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「京都国立近代美術館」で、アーティスト・映画監督の荒木悠をゲストアーティストに迎えた展覧会が開催。荒木の新旧作品と越境するまなざしを、同館のコレクションから国吉康雄(1889~1953年)、石垣栄太郎(1893~1958年)、野田英夫(1908~1939年)という、3人の「日系移民作家」の作品全14点に重ねる。
荒木が初めて渡米したのは3歳の頃。言葉の壁を絵で乗り越えた体験を起点に、美術作家として活動を始めた。今も世界を行き来し、文化の出合いや摩擦、歴史の奥に潜む物語を、ユーモアと批評性を交えた作品へと昇華している。
戦争や不況、「我々」と「彼ら」を分断する思考など、日系移民作家が約100年前に直面した情勢と通じる状況は現在進行形で続いている。本展では、移動と越境、表現の関係を掘り下げながら、過去と現在を照らし合わせる。
見どころは、荒木による映像作品4点。2025年夏にポルトガルと日本で撮影・制作された、初公開となる新作1点に加え、短編を含む過去作3点を展示する。
また、国吉・石垣・野田、そして荒木の視点を軸に、アルフレッド・スティーグリッツ(Alfred Stieglitz)やドロシア・ラング(Dorothea Lange)が撮影したモダニズム写真などを併せながら、同館のコレクションを編み直していく。
この複雑な世界でともに生きる一人一人の現在地と進む先を見つめるきっかけになるだろう。
※10~18時(11月28日・12月5日を除く金曜は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は430円、学生130円、65歳以上・18歳未満・高校生以下無料
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