イッセイ ミヤケが手がけるメンズブランド「IM MEN」による2026年春夏コレクション「DANCING TEXTURE」は、陶芸家・加守田章二(1933~1983年)の作品から着想を得て誕生した。「ISSEY MIYAKE KYOTO | KURA」では、加守田が行った工程の反復や、大胆さと繊細さを併せ持つ仕上げを衣服作りの手法で具現化したシリーズ「ELEMENTS」を紹介する。
伝統工芸の枠組みや既存の作陶のルールにとらわれず、自由で前向きな姿勢で自身の造形美を追求した加守田。その作品との出合いが、IM MENのデザインチームに「この陶器を衣服として着てみたい」という着想をもたらした。
加守田作品の既存の構造から解放されたフォルム、奥行きのあるテクスチャー、手間を重ねて生み出されるディテール。IM MENは、土と布という異なる素材の間を往還しながら、作品が放つエネルギーを衣服表現へと昇華した。
加守田は作陶において、一度釉薬(ゆうやく)をかけて焼成したものを、あえて削りはがす手法を多用する。既存の技法であっても、自身の解釈と自由な発想の下に工程を重ねることで、独自の土の表情と複雑な造形を導き出している。
会場で、ぜひその世界観に触れてほしい。
※11〜20時/入場は無料



