フランス北西部のブルターニュ地方発祥の、本場のガレットとクレープを食べられる店。パリ市内をはじめ、都内および横浜や名古屋にも店舗がある。
ガレットとは、そば粉で作るクレープのことで、香ばしく焼き上げた外皮のカリカリ感と、もちっとした弾力、そしてふんわり感じる素朴な風味が特徴的だ。卵やハム、サーモン、チーズなどの食材をはさんで、食事として食べる。カフェメニューのようだが、具材のボリューム感と合わせ、生地に噛みごたえがあり意外に腹にたまる。ランチにもぴったりだ。
また同店ではデザートメニューとして、小麦粉で作る定番のクレープも提供。リンゴやバター、チョコレート、アイスクリームをはさんで食べる。こちらもボリューム満点。
クレープには『はちみつ(青森県産りんご)とレモン』『ラム酒風味のマロンクリーム、 ヴァニラアイス』『ショコラ バナーヌ(キャラメリゼしたバナナとチョコレート)』など魅惑的なメニューが並び、食事用ガレットも含め、注文に悩んでしまうだろう。
またブルターニュ地方はリンゴの発泡酒「シードル」の名醸地。同店ではガレットとクレープと相性のよいシードルも、ランチタイムからオーダー可能だ。
これも昼に飲むべきか悩んでしまうが、ガレットとシードルのベストペアリングも、店を訪れたらぜひ試してほしい。
テキスト:浅野 陽子(フードライター)