宇宙村
Photo:Keisuke Tanigawa宇宙村

ローカルレジェンド#18 宇宙村オーナー 景山八郎

ローカルレジェンドシリーズ

Mari Hiratsuka
テキスト:
Mari Hiratsuka
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「私は宇宙人とのハーフなんです」と、隕石ショップ宇宙村のオーナー景山八郎(かげやまはちろう)は話し始めた。景山は6歳のころ、天の川が無数の星からできているということに感銘を受け、星と宇宙の神秘に引き込まれる。それ以来、宇宙に関する数多くの功績を残してきた。

18歳でロケットを自作し、鳥取県栄港市で天文学者として、天体の発見、天文教室の開催など、活動的な日々を過ごしてきた。数々の国際イベントにも参加し、22歳の時には国際地球観測年(1957年1月1日から1958年12月31日まで続いた、国際科学研究プロジェクト)の人工衛星観測班主任を務めたそう。

 宇宙村の店内

店に足を踏み入れると、水晶や隕石、菩薩(ぼさつ)像などが所狭しと並べられたカオスな光景が飛び込んでくる。そして、景山の隣の席をすすめられ、隕石を持たされ、どれだけパワーがあるのかに耳を傾けることに…

メディアにもしばしば登場し、変わり者として紹介されている景山。宇宙村を設立したきっかけを尋ねると、「58歳のときに、隕石に人間の望みをかなえる力があるのを発見したから」だという。以降、世界中で発見された隕石を収集し、店を営むかたわら研究を続けている。

静岡県下田市に城を所有し(隕石をテーマにした美術館として営業していた)、弟子が横浜中華街や東京スカイツリーの近くで支店を営業しているなど、隕石ビジネスも行う景山。成功の秘訣を尋ねると、落ち着きのある口調で「諦めないで努力することだよ。怠けちゃいけないよ」と力をこめた。

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