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「ICHION CONTEMPORARY」で、4人の作家の倫理と感覚を巡る展覧会が開催。アーティストのR E M A、ペインターの川上愛理、家具作家の平城侑樹、ボタニカルアーティストのSYO TANiiという、異なる素材と身体性を持つ作家の表現を紹介する。
情報やイメージが暴力的な密度で氾濫する現代において、我々は目の前のものを本当に「見ている」と言えるのか。本展はその問いを起点に、悲惨さとユーモアが同一平面上で並列化される時代に、感覚や倫理はいかに立ち上がり得るのかを探る。切実な問題意識は、作家それぞれの実践を通して提示されていく。
R E M Aは、キューバ系アメリカ人の美術家であるアナ・メンディエタ(Ana Mendieta)の作品をパスティーシュすることで、倫理が環境や状況によって容易に揺らぎ、変質する様相を露呈させる。川上は自身の手術経験を起点に、「hospital」と「hospitality」を往還しながら、身体に刻まれた記憶やまなざしを絵画へと翻訳する。
一方、平城の椅子とSYO TANiiによる植物の生成的な介入は、展示空間に呼吸や循環のリズムをもたらし、作品と鑑賞者の関係性に新たな層を立ち上げる。異なる身体感覚と素材を媒介とする彼らの表現は、空間の中で交差し、一つの対話として立ち現れている。
本展は、見ることと感じることの間に横たわる倫理と感覚を、観る者自身の身体へと引き戻す試みだ。建築とアートが共鳴する場で、その対話を体感したい。
※11~18時(入場は17時30分まで)/休館日は日・月曜・祝日/入場は無料
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