料理屋 ゆう香
Photo:Eiichiro Tomigami
Photo:Eiichiro Tomigami

南大阪で行くべきレストラン20選

堺・泉北・泉南エリアで美食を堪能する

テキスト: Miho YamauchiMayumi Doi
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タイムアウト大阪 > レストラン&カフェ > 南大阪で行くべきレストラン20選

大阪市の南に広がる南大阪は、歴史と自然、食文化が交わるエリア。古墳や国際貿易都市としての歴史をもつ堺市には、古墳モチーフのスイーツや洗練されたレストランが点在し、街歩きとともに多彩な味を楽しめる。

海と山の恵みに囲まれた泉北エリアには、漁港直送の魚介や地元野菜を使う隠れ家的な名店が多く、ローカルな味覚を求める人にうってつけだ。さらに泉南エリアでは、美しい海岸線や漁師町の風景とともに、活気ある市場や港町で新鮮な海の幸を味わえる。

そんな個性豊かな堺・泉北・泉南エリアで、ならではの食を堪能したい。

堺エリア

大阪市のすぐ南に位置する堺市は、壮大な歴史を誇る街だ。日本最大の前方後円墳「仁徳天皇陵古墳」を有し、中世には国際貿易都市として人・ 物・情報が交流し栄えた。現在は工業都市として知られ、特に海沿いに立ち並ぶ工場群は工場夜景マニアの人気スポットとなっている。

この地域の面白いところは、古墳をモチーフにしたスイーツを提供するカフェのように、この地の歴史をおいしく、楽しく体験できるようなスポットが点在していることだ。もちろん、美食家を魅了するレストランもあるので、さまざまな角度から堺市を堪能してほしい。

堺で行くべきレストラン

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  • 寿司
  • Osaka

店主・守屋栄一自らが近隣の漁港に足を運び、信頼する漁師から仕入れた魚介を熟成寿司で提供。時間をかけてうまみを引き出したネタは、ほどよい歯応えと、しっとりと舌に絡む質感が魅力だ。さらに欠かせないのが、主人が厳選した日本酒とのペアリング。寿司のうまみを引き立てる一杯とともに、大阪らしい粋なひとときを。

  • Osaka

スーパーシャトーブリアンや「熊本牛」の黒タンなど、最高ランクの和牛の希少部位が堪能できるとあって、遠方から足を運ぶ肉好きも多い焼き肉店「つねちゃん」。店主の確かな目利きと、独自のルートで厳選された肉は、まさに「つねちゃん」だから楽しめる味だ。

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  • イタリア料理
  • Osaka

自家農園で育てるシチリア野菜やハーブを使った、シチリアの郷土料理が楽しめる一軒。現地での修業経験もあるシェフの森友亮が大切にするのは「シチリアの季節感」だ。

ワインも、旬の食材を使った料理に寄り添うシチリアのナチュラルワインが用意されている。完全予約制なので、予約してから訪ねてほしい。

泉北エリア

堺市の南、大阪湾沿いに広がる泉北地域は、ベッドタウンとしても知られており、朝には満員電車が多くの人たちを大阪市中心部へと運んでいる。しかし、かつては「和泉国」と呼ばれたこの場所。もちろん、ベッドタウン以上の魅力を秘めている。

漁港から水揚げされる新鮮な魚介と、東の河内地域が誇る豊かな農産物という、海と山の幸に恵まれた地域で、地元のレストランでは新鮮な魚や野菜を使った料理が楽しめる。隠れ家的な店が多く、ローカルな食体験を求めるなら大阪でも屈指の魅力を誇るエリアだ。

泉北で行くべきレストラン

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  • Osaka

活フグ料理が一年中楽しめる創業40年の老舗。約1.5キログラムのトラフグの身をあえて厚切りにした「てっさ」は、弾力が強く食べ応え抜群だ。しゃぶしゃぶは、大きい切り身を自ら鍋で湯引きしてポン酢で。しっとりとした食感と半レアのうまさがたまらない。

串カツや造りなどの一品も豊富に揃う、自由度の高さもうれしい。

  • イタリア料理
  • Osaka

泉大津駅すぐという立地もうれしいイタリアン「Bosco Risaia(ボスコリサイア)」。新鮮な魚介は泉佐野漁港で仕入れており、ハモや「泉タコ」、ジャコエビなど、泉州沖で捕れるものを積極的に取り入れている。

平日の落ち着いた時間帯に運が良ければ、会話を通してメニューにない料理を作ってもらえることもある。ただし、好き勝手できるということではないので注意を。

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  • イタリア料理
  • Osaka

シェフの出身地である南大阪の生産者から仕入れた食材と、イタリア各地の旬の食材を組み合わせた四季折々の一皿を提供するイタリアン。「なにわ黒牛」のほか、時期によっては「なにわの伝統野菜」や「河内鴨」などを使った料理も。気軽に一人飲みができる雰囲気もいい。

  • 中華料理
  • Osaka

手頃な価格でおいしい中国料理が食べられる、と地元民にも愛される一軒。店主の田中善智には和食の経験もあることから、旬の食材を取り入れた独創的なメニューが多いのも魅力。その独創性は料理にとどまることなく、器も手作りの和食器が用いられている。

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  • Osaka

国産蕎麦粉100%の生地で作るガレットが、極めてレベルが高いと話題のカフェバー「Galette and Bar On(ガレット アンド バー オン)」。地元農家が育てた野菜も積極的に用いており、「ツルムラサキと合い挽き肉の味噌バターガレット」といった、季節のメニューも提供している。旬のフルーツで作るドリンクは、カクテルのほか、モクテルで楽しめるのもうれしい。

泉南エリア

大阪府南端、比較的人口の少ない地域である泉南エリアは、美しい海岸、絵画のような漁村、そして和泉山脈のふもとに広がる緑豊かな森が魅力だ。活気あふれる泉佐野漁港を中心に、漁師、卸売業者、仲買人が織り成すネットワークが、大阪全域に高品質の海産物を届けている。

魚市場や海辺の町を歩けば、昔ながらの漁師町の暮らしに触れ、その営みが地域の食文化にいかに大きな影響を与えてきたかを知ることができるだろう。もちろん、ここもまた新鮮な海の幸を求める人にとって格好の場所であり、それらを存分に味わえる店も多い。

泉南で行くべきレストラン

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  • 日本料理
  • Osaka

岸和田駅から徒歩2分の割烹(かっぽう)料理店。「昼網」で揚がった魚介を多彩な料理に仕立てる。

造りの醤油は魚介の産地に合わせてアレンジする徹底ぶり。旬野菜や厳選肉との組み合わせも巧みで、一皿ごとに新鮮な驚きがある。日本酒50種、ワイン100種を揃え、料理とのマリアージュも存分に楽しめる。

  • フランス料理
  • Osaka

地域に密着した、地産地消の本格フレンチ。野菜は地元農家から採れたてのものを、魚は江戸時代後期から続く鮮魚の卸売「藤左ヱ門」から大阪で水揚げされたものを中心に仕入れている。

特別な日は、泉州の幸がギュッと詰まったコースで祝うのもいい。

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  • Things to do
  • Osaka

岸和田市指定有形文化財を、料亭としてリニューアルオープン。岸和田城堀の南側に位置する回遊式日本庭園を眺めながら、食事が楽しめる。広大な日本庭園は、3つの茶室や織田信長にゆかりがある「十三石の塔」など、見どころが多い。庭園のみの見学もできる。

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岸和田市指定有形文化財を、料亭としてリニューアルオープンした「岸和田市五風荘」。岸和田城堀の南側に位置する回遊式日本庭園を眺めながら、食事が楽しめる。

料理は、旬の食材をふんだんに使った「季節会席コース」をはじめ、「神戸牛しゃぶコース」「てっちり満腹コース」などの鍋料理も提供。1人から44人まで対応する個室があり、さまざまなシーンで利用できるだろう。

約7900平方メートルもの日本庭園は、3つの茶室や織田信長にゆかりがある「十三石の塔」など、見どころが多い。庭園のみの見学もできるので、気軽に訪れよう。

  • ビストロ
  • Osaka

泉州地域の大地の恵みを届ける、長屋のビストロ。泉佐野漁港や岸和田の鮮魚店から仕入れた魚介と、地場野菜を使用し、素材の味を生かしたフレンチに仕立てて提供する。

貝塚市にある「山出農園」の水ナスで作るフルコースのように、前菜からデザートまで、一つの食材をさまざまな表情で楽しめるメニューも楽しい。

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  • Osaka

「泉州野菜」を中心に、自社農園や近隣農家で育った野菜をたっぷり味わえるおばんざいの店。8種のおばんざいに、炊きたての土鍋ご飯で握ったおむすびと味噌汁が付いた「MALU 五感定食」には、身も心も満たされる。

野菜を育てた農家自身が感動することも多く、この地に住む人こそ、地元の魅力を再発見できるような一軒だ。

  • Osaka

朝の4時から営業する食堂「ヨッシャ食堂」。好みのおかずを取り、自分だけの定食が作れる。泉佐野漁港で水揚げされた魚の刺し身をはじめ、煮魚や天ぷら、人気のだし巻き卵など、魅力的な一品がずらりと並ぶ光景は圧巻だ。人気店ゆえ、行列になることも多い。

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  • カフェ・喫茶店
  • Osaka

赤れんがの紡績工場をリノベーションした多目的スペース。東南アジアの雑貨を扱うショップやイベント会場のほか、自家製ケーキが人気のカフェなどが入居している。

高い天井には工場時代に使われていた滑車が残され、工場時代の趣も随所に感じられる。

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大正時代から昭和時代の初めにかけて、紡績の街として栄えた樽井。樽井は赤れんがの製造も盛んであったことから、当時は赤れんが造りの紡績工場が多く建てられたのだという。そんな工場の一つをリノベーションして現代に残すのが、多目的スペースの「ロジカ(ROJICA)」だ。

もともとは、東南アジアを中心とした国々の雑貨や家具を扱う店としてスタート。現在は、現地で買い付けた商品の販売をするショップ、自慢のランチやスイーツを提供するカフェ、コンサートや絵画展などで利用できるイベント会場の3軸で、地域のにぎわいを生み出している。

約50人を収容できる空間は、広々としつつもどこか落ち着く雰囲気。高い天井には工場時代に使われていた滑車が残っており、当時の趣も随所に感じられる。スイーツ好きであれば、自家製ケーキは必食。特に「クリームチーズブラウニー」は甘さ控えめで、食後にもぴったりの一品だ。

  • Osaka

日本で唯一のワタリガニ専門店。大きくて新鮮なワタリガニを堪能するには、コースがおすすめだ。サラダに塩焼き、カニ飯など、その魅力を全方位から楽しめる。職人技を施した一皿一皿は、ワタリガニのイメージを覆してくれるだろう。酒好きなら「カニ酒」もぜひ試したい。

 完全予約制なので、公式ウェブサイトから予約してから訪ねてほしい。

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たった5匹の「それ」を獲るのにかかる時間は約10時間。その上、店では生きているものしか使わず、非常に繊細なため扱いが難しい。それでも2代目の大将が続けてきたのは「自分がやめれば、一つの食文化が途絶えてしまう」から。ここは日本で唯一のワタリガニ専門店「割烹 松屋」だ。

ワタリガニ=小さなカニといったイメージを持つ人が多いかもしれないが、松屋の水槽に鎮座しているのは、えりすぐられた大きなものばかり。この立派で新鮮なワタリガニを堪能するには、コースがおすすめだ。「雅コース」(3万7,950円、税込み)は突き出しに始まり、刺し身、「ほぐし身サラダ」「塩焼」「酒蒸し」、そして「カニ飯」に「冷し」と、その魅力を全方位から楽しむことができる。

ほぐし身サラダで使用されるのは、25種類以上もの野菜。トマトのエスプーマ、土佐酢のジュレがあしらわれた姿は色彩も豊かだ。一口食べるごとにほぐし身との新たなハーモニーが生まれ、最後まで感動が続く逸品である。

また、塩焼も必食だ。香ばしさに包まれながら、静岡県産の天然粗塩が引き出したわたりがにの濃厚な甘みに舌鼓を打つ、まさに至福の時。酒好きなら、最もだしが出る部分を追求し生み出すのに4年かかったという「カニ酒」もぜひ試したい。

伝統と革新の絶妙なバランスは、ひとえに大将のたゆまぬ努力ゆえ。「最近は20代の若いお客さんが増えてきている」というのにも深く納得だ。完全予約制なので事前の電話は忘れずに。

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  • 日本料理
  • Osaka

西鳥取漁港近くにある、漁師の妻が営む「漁師の家庭料理」が食べられる店。おすすめはホワイトボードに書かれた魚から好きなものが選べる「おまかせ名倉定食(昼のみ)」で、捕れたての魚のおいしさが存分に味わえる。

 ディナーは完全予約制なので、予約してから訪ねてほしい。

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西鳥取漁港近くにある「漁師の家庭料理」が食べられる店。店主は漁師の妻で、さまざまな理由によって出荷に至らずに余ってしまった魚介類を「みんなに食べてもらうのが一番いい」と思い立って、2017年に家族経営で同店をオープンした。現在では、遠方からわざわざ訪れる客も増えるほどの人気店だ。

おすすめは、好きな季節の魚が選べる「おまかせ名倉定食」(1,320円から、税込み)。取材時のホワイトボードにはタイやハマチ、ホウボウなど7種類の魚の名前が並ぶ。運ばれてきたタイの煮付けは身がしっかりとしていて、かむほどにうま味あふれる逸品。れたての魚はこんなにおいしいのかと、目玉から尻尾の際まで箸が進むこと必至である。

このほか注目したいのが、味噌汁や副菜に登場する地元の養殖ワカメ。しっかりとした歯応えに豊かな潮の香りを携えた存在感は主役級だ。

「海老フライ定食」などのフライ、「穴玉丼定食」といった丼ものも充実している。いずれも魅力的過ぎて、オーダーに頭を悩ませる客の姿もチラホラ。「メニューを制覇しようと、来るたびに1種類ずつ食べる地元の人もいらっしゃるんですよ」と店主は語る。遠方からでも全制覇できるよう、いつまでも続いてほしい一軒だ。

※ディナーは当日14時までの完全予約制

  • カフェ・喫茶店
  • Osaka

十二谷池のほとりで、四季の移ろいを感じながら食事ができるカフェレストラン。ヘルシーながらも大満足のランチのほか、自家製スイーツも充実している。

ベストシーズンは、新緑の美しい初夏と黄金色の秋。池の水面に落ちる雨音が心地よい雨の日も、またいい。

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  • 寿司
  • Osaka

大きないけすがあり、漁港町ならではの風情の中で食事が楽しめる人気の寿司店。120人までの宴会が可能で、地元で捕れた旬の魚の握りをはじめ、注文が入ってからハモやフグをさばくコース料理などもある。店主の母から受け継がれた「鱧押し寿司」(要予約)は必食だ。

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