ナディッフ アパートで、木村伊兵衛賞写真家であり数々の問題作を発表しつづける名編集者・都築響一の個展が開催される。2010年以降にかぎっても『ロードサイドUSA』(アスペクト)、『夜露死苦現代詩』(筑摩文庫)、『演歌よ今夜もありがとう』(平凡社)などなど刺激的な著作が続いている。
今展では、上野~浅草の驚愕のアンダーグラウンドをお披露目。日本の近代美術の受容や展開にとって最も重要でかつ象徴的な場所である浅草と上野は、近代もどんづまりの閉塞感漂う今日でもなお、多様で重層的な文化環境がしっかりと息づいている。
ニューハーフ、デスメタル、極道ファッション、ふんどしバー、そしてリアルなラブドールなどなど狂おしいほどに真摯な人々の営みがそこにある。これらのリアルカルチャーを都築響一自ら厳選し、恵比寿の地下ギャラリーにエディトリアルされた空間を構成する。
オープニング・レセプション
11月25日(金) 18時00分~20時00分
トーク・イベント
12月3日(土) 18時00分~20時00分
鬼海弘雄(写真家)×都築響一
12月22日(木) 18時00分~20時00分
戌井昭人(劇作家・鉄割アルバトロスケット主宰)×都築響一
※いずれも NADiff a/p/a/r/t 店内 にて、入場無料(予約不要)