「Yoshimi Arts」で、佐藤克久による個展「い - い え」が開催。ロール状のキャンバスに描かれた絵画を切り抜き、裏打ちを施して家型へと展開した新作『い-い え』を発表する。
佐藤は、絵画を構成する要素やそれを取り巻く制度的枠組みを解体し、軽やかかつ知的な手つきによって再構成することで、多様な形態へと変換してきた。その作品群は、既存の絵画観を揺さぶりながらも、なお「絵画」として知覚される独自の感覚を伴っている。
本展タイトル「い - い え」には、「いいえ」という否定の言葉、「良い絵」という響き、そして暮らしの場としての「いい家」といった複数の意味が重ねられている。
会場では、新作『い-い え』のほか、ステイニングなどによって描かれたキャンバスに切れ目や穴を加え、それらをつなぎ留めることで構成した立体作品『とりもなおさず』や、パネルに貼られたキャンバスを切断し、再びビスで固定した『いんきち』も展示。支持体や構造といった絵画を成立させる要素へ介入することで、平面と立体、絵画とオブジェクトの境界を横断しながら、絵画の在り方を問い直している。
※12〜19時(日曜は17時まで)/休廊日は月・火曜/入場は無料



