「梅軒画廊」で、グループ展「いつかかっこうの飛んで行ったと思った遠くのそら」が開催される。森に住まう動物や木々をモチーフに、永沢碧衣、三瓶祐治、merinoという3人の作家が、それぞれの視点から「人と自然の関係性」を表現する。
永沢は、東北に根付く狩猟文化やマタギ文化との関わりを背景に、人・生物・自然の循環や記憶をテーマに制作。近年は自身も狩猟免許を取得し、動物の身体から得られる膠(にかわ)や顔料など、素材制作にも取り組んでいる。
三瓶は、陶土・流木・漂流物・古材・植物など多様な素材を用い、仏像や動物を主なモチーフに作品を制作。時間を経たものに宿る静けさや陰影、存在の気配をすくい取るような造形を探求している。そしてmerinoは、エヴァ・ホフマン(Eva Hoffman)の『時間』や『ハリー・ポッター ふくろう通信 VOL.3』の装丁・挿絵などを手がける。
宮沢賢治『セロ弾きのゴーシュ』に描かれる自然との関わりから着想を得た本展。遠くの空さえかすむ日常の中に、緑風のような感覚と新たな美の発見をもたらすかもしれない。
※10時30分~18時(27日は17時まで)/休廊日は17・24日/入場は無料

