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東福寺本坊庭園の「東庭」は、作庭家・重森三玲による北斗七星を主題とした革新的な枯山水。「南庭」の力強い「動」に対し、東庭は徹底した「静」の世界を構成する。白川砂とコケ、そして七つの円柱石のみで、天空に浮かぶ星々を表現している。
円柱は、寺院におけるトイレを意味する「東司」の礎石として使われていた廃材で、禅の「無駄をしない」精神を体現。背後の二重生垣や石の高低のリズムも巧妙に設計され、静寂の中に宇宙的な広がりを感じさせる。
重森は古庭園の研究と伝統技法を踏まえながら、星座を庭に取り入れるという前例のない試みに挑戦し、伝統と革新を融合させた。「永遠のモダン」という理念を実現したこの庭は、まさに新しい伝統の幕開けを告げる作品だ。
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