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888年に宇多天皇が創建した「仁和寺」は、退位後に入寺して以来、約1000年にわたり皇子や皇孫が門跡を務め、「御室御所」と呼ばれた。平安時代には鎮護国家の道場でありながら、貴族や歌人が集う文化の中心として栄え、『大鏡』『平家物語』『栄華物語』などにもその姿が描かれている。
「仁和寺御所庭園」は、1690年の作庭・修理記録が残ることから、江戸中期に造られたと考えられている。「北庭」は池泉回遊式、「南庭」は枯山水で構成され、2021年に約1万8000平方メートルが国指定の名勝に指定された。
広々とした南庭の枯山水は、白砂と石組の調和が美しく、静寂の中に気品と深い精神性が漂う。砂の流れはまるで水のように繊細で、見る者の心に穏やかな波紋を広げるだろう。
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