万博土産
Photo: Noriko Maniwa
Photo: Noriko Maniwa

大阪・関西万博、海外パビリオンで手にいれるべき土産8選

フランス、チュニジア、トルクメニスタン、ベルギーなど

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世界中の文化や最新技術に触れられる万博の魅力は、展示だけではない。

万博のもう一つの楽しみは、世界中から集まる魅力的なグッズだ。各パビリオンで各国の未来社会に向けた取り組みを体感したあとは、実際に現地で親しまれているフードや雑貨を土産に持ち帰ろう。

同記事では、海外パビリオンに絞り、訪れたら手に入れたい土産品を紹介する。事前にチェックして、後から買い逃して後悔する前にしっかり目星をつけておこう。

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1. イギリスパビリオン

スタイリッシュなウォーターボトル

英国パビリオンのテーマ 「Come Build the Future(ともに未来をつくろう)」というメッセージを伝えるアイテムをセレクトしたショップ。ショップの入り口は、正面左にある展示のエントランスと、正面右のアフタヌーンティが楽しめるカフェの間にあり、誰でも気軽に立ち寄れる。

植物とともに暮らす毎日が楽しくなる鉢カバーや絵本、「Liberty(リバティ)」の小花プリントのアイテムなどが並ぶ。オリジナルデザインのウォーターボトルもおしゃれ。万博会場内に点在するウォーターサーバーで給水すれば、熱中症対策も万全だ。

ペットボトルではなく、永続的に使えるボトルを持つ習慣を身に付け、地球環境への意識を高めよう。ショップ内にはリバティ社とコラボレーションしたブロンプトンの折り畳み自転車が展示されるなど(抽選に当たれば購入資格が得られる)、未来をともに築くためのヒントとなるおしゃれアイテムにわくわくする。

2. ベルギーパビリオン

極上のベルジャンショコラ

スイーツ好きの間では「ショコラブティックのためだけに万博に行く価値あり」と評判になるほどの充実ぶり。パビリオンの右奥から入れるショップの奥には、さらに扉があり、ひんやりとした冷蔵庫の中のような空間が広がっている。

パビリオンの右奥から入れるショップの奥にはさらに扉があり、ひんやりとした冷蔵庫の中のような空間が広がっている。

王室御用達ブランドの「Neuhaus(ノイハウス)」や「GODIVA(ゴディバ)」などのベルギー王室御用達の高級ショコラ、ダイヤモンド型のデザインがおしゃれな「DelReY(デルレイ)」、ガーリィなパッケージデザインがギフト向きの「Madame Delluc(マダム ドリュック)」、「CENTHO(セントー)」の塩キャラメルなど。

老舗百貨店のバレンタインシーズンでもなかなか目にする機会がない高級ブランドが一挙に並ぶのは壮観だ。なかには各ブランドを大人買いするツワモノもいる。

ベルギーパビリオンをモチーフにした万博オリジナルの保冷バッグもあるので、繊細な高級ショコラも安心して家まで持ち帰れる。

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3. チュニジアパビリオン

アラビア文字のブレスレット

「北アフリカの宝石」と呼ばれるチュニジア共和国は、古代にはフェニキア人による交易拠点として栄え、ローマ帝国やオスマン帝国の統治、フランスの植民地などの歴史を経てさまざまな文化が混ざりあった国だ。

壮大な自然は、スターウォーズのロケ地になったことでも知られ、万博のチュニジア館では、旅する気分になれる展示が評判。ショップも地元のお土産物屋さんのようである。

イスラム文化を感じるタイルや、チャイグラス、ランプなどの生活雑貨が並び、選ぶだけでもわくわくする。中でも人気なのはアラビア文字での刻印サービスだ。

ブレスレットやリング、金属製のお皿などに名前をその場で職人が彫ってくれる。チュニジア館は予約不要なので、空いているタイミングを狙って立ち寄ってみよう。国花であるジャスミンの香るゲートにも癒やされる。

4. サウジアラビアパビリオン

「Bateel」のデーツ

ファンタジックな空間が広がるサウジアラビア館で話題の土産が「Batee(バティール)」のデーツ。ナツメヤシの果実で、黒糖のようなこっくりとした独特の甘みがある。

食物繊維も豊富で栄養価が高く、中東や北アフリカでは日常的に食されているスイーツだが、Bateelは王室御用達の超高級ブランド。それが万博では現地よりもリーズナブルな18個入りで3,800円(以下、全て税込み)という破格で販売され、デーツ通をざわつかせている(現地では一つ500円相当)。

万博で最高のクオリティーを体感してほしいという次回の万博のホスト国、サウジアラビアならではのもてなしに違いない。もしかして王族のどなたかが?といろいろ想像してしまう。

アラビア文字とカタカナを組み合わせたロゴのキャップやピンバッチなどの限定グッズも洗練されていると評判だ。

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5. カンボジアパビリオン

生胡椒の塩漬け

カンボジアといえば、世界遺産・アンコールワット遺跡。カンボジア館の展示は、世界最大級の仏教寺院を実際に訪れたような気持ちになれると評価が高い。

遺跡や水田を再現した空間は、時にアプサラダンスなどの伝統舞踊が披露されるステージになることもある。ショップには、陶器やクロマー(スカーフ)、仏頭、カンボジアの伝統柄のバッグが並び、工芸品のギャラリーのようだ。

カンボジアならではのおみやげとして勧めたいのは、生胡椒を塩漬けにした瓶詰。誰もが味わったことのある調味料であるが、ぷちっと嚙み潰すと広がる風味は、まさに新感覚である。

スパイスというより果実と言いたくなるフレッシュさで、そのまま食べて酒のつまみとして優秀だ。パスタや卵焼き、冷ややっこなどにプラスすると、いつもの一品が極上の一皿に。

6. フランスパビリオン

オリジナルデザインのアパレル

テーマである「愛の賛歌」をモチーフにしたスカーフやノートなど、赤・白・青のトリコロールカラーをベースにしたフランス館の万博オリジナルグッズは、普段使いできるようなスタイリッシュなアイテムばかり。アパレルも充実し、店内には人気ブランド、セントジェームスのコーナーもある。

腕にフランスパビリオンのワッペンが付いていたり、ハートの肘当てが付いていたり、定番のボーダーシャツをさりげなくアレンジしたコラボレーションは、フランス館でしか買えないアイテムとして人気だ。

ルイ・ヴィトン、シャネル、クリスチャン・ディオールと世界に誇るメゾンを束ねるLVMH協賛によるインスタレーションのアートスティックな展示に負けない洗練された土産を手に入れよう。人気で行列必至のフランス館だが、ブティックはそのまま入店できるのもうれしい。

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7. トルクメニスタンパビリオン

国が誇るメロンチョコレート

外壁にも大迫力のスクリーンがあり、広い会場でもひときわ目立つ中央アジアのトルクメニスタン館。独特の世界観からその展示内容も話題になり、未知なる国の文化や政治や産業を学べ、「これぞ万博」と実感することだろう。

ショップではじゅんたんや民族衣装など異国情緒を感じるアイテムが並ぶ。中でもここでしか手に入らないと注目なのが、セミドライにした国産品であるメロンを包んだメロンチョコレートだ。

初代大統領のサパルムラト・ニヤゾフ(Saparmyrat Nyýazow)の大好物だということで、国の誇りをかけて栽培開発され、8月の第2日曜日は「メロンの日」なる祝日があるほど、メロン愛が強いのだとか。

トルクメニスタンは招待状がないとビザが取得できず、個人旅行のハードルが高い国。「世界一白い都市」としてギネス認定された首都アシガバートにいつか訪れることを願いなら、味わおう。

8. オランダパビリオン

限定のミッフィーグッズ

高度な水管理技術を持つオランダらしく、パビリオンのテーマは「水とエネルギー」。オーブと呼ばれる小さな球体のデバイスを手に、標高が低いオランダがどのように水と闘い、共存してきたか、水によるエネルギーがどのように持続可能な社会を築くかをアーティスティックに展示している。

キッズアンバサダーとして活躍するミッフィーも、子ども目線の高さで絵本に登場しわかりやすく解説。ショップでは万博限定のオーブを抱えたミッフィーのぬいぐるみは出合えたらラッキーな人気アイテムだ。

各サイズで展開している万博限定ミッフィーTシャツもキュート。注目は、オランダの伝統的なデルフト焼きの工房とミッフィーがコラボレーションしたティースケース(3,800円)。本来の目的は、抜けた歯を入れるための陶器だが、ピアスなどのアクセサリーを保管するにもぴったりだ。

もっと大阪を楽しみたいなら……

  • Things to do

「谷六(たにろく)」の愛称で親しまれている、「谷町六丁目」。Osaka Metroの谷町線と長堀鶴見緑地線が交差し、梅田や心斎橋など都心へのアクセスも便利で住みやすく、人気の街だ。

また、由緒ある商店街も活気があり、昭和初期の家並みが残されているのも魅力。太平洋戦争による戦災を免れたことで、昔ながらの大阪風情が今も漂い、町家や長屋を再生した飲食店やショップが誕生している。

ここでは老舗から隠れ家バーまで、地元民に愛される谷六周辺のローカルスポットを紹介する。新旧の交わりの中で生まれる独特の空気感を味わいながら、レトロな街を探訪してみては。

  • Things to do

2023年に「麻布台ヒルズ森JPタワー」(325メートル)が完成するまで日本一の高さを誇ったビル「あべのハルカス」(300メートル)の麓に広がる、天王寺・阿倍野エリア。キタやミナミに次ぐ繁華街として知られている。

徒歩圏内には「通天閣」がそびえる「新世界」、旧住友家の名園「慶沢園」や動物園、美術館などが点在する広大な天王寺公園があり、同エリアは、さまざまな表情を持ち合わせている。

ここでは、ひと味もふた味も違う個性あふれる天王寺周辺の10のローカルスポットを紹介する。

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  • Things to do

大阪の交通の要所である、梅田。大阪駅もここにあり新大阪駅までは一駅、私鉄の駅もあり、関西各地とつながっている。駅と駅を結ぶ迷宮のような地下街が巡らされ、通勤に観光に多くの人が行き交う。

現在、再開発が進行しており、2025年3月には「グラングリーン大阪南館」が完成。ますます人をひきつける、いま注目の街だ。

ここでは梅田に近年登場した新しい顔から定番まで、うどん、立ち飲み、イタリアン、純喫茶、ショップなど20のヴェニューを紹介する。来阪時に通過するだけではもったいない。ぜひ梅田で大阪気分を満喫してほしい。

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