んでみるのもいいだろう。

ボトルショップには自社醸造のビールはもちろん、ヨーロッパやアメリカ、南半球などから、希少な木樽熟成プレミアム品を含む全500種類ものクラフトビールが集結している。文字通り選ぶのに迷ってしまうほどだ。

2018年にオープンした、中崎町駅近くにあるブリューパブ・ダイニング。店内奥で醸造されるサワー IPAや、「ロブストポーター」といった出来たてのクラフトビールが6種類ほどタップで楽しめる。

店のもう一つの魅力は、関西では数少ない豪快なテキサスバーベキューを堪能できること。 ハーブとスパイスで8時間マリネした後、さらに時間をかけてスモークとローストを繰り返す「ブリスケット」や、ほろほろに柔らかな「プルドポーク」など、どのメニューもビールを飲む幸せを倍増させるパワフルなおいしさがある。

ビールは肉料理に合うよう、比較的ボディー感とホップの苦みをきかせたものをラインアップ。バーベキューメニューに合わせるのであれば、まずは「酒池肉林ペールエール」がいいだろう。最強のマッチングにエキサイトするはずだ。

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2016年、天満橋駅と谷町四丁目駅の間にオープンしたブリューパブ。 店舗奥には光り輝く200リットルの発酵タンク2台を備え、3人の醸造家が「醸造ごとにレシピを微調整し、常に改良しながら」 それぞれの手腕と美意識を映すクラフトビールを造っている。

醸造に使われるホップはニュージーランド産やイギリス産など、全5種類。多彩な香りが表現された「インターナショナル・ビアカップ」などの「作品」は、世界的ビール品評会でも多くの表彰歴を誇る。アメリカ産ホップの苦みをしっかりきかせたブラウンエールの「アメリカンブラウン」(550円)をはじめ、ユニークな黒豆ポーターやベルジャンレッドなど、全6種類はタップで楽しめる。

店内席は50席もあるので、グループで訪れるものいいだろう。街路樹の緑が目に心地いいテラス席は、このエリアの「プレミアムシート」の一つだ。

  • パブ

北浜エリアを流れる大川や土佐堀川、レトロな難波橋を見渡しながらビールを流し込む。想像しただけでリッチなひとときである。そんな優雅な時間を過ごせるのが、ビルの8階にある同店だ。ビールは、店内の醸造所で製造しているハウスエールも含め、常時いろいろな種類のクラフトビールを提供している。また「クラフトビールに合う」ことをコンセプトにした前菜やスパイスを効かせた肉料理などにも注目してほしい。

11時30分から営業しているので昼飲みにもぴったりな一軒。眼下で忙しく動く車や人々を眺めながら、のんびりと一杯のビールを飲むゴールデンアワーをぜひ味わってほしい。

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昔ながらの下町風情が残る東淀川区にあるブリューパブ。梅田から電車と徒歩で20分ほどかかる、お世辞にも便利とは言えない立地だが、土・日曜日のみの営業時には広い店内がビール好きでいっぱいになる。そのわけは、出来たてビールのおいしさに加えて、店舗空間のユニークさと心地よさにもある。

1960年に創業した元銭湯をリノベーションした店は、かつての女湯を醸造設備、男湯をパブスペースとして活用。レトロで美しい曲線美を描くタイル張りの浴槽に腰掛けて飲むビールは、「お風呂に入ってなくても湯上がり気分になる」と好評だ。

自家醸造のビールは生が5種類(各500円)、瓶ビールが8種類前後(各800円)。フードメニューはないが、食べたい人は持ち込みができる。駅から店までの間には商店街があるので、たこ焼きや焼き鳥などを買うのがおすすめだ。ビールのお供を選ぶのも、店を訪れる時の楽しみの一つとなるだろう。

醸造長の南彰が目指すスタイルは、「極端な味や、とがり過ぎた味にせず。そして、醸造ごとに少しずつレシピを変えて、同じビールは作らない。一期一会の味」。常に新しい一杯に出合えることも、「わざわざ」そして「また」来たくなる理由のようだ。

食い倒れの街を満喫するなら……

大阪名物といえば、やはりたこ焼きだろう。定番のソースやポン酢だけでなく、「オルタナティブ」と形容すべき、斬新なフレーバーも近年人気上昇中だ。

それぞれの店の個性が光るたこ焼き。ハシゴして食べ比べするのもいいかもしれない。ミシュラン「ビブグルマン」を獲得している老舗から、比較的近年オープンしたヴェニューまで紹介する。

大阪を代表する「粉もん」料理の一つ、「お好み焼き」。関西では家庭で食べられるものでもあるが、大阪のお好み焼きの店舗数は全国指折りを誇る。ジュウジュウとソースが焼ける音と香ばしい匂いに包まれ、わいわい言いながら一つのお好み焼きを分け合うのは、大阪らしいひとときだ。

ここでは、お好み焼きのルーツといわれる「一銭焼き」の店からグルテンフリーのお好み焼きを提供する店まで、厳選して5店を紹介する。本場の味をぜひ楽しんでほしい。

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スパイスカレーの聖地とも言われる大阪。4年連続でミシュランガイドに掲載されたレジェンドや、一部で「幻」と呼ばれているカレーなど、さまざまなタイプに分かれている。

食欲をかき立てられるスパイスの香りを思い切り吸い込み、見た目も美しいカレーたちに心をときめかせたい。食い倒れの街、大阪で、めくるめくカレー探しの旅に出よう。

  • ラーメン

大阪グルメといえば「粉もん」の名が上がる。麺類の代表格は「うどん」であり、人口あたりのラーメン店はけっして多くはない大阪だが、むろん行列のできる名店は存在する。

2022年にオープンした異色の経歴を持つオーナーが手がける店から、高井田系といわれる東大阪発祥のご当地ラーメンを提供する店まで厳選して4店を紹介する。粉もん文化の中で揉まれて育まれた大阪ラーメンをぜひ味わってほしい。

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  • ワインバー

日本はナチュラルワインの輸入大国といわれるほど、ナチュラルワインに親しんでいる。現在では若手を中心に、日本でもナチュラルワインを産するワイナリーが増えている。土地の個性を生かしているため、味わい深く、和食と相性がいいのも魅力だ。

ここでは、大阪の都市型ワイナリーをはじめ、絶品のペアリングが楽しめる店や日本産ナチュラルワインを知り尽くしたソムリエールがオーナーを務める店など、日本産のナチュラルワインにほれ込んだ大阪のワインバーやレストランを厳選して5店舗を紹介しよう。

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