TEZUKAYAMA GALLERY

  • アート
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タイムアウトレビュー

多彩な展示と関連イベントで、大阪のアートシーンを活性化するべく活動する「TEZUKAYAMA GALLERY」。アメリカ、ヨーロッパ、アジアの現代作家を取り扱い、近年は日本の若手作家を中心に紹介する。展示スペースでは、取り扱い作家による個展・グループ展を企画し、国内だけでなく海外アートフェアにも参加している。

またゆったりとした空間の「Viewing Room」では、展覧会以外のアーティストの作品のほか、ギャラリーのコレクション作品を展示する。

詳細

住所
大阪府大阪市西区南堀江1–19–27 山崎ビル 2階
Osaka
アクセス
Osaka Metro四つ橋線『四つ橋』駅(出口6)徒歩10分/JR『難波』駅(北口)徒歩10分
営業時間
12〜19時/休廊日は日・月曜・祝日

開催中

Folk Tale

「TEZUKAYAMA GALLERY」で、大阪を拠点に制作を続ける小池一馬の個展「Folk Tale」が開催。陶彫20点、絵画12点に加え、64点のドローイングを発表する。 小池は、陶を主素材とした彫刻を軸に、絵画やドローイング、さらにはそれらを組み合わせたインスタレーションへと展開しながら、表現媒体を越境しつつ彫刻・絵画・空間の関係性を再編してきた。 土偶やはにわ、円空仏、さらにはルネサンス期の「驚異の部屋(キャビネット・オブ・キュリオシティ)」に見られるような、信仰や知の体系と結びついた神秘的な造形から影響を受ける小池。そうした関心の下、形態の曖昧さや生成過程における変容そのものを、造形を成立させる本質的な要素として捉えている。 作品の背景には、日本固有の神道信仰と外来の仏教思想が長い時間をかけて融合してきた「神仏習合」に通じる感覚がある。小池にとって、各地の寺院を訪れ、建築や庭園、彫刻といった宗教的造形に触れる経験も、制作を支える重要な参照源だ。作品には神像や偶像彫刻、虎をはじめとした猫科の動物、植物、パイナップル、つぼなど多様なモチーフが繰り返し登場する。 タイトルの「Folk Tale」は、特定の作者や起源を持たず、人から人へ語り継がれる中で変容してきた民話や伝承を意味する。小池の作品もまた、鑑賞者それぞれの記憶や信念、文化的背景に応じて異なる像を結ぶ「語られ得る存在」として立ち上がるだろう。 ※12~19時/休廊日は日・月曜・祝日/入場は無料

同時に、どこでも painting is a body.

「TEZUKAYAMA GALLERY」で、平野泰子の個展「同時に、どこでも painting is a body.」が開催される。 平野は、木製パネルに張ったキャンバスへにかわと石膏(せっこう)で下地を施し、乾燥後に研磨を重ねた上で、三原色の油絵の具を幾層にも塗り重ねて絵画を制作している。その根底にあるのは「風景」だが、それは単なる視覚の再現ではなく、視覚・嗅覚・触覚といった知覚と、記憶や感情に由来する精神的要素が統合された、多層的な時間感覚を伴うイメージとして立ち上がる。 平野にとって絵画とは、知覚と記憶が身体を経由して場に現れるプロセスそのものだ。画面に描かれる「丸い点」は、混ざり合った絵の具のプロセスが完了し、作品が鑑賞者と対峙(たいじ)する自律的な存在へと転じたことを示す指標として機能している。 本展では、初となる横構図の作品を発表。制作の連なりの中で作品同士の関係が生成されていくよう展示が構成されており、その配置は特定の意図を伝えるためではなく、制作行為の持続的な重なりの帰結として提示される。 ※12~19時/休廊日は日・月曜・祝日/入場は無料
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