1. 大阪中之島美術館
    Photo: Kisa Toyoshima | 大阪中之島美術館
  2. 大阪中之島美術館
    Photo: Kisa Toyoshima | 大阪中之島美術館
  3. 大阪中之島美術館
    画像提供:大阪中之島美術館 | 大阪中之島美術館
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大阪中之島美術館

  • アート
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タイムアウトレビュー

構想から約40年間の期間を経て中之島にオープンした美術館。黒いキューブのような外観が印象的な建築の設計は、遠藤克彦建築研究所が手がけた。

「大阪中之島美術館」の始まりは1983年のこと。同年8月に大阪の実業家・山本發次郎の遺族から画家・佐伯祐三の代表作「郵便配達夫」を含む約600点の美術品が大阪市に寄贈されたことが、新しい近代美術館を作ろうという構想のきっかけだったそうだ。

2022年の開館時には、約30年間で収集した5700点以上のコレクションを所蔵。⼤阪と世界の近代・現代美術・デザインをテーマとするコレクションを核に、アートの新たな価値を提⽰する企画展や、子どもから大人まで楽しめるラーニングプログラムなども実施している。

美術館の入り口付近に設置されたヤノベケンジの作品「SHIP'S CAT(Muse)」も必見。ミュージアムショップには、大阪に縁のあるアーティストとのコラボレーショングッズや、センスのいいアート本などが並ぶので、展示を楽しんだ後はぜひ立ち寄ってみてほしい。

開館時間は展覧会により異なる。詳細は公式ウェブサイトで確認しよう。

詳細

住所
大阪府大阪市北区中之島4-3-1
Osaka
アクセス
京阪中之島線『渡辺橋』駅(出口2)徒歩5分/Osaka Metro四つ橋線『肥後橋』駅(出口4)徒歩10分
営業時間
10時00分〜17時00分(入場は閉場の30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌平日)

開催中

ビジョナリー・ジャーニー

「ルイ・ヴィトン」の創業170周年と「2025年日本国際博覧会(大阪 ・関西万博)」を記念し、「ビジョナリー・ジャーニー」展が開催。メゾンの先駆的な精神と比類のない「旅の神髄」を物語り、卓越した匠の技、創造性、そしてイノベーションにインスパイアされた没入型の旅へと誘う。 本展は、美術史家でキュレーターのフロランス ・ミュラー(Florence Müller)の協力の下で制作。デザインは、大手建築設計事務所・OMAの重松象平が担当し、メゾンの原点から最新のクリエーションまでの軌跡を鮮やかに描く。そして、日本との長きにわたる貴重な関係にオマージュをささげる。 1854年の創業以来、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを最高級な品質で提供し続けるルイ・ヴィトンの世界へと飛び込もう。 ※10~17時(金・土曜・祝前日は19時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日/料金は未定

小出楢󠄀重 新しき油絵

「大阪中之島美術館」で、大阪市出身で大正から昭和初期にかけて活躍し、日本人としての油彩画を追求し続けた画家・小出楢󠄀重の個展が開催。4半世紀ぶりの本格的な回顧展となる本展では、楢󠄀重の創作を各時代の代表作とともにたどり、画家が求めた独自の表現について再考する。 「裸婦の楢󠄀重」と称されるほどの独自の様式に到達し、日本女性ならではの裸身を絵画上に魅力的に表現した楢󠄀重。本展では、年を経るごとに洗練され、独自の様式を作り上げる過程を、画業の後半に制作された数々の裸婦像によってたどる。
 また、油彩画のみならず、ガラス絵、挿絵、装幀(そうてい)、随筆などに発揮された多彩な才能も紹介。さらに、設立者の一人となり、1924年に大阪市西区に開設された「信濃橋洋画研究所」を特集し、楢󠄀重の教育者としての活動を振り返る。 日本近代洋画史上類いまれな才能を発揮した楢󠄀重の魅力を再発見してほしい。 ※10~17時(9月13・14日は19時まで)/入場は閉場の30分前まで/休館日は月曜(9月15日・10月13日・11月3・24日は開館)、10月14日、11月4日/料金は1,700円、学生1,200円、中学生以下無料 
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