「阪急うめだ本店 Contemporary Art Gallery」で、現代アーティストの京森康平による個展「EXPRESSION “M”」が開催される。本展では「M=Majesty(威厳)」をテーマに、王族や権力者を想起させる人物像をモチーフとした新作を中心に紹介する。
京森は、過疎地域で酪農を営む家庭に生まれ育ち、人口減少が進む地方と都市への一極集中という構造的な非対称性を体感してきた。その経験を背景に、現代におけるアイデンティティと視覚表現の関係を探求。宗教美術や歴史的装飾文化を参照しながら、鮮やかな色彩と緻密な構成、独自の素材表現を組み合わせ、強い視覚性を持つ作品を生み出している。
本展では、勲章や刺青、宝飾、刀剣といった象徴的モチーフをまとった作品が並ぶ。装飾によって拡張された身体を思わせるイメージは、歴史の中で形成されてきた権威や力の構造を、現代的な視覚言語として再構成したものだ。鮮烈な色彩と装飾性が強い引力を生む一方で、その奥には人間の欲望や社会構造への問いが潜んでいる。
京森の代表的な表現を通して、装飾が持つ力とその意味を改めて提示する本展。強い存在感を放つ作品群を会場で体感してほしい。
※10〜20時(5月18日は17時まで)/入場無料




