「クリスタ長堀」の「滝の広場」で、「SUCHSIZE ~Osaka Art & Design 2026 at Crysta Nagahori~」の一環として、大西伸明による「Re-Mirroring Matter」が開催。日常にありふれた「モノ」を「型どる」ことで、その存在を改めて立ち上がらせる作品群を紹介する。
大西は、身近な物体の表面を樹脂の皮膜として剥ぎ取り、再び立体として再構築する独自の手法で知られる。精巧な彩色と、あえて露出させた樹脂の透明な質感との対比によって、鑑賞者の認識の境界を揺さぶる。これまでには、ミニクーパーやテトラポットといった大型作品から、さびたくぎや枯れ枝、ツバキの葉といった小さなモチーフまで、スケールを横断しながら日常の風景を作品へと変容させてきた。
会場には、滝を借景にした電球の作品をはじめ、広場に点在するさまざまなモノたちが並ぶ。その多くはクリスタ長堀で実際に販売されている商品のようにも見えるが、透明な樹脂の内部に目を凝らすと、風景は別の姿を見せる。電球の中に映り込む「逆流する滝」のように、無意識のうちに見過ごしてきた現実を映し返すのだ。
※11〜21時/入場は無料


