「中之島香雪美術館」で、企画展「焼絵 茶色の珍事」が開催。本展では、日本をはじめ朝鮮や中国、さらに現代の焼絵(やきえ)作品を紹介し、その美と制作背景に迫る。
焼絵とは、熱した火箸や鏝(こて)を紙や絹に押し当て、絵画や文字を焦がして表現する技法。色調は茶から黒に至るまで幅広く、また線描や点描、濃淡など、水墨画の技法も再現されている。
江戸時代にはこの技法が広まり、藩主や上層階級の間でも親しまれた。限られた材料で制作できることから、質素倹約の時代背景を反映した表現とも考えられている。また、浮世絵や狩野派などほかの絵画様式とも交差しながら発展し、中国や朝鮮との交流の中でも取り入れられた。
これまでほとんど紹介されることのなかった焼絵を探る本展。気軽に足を運んでほしい。
※10~17時(5月1・15・29日は19時30分まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(5月4日は開館)、5月7日/料金は前売り1,400円、学生600円、小・中学生200円/当日1,600円、学生800円、小・中学生400円、未就学児無料
