生活スタイルの多様化や核家族世帯と単身世帯の増加、高齢化、コミュニケーションの変化などによって、日本の住宅の在り方は、変化を余儀なくされている。本展は、企画・デザインに建築家・谷尻誠を迎え、コンサルティング会社 ペクレール・パリの情報をもとに、“新しい住宅の価値”を考える。
そもそも家とは―その要素や構成を見直す。視点は「You Make the Rule」。そこに集う人たちが主役となり、手を加えていく。人々が主役になることを目的に「家」を再構築していく。ふだん目に見えない部分や隠された場所に焦点をあて、対局にあるもの同士を同時に存在させてみたら、思いがけない発見があるかもしれない。まず家の主要部分を分解し、その中身と行為(ライフ)を見つめ直し、再描写を試みる展覧会となっている。