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「エスパス ルイ ヴィトン大阪」で、日本を代表する世界的なアーティスト、草間彌生の展覧会が開催。国際的なアートシーンに登場した初期の作品から近年の作品に至るまでの作品群を紹介すると同時に、現在まで一貫して創作を導いてきた主題のつながりを照らし出す。
草間の創作活動は、日本およびアメリカの美術史における主要な潮流であるポップアートやミニマリズムと呼応し合い、またそれらにインスピレーションを与える形で展開されてきた。しかし、彼女の本質的な強さは極めて私的な作品が映し出し続けてきた圧倒的な独自性にある。
幼少期に草間を襲った幻覚体験が彼女独自の世界観を築き上げ、そこから生まれる精神的な葛藤が、今日まで草間の芸術を突き動かし続けてきた。「自己治療(セルフセラピー)」と彼女が呼ぶ制作過程において、強迫的に反復されるモチーフは重要な表現手法となっており、本展の作品群にもこの特徴が色濃く反映されている。
ハイライトとなる『無限の鏡の間―ファルスの原野(または フロアーショー)』は、彼女が手がけた数多くの「無限の鏡の間」の第1作。この象徴的な作品では、幻覚的なビジョンと宇宙における個人の居場所についての哲学を表現している。鑑賞者を果てしなく続く水玉の世界へと誘い、方向感覚を失うほどの没入体験をもたらすだろう。
※12〜20時/入場は無料
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