「京都写真美術館 ギャラリー ジャパネスク」で、齋藤陽道と澄毅による二人展が開催。異なる視点と手法を用いながら、人間の存在に改めて向き合い、生かしたいと願う二人の表現を紹介する。
会場では、齋藤は「神話」シリーズから、澄は新たな写真集に収録予定の作品を中心に展示。齋藤の写真は、自己と他者の境界を越えて世界を肯定し、変わることのない光景への祈りを宿す。自然や子どもの姿に「神のうちの存在」を見いだしながら、圧倒的な写真の力に自身も飛び込んでいる。
一方、澄にとって写真は、忘却にあらがうための手段だ。生を失った存在がやがて記憶から薄れ、光としてのみ残されていくことに抵抗するように、澄はプリントされた写真に刺しゅうを施す。糸によって立体としての質量が与えられることで、そこには「永遠」の断片が立ち上がっている。
※11~18時(5月3日は17時まで)/入場は無料



