「京都写真美術館 ギャラリー ジャパネスク」で、廖文瑄による写真展が開催。「残響記・息」は、作家自身の三度にわたる妊娠の経験を記録した写真日記。本展では、内側から外へと広がる生命を「反響(Echoes)」「再生(Rebirth)」「回帰(Return)」の3章でたどるとともに、万物の宇宙と生命の融合を象徴するランドスケープインスタレーションによって構成される。
ステートメントは以下の通りだ。
「三度の妊娠に刻まれた光や声の残響が、そして消え去っていったはずの声が、心の中で反響しながら視覚イメージとして立ち上がっていく過程を記録するとともに、振動や痕跡として時間の流れに残った感情を写し留めた。光に照らされて浮かび上がる声のかたち——残響は、私の記憶と感情の共振である。人生の出来事が過ぎ去った歴史となった今も、声はいまだ虚空の中を漂っている。この写真日記は、花火の光の下で妊娠の経験を通して、消失と再生の物語を織りなしていく。
鑑賞者は私の人生の出来事の目撃者であると同時に、残響の一部ともなる。観ること、触れることを通して、現れるものと消えていくもののあわいに潜む、かすかな光や息遣いを感じてほしい」(一部抜粋)
※11〜18時(5月17日は17時まで)/入場は無料




