TEZUKAYAMA GALLERY

  • アート
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タイムアウトレビュー

多彩な展示と関連イベントで、大阪のアートシーンを活性化するべく活動する「TEZUKAYAMA GALLERY」。アメリカ、ヨーロッパ、アジアの現代作家を取り扱い、近年は日本の若手作家を中心に紹介する。展示スペースでは、取り扱い作家による個展・グループ展を企画し、国内だけでなく海外アートフェアにも参加している。

またゆったりとした空間の「Viewing Room」では、展覧会以外のアーティストの作品のほか、ギャラリーのコレクション作品を展示する。

詳細

住所
大阪府大阪市西区南堀江1–19–27 山崎ビル 2階
Osaka
アクセス
Osaka Metro四つ橋線『四つ橋』駅(出口6)徒歩10分/JR『難波』駅(北口)徒歩10分
営業時間
12〜19時/休廊日は日・月曜・祝日

開催中

律動のレゾナンス 亀井洋一郎/杉山卓朗/松延総司/米倉大五郎

「TEZUKAYAMA GALLERY」で、企画展「律動のレゾナンス」が開催。反復、規則性、身体性といった構造的要素と深く結びついた制作を実践する亀井洋一郎、杉山卓朗、松延総司、米倉大五郎の4人の作品を紹介する。 4人に共通するのは、感情や物語を直接表出するのではなく、反復される行為や作家自身のルール、素材との応答関係を通じて作品を立ち上げている点にある。ここでいう「思考」とは、内省や観念としての静的なものではなく、線を引く・積み重ねる・削る・配置するといった身体的行為の持続の中で生成される動的なプロセスとして捉えられる。単純な反復に生じる微細な揺らぎや逸脱は作品に固有のリズムを生み出し、鑑賞者の知覚や認識へと静かに作用していく。 亀井は、磁器による代表作シリーズで同一ユニットの集積による構造体を制作し、やきものに内在する秩序や空間性を探究するとともに、近年はその構造的思考をドローイングへと展開している。杉山は、線や面といった絵画の最小単位を反復・組み替えながら画面を構築し、主観的な感情表現や筆致の個性を極力抑制することで、絵画そのものが自律的に立ち現れる状態を志向する。 松延は、曖昧で不可視な存在を主題に、可変性や拡張性を伴うコンセプチュアルな作品を制作。米倉は、水面や流動する液体のイメージを起点に、絵画における生成や反射、揺らぎを探求している。 本展では、それぞれ異なる方法論による作品群が、反復と身体行為の集積を通して思考が造形へと転化される過程を示す。 ※12〜19時/休廊日は日・月曜・祝日/入場は無料

The face speaks

「TEZUKAYAMA GALLERY」で、加藤智大の個展「The face speaks」が開催される。 加藤は鉄という素材を足がかりに、社会に潜在する境界を探ってきた。近年は、犯罪歴を持つ人物や兵器の3Dデータを複雑な鉄線へと変換し、強固な物質性と映像的な干渉縞効果を併せ持つ彫刻シリーズ「anonymous」や、酸化鉄を用いた独自の画材によって赤錆の質感を生み出す、鉄に擬態した絵画「iron oxide painting」シリーズを展開している。 本展では、西洋彫刻における胸像の形式を参照しながら、「人物」が固定化されることへの抵抗を試みる新作を発表。鉄のリングを積層して構築された像には連続した表面や確かな質量は存在せず、顔は記号として解体されている。 それでもなお、鑑賞者はそこに「人」の存在を見いださずにはいられない。政治的・社会的な「人物」という枠組みから離れ、点・線・面へと還元された鉄の造形は、彫刻における存在の在り方を改めて問い直す。 ※12〜19時/休廊日は日・月曜・祝日/入場は無料
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