「京都市京セラ美術館」で、「西洋絵画、どこから見るか?—ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館」が開催。「サンディエゴ美術館」と「国立西洋美術館」の所蔵品計60点を組み合わせ、作品をどのように見ると楽しめるかという観点から、鑑賞のヒントを提案する。
ルネサンスから19世紀末までの600年にわたる西洋美術の歴史を紹介する本展。関連する作品がペアや小グループごとに展示され、比較して鑑賞することで、さまざまな角度から絵画が持つストーリーを深掘りする。サンディエゴ美術館から出品される54点は日本初公開となる。
見どころは、エル・グレコ(El Greco)やバルトロメ・エステバン・ムリーリョ(Bartolomé Esteban Murillo)など、スペイン美術の名品。スペイン独自の静物画「ボデゴン」の最高傑作と評され、その始祖とされる画家、フアン・サンチェス・コターン(Juan Sánchez Cotán)の『マルメロ、キャベツ、メロンとキュウリのある静物』は、ハイライトの一つだ。
比べて見るから分かる西洋絵画の面白さは、初めての美術鑑賞にもピッタリだろう。一人一人の 「どこみる」を発見してほしい。
※10〜18時(入館は17時30分まで)/休館日は月曜(7月21日、8月11日、9月15日、10月13日は開館)/料金は前売り2,000円、学生1,200円、中・小学生700円/当日2,200円、学生1,400円、中・小学生900円、未就学児無料